三麻の役について解説!三麻での役のポイントや出現確率を徹底解説!
三人麻雀=三麻(さんま)では、四人麻雀とは対戦人数が異なるだけではなく、使用する牌などの基本的なルールも異なります。
特に、使用牌が異なるという点に関しては、役の出現確率にも影響を与えるため把握しておく必要があるでしょう。
そこで今回は三麻の役について、出現確率やポイントについて解説していきます。
三麻の役について
三麻と四麻ではルールが異なるのですが、役に関して影響を与える部分については以下の点が該当します。
- 萬子の「2~8」を除外して対局を行う
- チーができない
萬子は1,9しか使わないため、三色同順のように萬子・筒子・索子で同じ数字の順子を作る役は実現できません。
その他にも、萬子・筒子・索子の2~8のみで面子を作るタンヤオや、萬子・筒子・索子で同じ数字の刻子を揃える三色同順は四麻よりも作りやすくなっています。
逆に、牌の種類が少ないことで作りやすくなる役も存在します。
萬子・筒子・索子のいずれか1種類+字牌で面子を作る混一色は特に出現確率が跳ね上がりますし、国士無双や緑一色といった役満の出やすくなります。
三麻では基本ルールの特性に応じて出やすい役/出にくい役を頭に入れた上で対局を行いましょう。
三麻の1翻役
役名 | 出現確率 | |
---|---|---|
三麻 | 四麻 | |
立直(リーチ) | 47.7% | 43% |
門前清自摸和(メンゼンツモ) | 28.4% | 18% |
平和(ピンフ) | 15.1% | 20% |
断么九(タンヤオ) | 7.3% | 21% |
一盃口(イーペーコー) | 8.05% | 4.5% |
一発(イッパツ) | 10% | 10% |
嶺上開花(リンシャンカイホウ) | 2.15% | 0.25% |
槍槓(チャンカン) | 0.044% | 0.059% |
海底撈月(ハイテイラオユエ) | 0.44% | 0.35% |
河底撈魚(ホウテイラオユイ) | 0.39% | 0.5% |
1翻の役一覧と出現確率は上記の通りです。
では、それぞれの役のポイントについてみていきましょう。
立直(リーチ)
- 立直(リーチ)初心者必修!
リーチ棒(1,000点棒)を供託として卓の中央に置くテンパイの形待ち- 1翻
門前役
三麻:47.7%
四麻:43%門前でテンパイの形(あと1枚揃えばアガりの形が揃う状態)になっている場合、リーチと宣言して1,000点棒を場に出すことで成立。リーチの宣言後は手牌を入れ替えることが出来なくなります。リーチをしてアガると裏ドラをめくることが出来ます。
三麻でのポイント
三麻と四麻で出現確率は同程度ですが、牌の種類が少なく聴牌になりやすいため出現確率が少し高いです。三麻においても立直(リーチ)を基本線に狙いながら対局を進めていくといいでしょう。
門前清自摸和(メンゼンツモ)
- 門前清自摸和(メンゼンチンツモ) 初心者必修!
- テンパイの形ツモ
- 1翻
門前役
三麻:28.4%
四麻:18%門前(メンゼン=鳴いていない状態)で、ツモあがりした場合に付く役。通称「メンゼンツモ」。
三麻でのポイント
三麻だと牌の種類が少ない影響で出現確率が大きく上がります。出現確率がかなり高いので、捨て牌の自由度を確保しておきたい場合などは立直(リーチ)と使い分けてみるといいでしょう。
平和(ピンフ)
- 平和(ピンフ)初心者必修!
- 順子のみ両面待ち雀頭アガリ
- 1翻
門前役
三麻:15.1%
四麻:20%4面子を順子のみで作る。アタマは役牌以外、待ちは両面待ちでなければならない。
三麻でのポイント
三麻だと門前限定で成立するルールが採用されることがあります。チーができない上に萬子もない中で順子系の役を成立させるのは難しくなるため、出現確率は四麻よりも下がります。
断么九(タンヤオ)
- 断么九(タンヤオチュー)初心者必修!
- 中張牌(チュンチャンパイ = 数牌の2~8)のみ雀頭
- 1翻
鳴きOK
三麻:7.3%
四麻:21%中張牌(チュンチャンパイ = 数牌の2~8)のみを使って手牌を完成させた場合に成立する。面子は刻子でも順子でも良い。
一般的には鳴いても成立するが、門前(メンゼン)のみとするルールを採用する場合もあり。三麻でのポイント
断么九(タンヤオ)は、2~8の牌で面子を作るという特性上、萬子の2~8が抜けている三麻では出現確率が極端に落ちてしまいます。四麻だと20%程度の出現確率ですが、三麻では7%程度まで落ちるため積極的に狙う必要はないでしょう。
一盃口(イーペーコー)
- 一盃口(イーペイコー)
- 同じ順子を2組アガリの形
- 1翻
門前役
三麻:8.05%
四麻:0.43%全く同じ順子を2面子を作る。
三麻でのポイント
一盃口(イーペーコー)の出現確率は8%程度で、四麻と比較して作りやすい役に分類されます。牌の種類が少ないことによって作りやすさが向上している役となっています。
一発(イッパツ)
- 一発(イッパツ)初心者必修!
- テンパイの形待ち
- 1翻
門前役
三麻:10.2%
四麻:9.3%立直(リーチ)を宣言した後、一巡目までにツモまたはロンでアガった場合に成立する役。ただし、一巡以内に鳴き(ポン、チー、カン)が入ると成立しません。
三麻でのポイント
一発(イッパツ)については、三麻と四麻で出現確率はそこまで変わりません。三麻での出現確率は10%程度なのですが、特に意識して狙うような役ではないでしょう。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
- 嶺上開花(リンシャンカイホウ)
- テンパイの形カン嶺上牌
- 1翻
鳴きOK
三麻:2.15%
四麻:0.33%カンをしたときに牌山から補填する嶺上牌(リンシャンハイ)でアガると成立。
三麻でのポイント
嶺上開花(リンシャンカイホウ)については、四麻と比較して三麻では出現確率が0.3%から2%程度に上がるのですが、偶然できるような役なので積極的に狙うものではありません。
槍槓(チャンカン)
- 槍槓(チャンカン)
- テンパイの形加槓の牌
- 1翻
鳴きOK
三麻:0.044%
四麻:0.059%他のプレーヤーが加槓(カカン)した際、その牌(カカンで晒された牌)でロンが可能で、この役が成立。
三麻でのポイント
槍槓(チャンカン)は、他家が加槓した牌でロンすることで成立する役です。そもそもの出現確率が低い上に、三麻だと四麻に比べて出現確率が若干下がるため、意識して狙う役とは言えないでしょう。
海底撈月(ハイテイラオユエ)
- 海底撈月(ハイテイラオユエ / ハイテイツモ)
- テンパイの形海底
- 1翻
鳴きOK
三麻:0.44%
四麻:0.35%牌山からツモることができる最後の牌を海底(ハイテイ)といい、その海底牌をツモしてアガると成立。海底摸月(ハイテイモーユエ)とも呼びます。
三麻でのポイント
三麻では出現確率が若干上がります。リーチをしているプレイヤーに最後の牌を渡さないために鳴いて順番をズラすというテクニックもあります。
河底撈魚(ホウテイラオユイ)
- 河底撈魚(ホウテイラオユイ / ハイテイロン)
- テンパイの形河底
- 1翻
鳴きOK
三麻:0.39%
四麻:0.5%牌山からツモることができる最後の牌を海底(ハイテイ)といい、その海底牌をツモしたプレーヤーが捨てた牌でロンをすると成立。正式にはホウテイですが、ハイテイツモとのセットでハイテイロンと呼ばれる事が多い。
三麻でのポイント
河底撈魚とは異なり、三麻では出現確率が若干下がります。いずれにせよ、偶然役なのでこの役を狙って出すことはありません。
三麻の2翻役
役名 | 出現確率 | |
---|---|---|
三麻 | 四麻 | |
ダブル立直(ダブルリーチ) | 0.2% | 0.2% |
七対子(チートイツ) | 4.23% | 2.5% |
対々和(トイトイホー) | 4.69% | 3.2% |
三暗刻(サンアンコウ) | 1.89% | 0.67% |
一気通貫(イッキツウカン) | 2.56% | 1.7% |
三色同刻(サンショクドウコウ) | 0.037% | 0.04% |
混老頭(ホンロウトウ) | 0.21% | 0.06% |
混全帯么九(チャンタ) | 0.95% | 1.0% |
小三元(ショウサンゲン) | 0.27% | 0.13% |
三槓子(サンカンツ) | 0.013% | 0.0049% |
三風(サンプウ) | 不明 | なし |
三連刻(サンレンコウ) | 不明 | なし |
2翻の役一覧と出現確率は上記の通りです。
では、それぞれの役のポイントについてみていきましょう。
ダブル立直(ダブルリーチ)
- ダブル立直(ダブルリーチ)
- テンパイの形待ち
- 2翻
門前役
三麻:0.2%
四麻:0.2%1巡目の捨牌でリーチをかけると成立。ただし、それまでに副露(ポン、チー、カン)があった場合は成立しない。
三麻でのポイント
三麻でも出現率はほぼ同じです。四麻であっても三麻であっても、チャンスがあったらリーチを仕掛けるのがおすすめです。
七対子(チートイツ)
- 七対子(チートイツ)初心者必修!
- 対子を7種類揃える
- 2翻
門前役
三麻:4.23%
四麻:2.5%対子(2枚組)を7種類揃える。一般的には同牌が4枚ある場合(など)は、対子は6種類とカウントされるので、七対子は成立しない。
三麻でのポイント
三麻だと牌の種類が少なくなるため、四麻よりも出現確率が上がります。単騎待ちになるという弱点もありますが、捨て牌がランダムで読みにくいのが特徴です。
対々和(トイトイホー/トイトイ)
- 対々和 (トイトイホー/トイトイ)
- 全ての面子を刻子で雀頭鳴きOK
- 2翻
鳴きOK
三麻:4.69%
四麻:3.2%/span>4つの面子を全て刻子で揃える。3面子が暗刻の場合は三暗刻、4面子が暗刻の場合は四暗刻となります。
三麻でのポイント
四麻と比較して出現確率は若干あがります。萬子がなく順子が作りにくい三麻ですが、刻子については関係ないので積極的に狙うといいでしょう。
三暗刻(サンアンコウ)
- 三暗刻 (サンアンコウ)
- 暗刻を3面子雀頭面子は鳴きOK
- 2翻
鳴きOK(暗刻以外の1面子のみ)
三麻:1.89%
四麻:0.67%/span>3つの面子を暗刻で揃える。残りの1面子だけは鳴いても良い。ロンで揃えた刻子は明刻として扱われるので要注意。
三麻でのポイント
四麻と比較して三麻になると出現確率が上がります。ただし、出現率の割には2翻なのでそれほど効率の良い役とは言えないです。
一気通貫(イッキツウカン)
- 一気通貫 (イッキツウカン/イッツー)
- 同じ種類で1~9までを揃えるアガリの形
- 2翻
喰下り1翻
三麻:2.56%
四麻:1.7%萬子、筒子、索子のいずれか1種類で<123><456><789>の3つの順子(シュンツ)を揃える。
三麻でのポイント
三麻では萬子の2~8が使われないので、自然と作れるのは筒子または索子に限られます。
三色同刻(サンショクドウコウ)
- 三色同刻(サンショクドウコウ)
- 萬子、索子、筒子で同じ数字の刻子アガリの形
- 2翻
鳴きOK
三麻:0.037%
四麻:0.044%3種類(萬子、索子、筒子)の全てで同じ数字の刻子を作る。
三麻でのポイント
麻では萬子の2~8が使われないため作るのは非常に難しくなります。2翻役の中でも出現確率が低い役なので無理に狙う必要はありません。
混老頭(ホンロウトウ)
- 混老頭(ホンロウトウ)
- 全ての面子とアタマを一九牌または字牌で揃える。鳴きOK
- 2翻/実質4翻
鳴きOK
三麻:0.21%
四麻:0.09%一九牌と字牌のみで全ての面子とアタマを揃える。必ずトイトイまたはチートイツと複合するので、実質4翻になります。
三麻でのポイント
三麻では混老頭(ホンロウトウ)において不要な萬子の2~8がない分、四麻よりも格段に出現率が高くなっています。
混全帯幺九(ホンチャンタイヤオチュウ / チャンタ)
- 混全帯幺九(ホンチャンタイヤオチュウ / チャンタ)
- 全ての面子とアタマに一九牌または字牌を絡ませる。
- 2翻
喰下り1翻
三麻:0.95%
四麻:1.0%全ての面子(メンツ)と雀頭(ジャントウ=頭)に1・9・字牌(=ヤオチュウハイ)を絡ませると成立。
三麻でのポイント
三麻では萬子だと1,9の刻子でしか面子を揃えられないため、出現確率は四麻と比べて若干ですが低くなります。
小三元(ショウサンゲン)
- 小三元 (ショウサンゲン)
- 雀頭と2面子を三元牌でアガリの形鳴きOK
- 2翻/実質4翻
鳴きOK
三麻:0.27%
四麻:0.13%三元牌(白・發・中)のいずれかをアタマとし、残り2つを刻子か槓子で揃える。必ず役牌2つと複合するので、実質4翻になります。
三麻でのポイント
三元牌がメインとなる役ですが、四麻よりも三麻の方が出現率がやや上がります。とは言え、難易度の割には点数が低いので、大三元狙いが崩れて切り替える際に狙うくらいが良いでしょう。
三槓子(サンカンツ)
- 三槓子(サンカンツ)
- アガリの形カンカンカン
- 2翻
鳴きOK
三麻:0.013%
四麻:0.0049%槓(カン)を3回行い、3つの槓子を揃える。暗槓、明槓は問いません。
三麻でのポイント
三麻では大幅に出現率が上がるものの、そもそもの出現確率が低いのでコスパがあまり高くない役と言えるでしょう。
三風刻(サンプウコウ)※ローカル役
- 三風刻(サンプウコウ)
- 風牌を刻子で雀頭鳴きOK
- 2翻
鳴きOK
三麻:不明
四麻:なし三風刻(サンプウコウ)は、風牌4種のうち3種類で刻子を作った場合に成立する役です。三麻でのみ採用する特殊な役で、配牌時に字牌が多い場合に狙うといいでしょう
三連刻(サンレンコウ)※ローカル役
- 三連刻(サンレンコウ)
- 数字が連続した刻子雀頭鳴きOK
- 2翻
鳴きOK
三麻:不明
四麻:なし三連刻(サンレンコウ)は、連続する3つの刻子を作って成立する三麻特有の役です。2翻しかないので狙うなら3翻の二盃口(リャンペーコー)の方がおすすめです。
三麻の3翻役
役名 | 出現確率 | |
---|---|---|
三麻 | 四麻 | |
混一色(ホンイーソー) | 13.1% | 0.59% |
純全帯么九(ジュンチャン) | 0.153% | 0.3% |
二盃口(リャンペーコー) | 0.16% | 0.044% |
3翻の役一覧と出現確率は上記の通りです。
では、それぞれの役のポイントについてみていきましょう。
混一色(ホンイーソー/ホンイツ)
- 混一色(ホンイーソー/ホンイツ)初心者必修!
- 数牌のどれか1種類と字牌で揃える3翻
喰下り2翻
三麻:13.1%
四麻:0.59%萬子、筒子、索子のどれか1種類と字牌で面子と雀頭を作る。
三麻でのポイント
混一色(ホンイーソー)は、萬子がほとんどない三麻においては出現確率が跳ね上がる役の1つです。3翻役で13%という出現確率なので非常にコスパの高い役なので、この役を軸に対局を進めていくといいでしょう。
純全帯幺九(ジュンチャンタイヤオチュウ)
- 純全帯幺九(ジュンチャンタイヤオチュウ)
- 全ての面子と雀頭に一九牌を絡ませる3翻
喰下り2翻
三麻:0.153%
四麻:0.3%全ての面子と雀頭に一九牌を絡ませる。
三麻でのポイント
純全帯么九(ジュンチャン)は、面子と頭や1、9牌を含む形で作るため、チャンタと同様に萬子では1、9の刻子でしか面子を揃えられないので、三麻だと出現確率が下がります。
二盃口(リャンペイコウ)
- 二盃口(リャンペイコウ)
- 同じ順子を2組同じ順子を2組雀頭
- 3翻
門前役
三麻:0.16%
四麻:0.044%同種の牌で同じ順序の順子を2面子×2を作る。一盃口(イーペイコウ)が2つ出来た状態。
三麻でのポイント
二盃口(リャンペーコー)は、一盃口と同様に三麻だと出現確率が上がるため、手牌によっては積極的に狙っていける役と言えるでしょう。
三麻の6翻役
役名 出現確率 三麻 四麻 清一色(チンイーソー) 2.03% 0.85% 小車輪(ショウシャリン) 不明 なし 6翻の役一覧と出現確率は上記の通りです。
では、それぞれの役のポイントについてみていきましょう。
清一色 (チンイーソー/チンイツ)
- 清一色 (チンイーソー/チンイツ)
- 数牌のどれか1種類と字牌で揃える6翻
喰下り5翻
三麻:0.16%
四麻:0.044%萬子、筒子、索子のどれか1種類で面子とアタマを作る。
三麻でのポイント
清一色(チンイーソー)は、混一色ほどではありませんが萬子の2~8がない影響で、三麻の方が出現確率が高くなります。混一色狙いをベースに鳴きも含めながら清一色へのランクアップを視野に入れてみてください。
小車輪(ショウシャリン)※ローカル役
- 小車輪(ショウシャリン)
- 数牌のどれか1種類と字牌を対子で6翻
門前役
三麻:不明
四麻:なし萬子、筒子、索子のどれか1種類+字牌を対子のみで揃える。筒子のみ七対子という条件があったり、ルールが定まっていないので、要確認です。
三麻でのポイント
七対子と混一色を同時に成立させる役です。それぞれの合計は5翻ですが小車輪は6翻として扱います。三麻では混一色の出現確率が高いので十分に狙える役と言えます。
三麻の役満
役名 出現確率 三麻 四麻 天和(テンホー) 0.001% 0.00038% 地和(チーホー) 0.0009% 0.00088% 人和(レンホー) 不明 不明 国士無双(コクシムソウ) 0.24% 0.037% 大三元(ダイサンゲン) 0.099% 0.033% 四暗刻(スーアンコウ) 0.18% 0.042% 字一色(ツーイーソー) 0.017% 0.0057% 小四喜(ショースーシー) 0.013% 0.01% 緑一色(リューイーソー) 0.0089% 0.0018% 九蓮宝燈(チューレンポートウ) 0.0068% 0.00095% 清老頭(チンロウトウ) 0.0066% 0.0013% 四槓子(スーカンツ) 0.00011% 0.0013% 大四喜(ダイスーシー) 0.0009% 0.0005% 大車輪(ダイシャリン) 不明 不明 四連刻(スーレンコー) 不明 不明 流し役満 不明 不明 萬混(マンホン) 不明 不明 役満の役一覧と出現確率は上記の通りです。
では、それぞれの役のポイントについてみていきましょう。
天和(テンホー)
- 天和(テンホー)
- 配牌の時点で4面子1雀頭または七対子の形
- 役満
門前役
三麻:0.001%
四麻:0.00038%親が配牌の時点で既にアガりの形が出来ていると成立。
三麻でのポイント
牌の種類が少ない三麻では少しだけ出現確率が高くなっていますが、それでもかなりレアな役です。
地和(チーホー)
- 地和(チーホー)
- 第一ツモで4面子1雀頭または七対子の形第一ツモ
- 役満
門前役
三麻:0.00088%
四麻:0.0009%子が配牌で既にテンパイし、第一ツモでアガりの形が完成すると成立。ただし、第一ツモの前に他家が副露(フーロ=ポン、チー、カン)をすると成立しない。
三麻でのポイント
四麻と三麻で出現確率はあまり変わりません。
人和(レンホー)
- 人和(レンホー)
- 第一ツモで4面子1雀頭または七対子の形第一ツモ
- 役満
門前役
三麻:不明
四麻:不明子が配牌で既にテンパイし、第一ツモの前にロンアガりをすると成立。ただし、ロンの前に他家が副露(フーロ=ポン、チー、カン)をすると成立しない。
三麻でのポイント
四麻と三麻で出現確率はあまり変わりません。
国士無双(コクシムソウ)
- 国士無双(コクシムソウ)
- 一九字牌を1枚ずつ揃える雀頭役満
門前役
三麻:0.24%
四麻:0.037%一九字牌を1枚ずつ全て揃えて、更にその中のどれでも良いので1種類だけ2枚揃える。
三麻でのポイント
萬子の2~8がない三麻においては、2翻役の混老頭よりも出現率が高くなる狙い目の役満です。
大三元(ダイサンゲン)
- 大三元(ダイサンゲン)
- 三元牌で三面子を作るアガリの形鳴きOK役満
鳴きOK
三麻:0.099%
四麻:0.033%三元牌(白・發・中)の全てを刻子もしくは槓子で揃える。
三麻でのポイント
大三元(ダイサンゲン)は、四麻と比較して牌の種類が少なく、プレイヤー数が1人少ない三麻において出現確率が若干高くなります。
四暗刻(スーアンコウ)
- 四暗刻(スーアンコウ)
- 暗刻のみで4面子を揃える雀頭役満
門前役
三麻:0.18%
四麻:0.042%4つの面子を全て暗刻で揃える。シャボ待ちでロンをした場合はアガり牌で作られる面子は明刻として扱われるので、四暗刻は成立しません。
三麻でのポイント
三麻では出現率がぐんと上がり、国士無双につぐ出現率となっています。
字一色(ツウイーソウ)
- 字一色(ツウイーソウ)
- 字牌のみを揃える鳴きOK役満
鳴きOK
三麻:0.017%
四麻:0.0057%字牌のみで全ての面子とアタマを揃える。
三麻でのポイント
三麻では出現率がかなり上がりますが、それでもかなり難易度は高いです。
小四喜(ショウスーシー)
- 小四喜(ショウスーシー)
- 面子アタマと3面子を風牌で揃える鳴きOK
- 役満
鳴きOK
三麻:0.013%
四麻:0.01%風牌(東・南・西・北)のいずれかをアタマとし、残り3つを刻子で揃える。
三麻でのポイント
出現確率は四麻と比較してもそこまで変わらない、高難易度の役です。
緑一色(リューイーソウ)
- 緑一色(リューイーソウ)
- 緑色の牌のみを揃える鳴きOK
- 役満
鳴きOK
三麻:0.0089%
四麻:0.0018%緑色の牌のみで全ての面子を揃える。
緑色の牌一覧
全ての牌を使用する必要は無いが、は必ず含まなければならないというローカルルールもあるので注意。
三麻でのポイント
出現確率は四麻よりもぐんと上がりますが、高難易度であることは変わりません。
九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
- 九蓮宝燈(チューレンポウトウ)
- 数牌1種類で「1112345678999+X」を作るX
- 役満
門前役
三麻:0.0068%
四麻:0.00095%萬子・筒子・索子のどれか一種類で「1112345678999+X」のを揃える。Xは同種の数牌であれば数字は何でも良い。
三麻でのポイント
出現確率は四麻よりもぐんと上がりますが、高難易度であることは変わりません。
清老頭(チンロウトウ)
- 清老頭(チンロウトウ)
- 一九牌のみで揃える鳴きOK
- 役満
鳴きOK
三麻:0.0066%
四麻:0.0013%数牌の一九牌のみで全ての面子と雀頭を揃える。
三麻でのポイント
出現確率は四麻よりもぐんと上がりますが、高難易度であることは変わりません。
四槓子(スーカンツ)
- 四槓子(スーカンツ)
- 雀頭カンカンカンカン
- 役満
鳴きOK
三麻:0.00011%
四麻:0.0013%槓(カン)を4回行い、4つの槓子を揃える。暗槓、明槓は問わない。
三麻でのポイント
四槓子(スーカンツ)は、そもそもの出現確率が天和よりも低いほどの役満ですが、三麻ではさらに難易度が上がります。
大四喜(ダイスーシー)
- 大四喜(ダイスーシー)
- 雀頭4面子を風牌で揃える鳴きOK
- 役満
鳴きOK
三麻:0.0009%
四麻:0.0005%風牌(東・南・西・北)の全てを刻子で揃える。
三麻でのポイント
出現確率は四麻よりも上がりますが、高難易度であることは変わりません。
大車輪(ダイシャリン)※ローカル役
- 小車輪(ショウシャリン)
- 筒子の2~8を使用した対子のみ役満
門前役
三麻:不明
四麻:不明筒子の2~8をのみを使用した七対子の形。
三麻でのポイント
大車輪(ダイシャリン)は、清一色と七対子を合わせた役満です。清一色と七対子は三麻において相性の良い役なので、混一色や対対などを視野に入れながら狙うといいでしょう。
四連刻(スーレンコー)※ローカル役
- 四連刻(スーレンコー)
- 連番で刻子を4つ役満
鳴きOK
三麻:不明
四麻:不明四つの連続した同色の数字の刻子(コーツ=3枚一組の面子)で成立。雀頭も連番でなければならないというルールもあるので要確認。
三麻でのポイント
二盃口狙いからのランクアップで狙えるチャンスがあるでしょう。
流し役満 ※ローカル役
- 流し役満
- 役満
鳴きOK
三麻:不明
四麻:不明流し役満は、流局時に自分の捨て牌が全て么九牌(1、9、字牌)だった場合に成立。
三麻でのポイント
四麻では流し満貫ですが、三麻では役満となります。
萬混(マンホン)※ローカル役
- 萬混(マンホン)
- 萬子と字牌のみ役満
鳴きOK
三麻:13.1%
四麻:0.59%萬子でホンイツを作る。
三麻でのポイント
条件だけ見ると簡単そうだが、萬子の2~8を使わない三麻においては役満扱いとなります。
まとめ
三麻の役の出現確率やポイントについて解説しました。
使用する牌が異なることで役の出現確率が偏るため、作りやすい役をベースに手を作っていくといいでしょう。
また、四麻よりも役満が出やすいという特徴もあるので、積極的に大きな役を狙っていくのもおすすめです。
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