麻将とは?中国産まれの麻雀のご先祖様!
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麻将とは?中国産まれの麻雀のご先祖様!

麻将はなんと読むのでしょうか?マーショウ?いえ、違います。麻将と書いて、、、マージャンと読みます!麻雀を中国語で書くと麻将なのです。麻雀の生まれ故郷である中国の本場の麻将は、日本の麻雀とどう違うのでしょうか?

麻将とは

麻将とは前述した通り、中国の麻雀のことです。今や、アジア各国で広く楽しまれ、ヨーロッパやアメリカでも愛好家のいる麻雀の元祖ですね。

麻将は新しいゲーム?

歴史の長い中国の文化である麻将、さぞかし古い歴史があるのだろうと思いきや、実はその誕生は19世紀後半(1860年前後)と比較的新しいゲームなのです。その後、麻将の正式ルールとされる国際公式ルールが1998年に制定さました。とはいえ、その元となるゲームは古代中国から存在していましたので、ルーツを辿るとかなり長い歴史はあるようです。

ちなみに、将棋は奈良時代頃から(日本式で)、囲碁は2000年以上前から中国で遊ばれいると言われています。

当然、昔は今のようなユリア樹脂やアクリル製の牌などはなく、牌は動物の骨(主に牛骨)が使われていました。手作りの牛骨牌なら簡単にガン牌できそうですね(笑)

中国での人気

中国には「麻雀は傾国の遊戯」という言葉があります。これは、麻雀は国が滅びるほど夢中になって遊んでしまう面白いゲームという意味です。
こんな言葉があるくらいなので、現代の中国でも麻将は人気のゲームです。

ホテルには麻将部屋、街にはたくさんの雀荘、公園にも雀卓(流石に電動卓ではなく、石のテーブル)と、中国人にとって麻将は完全に生活の一部になっているようです。
2014年には、高温警報が発令された重慶市で、水上麻雀大会が開かれました。プールに卓を浮かべて水着で対局!なんとも中国らしい感じがします(笑)

麻雀と麻将の違い

細かいルールの違いを書くとキリがないので、と言うかそこまでは分からないので(笑)、ザックリと大きな違いをご紹介します。

牌が大きい

これは、中国の麻将に限らずですが、アジア各国で広まっているマージャン牌は、日本の牌よりもかなり大きいです。
もしかして、牌が大きいのはイカサマ対策なのでしょうか?ハッキリとは分かりませんが、中国では卓の周りを野次馬が囲んで見て、ワイワイするのが当たり前のようで、周囲の人が牌を見やすい大きさになってるとの話も聞きます。

牌が多い

日本の麻雀で使う34種136枚の牌加え、花牌と呼ばれる牌を8枚使います。

日本でも花牌を使うルールはありますが、一般的ではないですね。花牌は普通の牌と使い方が異なります。配牌までは同じですが、手牌に花牌がある場合、自分のツモ番で打牌の前に手牌ある花牌を横に晒します、そして嶺上牌から牌を補充します。この部分は槓の手順と同じですね。アガることが出来れば、花牌1枚につき1翻が付きます。これは、日本での花牌をつかったルールです。これは正式に統一されたルールではないので、各地でローカルルールがあるようです。

点数計算が違う

まず、あのややこしい符と翻は使いません。役にはそれぞれ点数が決まっていて、それを足していくだけです。点棒も無く、点数は紙に書いて記録するスタイルです。なんで日本は符とか翻とかややこしくしたんでしょう。

役の数が違う

中国麻将には81種類の役があります。偶数の数牌のみで作るチェンシュヮンク、数牌の4・5・6のみで作るチュェンチュン、全ての面子を鳴きで作り裸単騎でロンをするチュェンチューレン、などかなり細かい役があるようです。というか、名前がややこしい!!チェンシュヮンク!チュェンチュン!チュェンチューレン!て、分けわかりません(笑)

リーチが無い

日本の麻雀をリーチ麻雀と呼ぶように、リーチは日本で独自に生まれたルールです。中国麻将ではリーチが無い分、より相手のテンパイを察する洞察力が必要になりそうです。もちろん、リーチが無くては成立しない一発もありません。

ドラが無い

ドラもありません。もちろん裏ドラも槓ドラもありません。なので、王牌も必要ないので山は最後の1枚までツモります。

フリテンが無い

そもそも日本のルールでフリテンが採用された理由なんなんでしょう?駆け引きを楽しむためでしょうか?

まとめ

役の数は多いものの、ルールとしては中国麻将の方がシンプルですね。日本の麻雀でややこしいルールが多いのは、日本人の凝り性な性格のせいでしょうか?ギャンブル性を高める為にいろいろなルールを考案したんでしょうね。どちらが面白いかは人それぞれですが、マージャンの世界大会などは中国麻将のルールに近いルールを採用しているようなので、世界に羽ばたくために中国麻将のルールを覚えてみるのも良いかもしれません(笑)

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皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!

  1. 麻雀豆腐・編集部様

    色々な記事を楽しんでよんでおります

    質問があるのですが 最近ダウンロードした台湾麻将と中国麻将のアプリで どちらも麻雀のリーチににた ティンパイ聴牌、いわゆるテンパイですが、という役があります
    この聴牌 とういう役は麻雀の影響をうけて最近できた新しい役なのか そのアプリ(正宗麻将)だけの役なのかご存知でしょうか?  

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >この聴牌 とういう役は麻雀の影響をうけて最近できた新しい役なのか 
      >そのアプリ(正宗麻将)だけの役なのかご存知でしょうか?  

      調べてみましたが、有力な手がかりが見つかりませんでした、お役に立てず申し訳ございません。

      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

  2. ここで紹介されている中国に於ける麻雀のルールですが,実はこれは1998年に作られた比較的新しいルールなのです.
    日本伝来以前の麻雀は「中国古典麻雀」と呼ばれていて,これがどのようなルールであったかは定かではありませんが,有力な説に「想定寧波規則」というものが存在します.
    こちらのルールには符も飜もあり,符に関しては日本式のものと近いです.
    役は,一飜役にホンイツ,三飜役にチンイツがある程度で,他は役満のテンホー,チーホー,センゲンホー,スーシーホー,チューレン,シーサンヤオ,シーサンプータのみです.
    点数の支払いには責任払い(栄和一家包も含む)は無く,常に三人が支払います.(親の点数は二倍であったと推定されます.)

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >ここで紹介されている中国に於ける麻雀のルールですが,実はこれは1998年に作られた比較的新しいルールなのです.
      日本伝来以前の麻雀は「中国古典麻雀」と呼ばれていて,これがどのようなルールであったかは定かではありませんが,有力な説に「想定寧波規則」というものが存在します.

      ユーザー様のコメントを参考にさせていただき、記事内説明分を追加させていただきました!
      「想定寧波規則」をこちらで調べてみたところ、非常に興味深く思いました。
      歴史のある中国麻雀は奥が深いですね、勉強になりますm(__)m
      貴重なご意見誠にありがとうございます!

      より分かりやすい記事を作成できますよう、ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。

    • 麻雀豆腐編集部です。
      麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!

      >いろいろなことがわかりました。どうもありがとうございました。

      そのように言っていただけると編集部としても嬉しい限りですm(__)mありがとうございます!

      ご利用していただけるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるよう、今後もよりよいコンテンツを作成するように努力致します。
      今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します!

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