【ポンカス】とは(麻雀用語辞典)

【ポンカス】『鳴きに関する用語』
ポンカスとは他家がポンで鳴いた(副露)牌と同じ牌のことです。ポンで3枚使っているのでその牌は最後の1枚の牌となります。
ポンカスとは
ポンカスとは、麻雀の鳴きに関する用語で、他家がポンした牌と同じ最後の牌のことです。
ポンは同じ牌を3枚使用しているので、最後の1枚は刻子にすることができません。つまりまったく使えない牌となります。
ポンカスは他家がポンすることで刻子にすることができなくなった牌なので、一般的には字牌がポンカスとなります。
数牌は刻子にならなくても順子になるのでポンカスとは言いません。





がポンされていても、の順子にすることができます。
一方字牌の場合は順子にできません。
実際の手牌でみてみましょう。
他家












他家がをポンしています。
自分の手牌













自分の手牌にあるがポンカスです。
の重なりを期待して持っていましたが、他家からのポンが入りました。
自分ではまったく使えない牌となってしまったので、ポンカスと呼ばれます。
しかし、が使えないのは他家にとっても同じ事なので、安全牌として持っておくことも1つの方法です。
自分の手牌














巡目が進みイーシャンテンの状態からをツモり、テンパイとなりました。
ここから満を持してポンカス(安全牌)のを切ってリーチ!
無事だれからもをロンされずリーチすることができました。
このように、ポンカスは自分を含めてすべてのプレイヤーが使えない牌なので、安全にリーチできました。
ただし、完全に安全牌ということではありません。
ポンカスとなったは国士無双にあたる可能性は残っています。
他家の捨て牌をよく見て国士無双が疑われるような捨て牌であれば安全牌どころか逆に警戒度は上がるので気を付けましょう。
ポンカスでテンパイ
ポンカスを単騎待ちのテンパイとして使える場合とテンパイにならない場合があるので確認しましょう。
他家


自分の手牌













他家がをポンしていて自分が持っているはポンカスですが、の単騎待ちテンパイでもあります。
この場合は、がすでにない状態ですが形式テンパイとしてテンパイは認められます。
続いてポンカスでテンパイにならない形をみてみましょう。
自分の手牌












上記のように、他家ではなく自分でをポンしている形で、残り1枚ので単騎待ちのテンパイということは認められません。
ノーテン扱いとなるので、流局後に牌を晒さないように気を付けましょう。
ただし、の単騎テンパイとはなりませんが、をカンすることはできます。
この場合、はポンカスではなくカン材となります。
ポン のメリット
- 欲しい牌が 自摸(ツモ) 以外で手に入る
- 役 を作ったり アガる スピードがアップする
ポン のデメリット
- 自由に出来る手牌が少なくなり手詰まりを起こしやすく柔軟性がなくなる
- ポン した牌は盤面に公開するので自分の狙いが読まれやすい
- 同じ 役 でも鳴いて アガる と 翻(ハン) がさがる場合がある(点数が下がる=喰い下がり)
- リーチ、一発、裏ドラが無くなる
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