健康麻雀で第三次麻雀ブームが来る?
最終更新:

健康麻雀で第三次麻雀ブームが来る?

健康麻雀というのをご存知ですか?健康麻雀を簡単に言うと、麻雀につきまとう悪いイメージ「ギャンブル、タバコ、酒」を払拭し、健康的に楽しむ麻雀の事です!そもそも、なぜ麻雀にはこんな悪いイメージがついたのでしょうか?そして、そのイメージを変えて新たなブームの到来はあるのでしょうか?

これまでの麻雀のイメージ

日本に初めて麻雀を紹介したのは夏目漱石だと言われおり、1909年(明治42年)の『満韓ところどころ』という作品の中で、中国の大連での見聞「四人で博奕を打っていた」と記されいます。
日本に紹介された時からすでに麻雀は博奕とて認識されていたんですね。

その後、麻雀は日本中に普及し、昭和初期には第一次麻雀ブームが起こりました。しかし、第一次麻雀ブーム は日本が戦争に向かうことで終焉を迎えます。

戦後、日本独自のリーチやドラといったルールが生まれ、再び麻雀を楽しむ人が増えていきました。そして、1970年代半ばに第二次麻雀ブームを迎えます。

第二次麻雀ブームでは、夜を徹して麻雀に興じる学生やサラリーマンが多くいました。当時の喫煙率は80%程でタバコを吸うのが当たり前、モクモクと煙る部屋の中、徹夜でギャンブルという、とても不健全な麻雀のイメージはこの頃に決定的となりました。

その後、1980年代に麻雀コンピュータゲームが発明されますが、勝負に勝つと対局相手の女性(イラスト)が服を脱いでいくという「脱衣麻雀」がヒットし、麻雀ゲームはアダルトというイメージが定着してしまいます。

健康マージャンの提唱

1988年、そんな麻雀の不健全なイメージを払拭し、健全にゲームとしての麻雀の魅力を伝える為、『賭けない 飲まない 吸わない』を提唱する日本健康麻将協会が設立されました。

単に賭けないという事でなく、お酒を飲まない、タバコを吸わない、というところもポイントですね。

麻将と書いていますが、これでマージャンと読みます。もともと麻将はマーショウと読み、中国での麻雀の呼び名ですが、不健全な麻雀と区別するためでしょうか(?)、麻将と書いてマージャンと読むようです。

オンライン麻雀ゲームの普及

1997年、オンライン麻雀の『東風荘』がサービス開始しました。その後、2002年には、ゲームセンターで遊べるオンライン麻雀の『セガ四人打ち麻雀MJ』と『麻雀格闘倶楽部』が誕生。これまで麻雀と言えば雀荘での対局が主流でしたが、若い世代を中心にゲームセンターや自宅のパソコンでの対局を楽しむ人が増えてきました。

今ではスマートフォンのアプリにも多くのオンライン麻雀ゲームが存在し、いつでもどこでも気軽に麻雀を楽しめるようになりました。

かつてあったアダルトなゲームというイメージは今ではすっかり忘れられたのではないでしょうか。

純粋なゲームとしての魅力

健康麻雀とオンライン麻雀の普及で、健康的に純粋にゲームとして麻雀を楽しむ人の割合いが増えたのは間違いないと思います。

麻雀の魅力はそのゲームの面白さはもちろん、ある程度実力が離れてても楽しめるというところにあるのではないでしょうか。運によって左右されるゲームなので、時には素人がプロに勝つことさえあります。これは囲碁や将棋、またはスポーツなどでは、なかなか考えられないことです。

残念ながら、以前はその運要素がギャンブルに繋がってしまっていたのですが、幅広く色々なレベルの人が一緒に遊べるゲームとして見れば、とても魅力的なゲームです。

もちろん、運は一要素に過ぎず、駆け引きや戦略が麻雀の醍醐味ではあります。麻雀は、その技術的なところと、運要素とのバランスが

雀荘の変化

酒、タバコ、ギャンブルのイメージだった雀荘も昔とは大きく変わってきています。近年では、健康麻雀を推し進める雀荘も増え、高齢者や女性を対象とした麻雀教室を行っている雀荘も多くあります。

麻雀は高齢者の認知症予防の効果があるとして注目されていて、麻雀をする人はしない人よりも脳年齢が3歳若いとの研究結果もあるそうです。

来るか、第三次麻雀ブーム

しかしながら、麻雀=ギャンブルというイメージはまだまだ根強く残っています。また、年々雀荘の数は減少しており、麻雀人口の減少が指摘されています。

ですが、雀荘の減少はオンライン麻雀への移行が原因ともいわれており、単純に麻雀というゲームが衰退しているとは言えないようです。

第二次ブームとは全く違う形で第三次麻雀ブームが来るかもしれませんね。

関連タグ

皆さまのご感想、コメントなどお寄せください