点数計算 計算式と早見表

翻(ハン)と符(フ)を導き出せるようになったら、いよいよ点数計算の仕上げです。暗算するか、暗記するか、どちらにせよ一朝一夕という訳には行きませんが、相当な秀才でなければ覚えられないという訳でもありません!点数計算は、回数をこなすことで必ずマスターできるので、頑張りましょう!
点数の計算式
翻(ハン)と符(フ)が分かれば、下記の計算式に当てはめて点数を計算する事が出来ます。
子アガりの時の計算式
親アガりの時の計算式
まず、符に子なら4、親なら6を掛けます。なぜ親は6なのか?親の点数は子の1.5倍と説明したのを覚えていますか?4を1.5倍(4 ✕ 1.5)すると6になります。つまり、1.5倍されているわけですね。
更に、2の翻数乗を掛けるわけですが、翻数乗と言うのは2翻なら2乗、3翻なら3乗という意味です。なので、3翻の場合は、2の3乗なので2✕2✕2=8となります。
それを踏まえて、子の3翻40符の場合を計算してみましょう。ここで注意しなければならないのが場ゾロです。翻の講座で説明しましたが、場ゾロは無条件に2翻与えられます。アガり役が3翻の場合、場ゾロを足して5翻で計算します。場ゾロは省略される場合が多いと解説しましたが、それはあくまでも点数早見表などで点数を確認する場合で、この計算式を使って計算する場合は、必ず場ゾロを加えます。
40(符) ✕ 4 ✕ 2の5(翻)乗 = 点数
40 ✕ 4 ✕ 2 ✕ 2 ✕ 2 ✕ 2 ✕ 2 = 5,120
5,120点??麻雀の点棒に10点棒はありません。
下二桁は切り上げて、5,200点となります。
ツモでアガった場合
ロンでアガった場合は、ロンの対象者からその点数を貰えば良いのですが、ツモでアガった場合は、3人のプレーヤー全員から点数を貰わなければなりません。
子がツモでアガった場合
- 親が点数の半分を支払う
- 子2人は、1/4ずつ支払う
5,200点の場合、親が2,600点、子2人が1,300点ずつとなります。
親がツモでアガった場合
- 子3人が、点数の1/3ずつ支払う
4,800点の場合、子3人が1,600点ずつとなります。
割り算をして、点数の下二けたが端数となった場合は切り上げとなります。
でも、ほとんどの上級者は計算しているのではなく、翻と符の組合せと点数を暗記しているんです!この後は、点数早見表をご紹介。
点数早見表(PDF版)
麻雀初心者脱出の難所、点数計算です!今回は早見表をご紹介するので、実際の対局などでお役立てください!何度も何度も繰り返し対局し計算することによって覚えていきましょう!
点数早見表(テキスト版)
< 親 の点数 > 1 ハン ~ 4 ハン | ||||
※( )内はツモ時子1人点数 ※20符はピンフツモ ※25符はチートイツ | ||||
1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン | |
20 符 | – | – (700) | – (1,300) | – (2,600) |
25 符 | – | 2,400 (-) | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) |
30 符 | 1,500 (500) | 2,900 (1,000) | 5,800 (2,000) | 11,600 (3,900) |
40 符 | 2,000 (700) | 3,900 (1,300) | 7,700 (2,600) | 満貫 12,000 (4,000) |
50 符 | 2,400 (800) | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) | |
60 符 | 2,900 (1,000) | 5,800 (2,000) | 11,600 (3,900) | |
70 符 | 3,400 (1,200) | 6,800 (2,300) | 満貫 12,000 (4,000) | |
80 符 | 3,900 (1,300) | 7,700 (2,600) | ||
90 符 | 4,400 (1,500) | 8,700 (2,900) | ||
100 符 | 4,800 (1,600) | 9,600 (3,200) | ||
110 符 | 5,300 (1,800) | 10,600 (3,600) |
< 親 の点数 > 満貫以上 | ||||
※( )内はツモ時子1人点数 | ||||
5 ハン 満貫 | 6,7 ハン 跳満 | 8,9,10 ハン 倍満 | 11,12 ハン 3倍満 | 13 ハン- 数え役満 |
12,000 (4,000) | 18,000 (6,000) | 24,000 (8,000) | 36,000 (12,000) | 48,000 (16,000) |
< 子 の点数 > 1 ハン ~ 4 ハン | ||||
※( )内はツモ時親子1人点数 ※20符はピンフツモ ※25符はチートイツ | ||||
1ハン | 2ハン | 3ハン | 4ハン | |
20 符 | – | – 子(400) 親(700) | – 子(700) 親(1,300) | – 子(1,300) 親(2,600) |
25 符 | – | 1,600 子(-) 親(-) | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) |
30 符 | 1,000 子(300) 親(500) | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 7,700 子(2,000) 親(3,900) |
40 符 | 1,300 子(400) 親(700) | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) |
50 符 | 1,600 子(400) 親(800) | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | |
60 符 | 2,000 子(500) 親(1,000) | 3,900 子(1,000) 親(2,000) | 7,700 子(2,000) 親(3,900) | |
70 符 | 2,300 子(600) 親(1,200) | 4,500 子(1,200) 親(2,300) | 満貫 8,000 子(2,000) 親(4,000) | |
80 符 | 2,600 子(700) 親(1,300) | 5,200 子(1,300) 親(2,600) | ||
90 符 | 2,900 子(800) 親(1,500) | 5,800 子(1,500) 親(2,900) | ||
100 符 | 3,200 子(800) 親(1,600) | 6,400 子(1,600) 親(3,200) | ||
110 符 | 3,600 子(900) 親(1,800) | 7,100 子(1,800) 親(3,600) |
< 子 の点数 > 満貫以上 | ||||
※( )内はツモ時親子1人点数 | ||||
5 ハン 満貫 | 6,7 ハン 跳満 | 8,9,10 ハン 倍満 | 11,12 ハン 3倍満 | 13 ハン- 数え役満 |
8,000 子 (2,000) 親 (4,000) | 12,000 子 (3,000) 親 (6,000) | 16,000 子 (4,000) 親 (8,000) | 24,000 子 (6,000) 親 (12,000) | 32,000 子 (8,000) 親 (16,000) |
- 前の講座点数計算 符(フ)
- 次の講座清算のルール ウマとオカ

モナゲ(tipmona)ってなに?
そもそもMonacoinってなに?

皆さまからのコメントと麻雀豆腐編集部からの返信!
2の3乗って6じゃなくて8じゃないんですか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
ご指摘ありがとうございます。
>2の3乗って6じゃなくて8じゃないんですか?
その通りです。
大変失礼いたしました。
ご指摘の箇所を修正致しました。
—
✕ 2の3乗なので2✕2✕2=6
↓
○ 2の3乗なので2✕2✕2=8
—
今後、極力誤りがないよう細心の注意でコンテンツの作成に邁進致し、
ご利用して頂けるユーザー様と共に麻雀豆腐も成長していけるように努力致します。
今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。
点数の計算式で先ず子は4を掛け、親は6を掛けと記してますが、
何故4と6を掛けるのですか?2と3でも子の1.5倍が親の点数になると
思いますが、、、。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
基軸となっている「4」について、、、
すみません、再確認致します!!!
回答までしばらくお待ちください。
m(_ _)m
今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。
【追記】
回答が遅れてしまい申し訳ございません!
この記事の下段の他ユーザー様のコメントから
2017年2月14日のコメントにて「なぜ4をかけるのか」について
書かせていただいたので参考にしていただけたら幸いです。
今後とも麻雀豆腐を何卒宜しくお願い申し上げます。
点数計算をもっと簡単に暗記する方法があります。例えば30符の場合の点数は、①子のロンであれば、1飜240(30*4*2)2飜480(240*2)3飜960(480*2)4飜1920(960*2)5飜3840(1920*2)。この点数を暗記する(1飜=符*8、あとは倍々であり簡単に覚えられる)。そのうえで、例えば②子が4飜でツモの場合は、親が3飜の点数(960)子2人がそれぞれ2飜の点数(480)を支払い、③親が4飜でツモの場合は、子3人がそれぞれ3飜の点数(960)を支払い、④親が4飜でロンの場合は、3飜の点数の3倍を支払う。①について、40符の場合は320・640・1280・2560・5120、50符の場合は400・800・1600・3200・6400と暗記する。この計算方法であれば、点数早見表はあまり使わなくてすみますね。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
点数計算のご説明ありがとうございます。
ご紹介頂いた内容を麻雀豆腐でも掲載させて頂きたいと思います!
掲載作業完了致しましたらご連絡致します。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
雀荘の早見表で70符以上だと3翻で満貫、5翻でハネ満となっているのを見たことがありますが、現状ではハネ満は符に関係なく6翻、倍満は8翻となっているようですがどちらが正しいのでしょうか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>雀荘の早見表で70符以上だと3翻で満貫、5翻でハネ満となっているのを見たことがありますが、現状ではハネ満は符に関係なく6翻、倍満は8翻となっているようですがどちらが正しいのでしょうか?
70符以上の3翻が満貫になるのは、原則通りに計算すると満貫点を越えるためです。(40符以上の4翻も同様)
一般的には70符以上の場合でも3~5翻までは満貫となり、符に関係なく5翻は満貫、6~7翻は跳満、8~10翻は倍満…と、5翻以上は点数が決まっています。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
教えてください。
点数計算式は
子
符 ✕ 4 ✕ 2の翻数乗 = 点数
親
符 ✕ 6 ✕ 2の翻数乗 = 点数
と、ききましたが
例えば チートイ25符2翻
リーチ一発ドラドラチートイツ
25×4×2×2×2×2×2×2×2×2
25,600点になってしまいます。
場ゾロを入れないと
25×4×2×2×2×2×2×2
6,400点になってしまいます。
例えば チートイ50符1翻
リーチ一発ドラドラチートイツ
50×4×2×2×2×2×2×2×2
25,600点になってしまいます。
場ゾロを入れないと
50×4×2×2×2×2×2
6,400点になってしまいます。
どこが間違ってますか?
リーチ一発ドラドラチートイツは
跳満ですが、計算式で算出するには
どーしたらいいのですか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>リーチ一発ドラドラチートイツは
跳満ですが、計算式で算出するには
どーしたらいいのですか?
計算式で点数を求める場合の上限は基本点2000点です。基本点2000点以上は計算式を用いず、飜数に応じて定めた点数になります。
ここで指す基本点とは「符 × 2の翻数乗(翻数+場ゾロ)=基本点」となります。
例えばご質問の例の場合ですと※子の場合
リーチ一発ドラドラチートイツは
25×2×2×2×2×2×2×2×2=6400点(基本点)
となり基本点2000点を超えるため、計算式ではなく飜数に応じて定めた点数の6翻で跳満となります。
七対子ですと計算式で点数を算出するのは
25符4翻までとなります。
↓
計算方法※子の場合
25×2×2×2×2×2×2=1600点
この1600点が基本点となります。
そして1600点に4(子の場合)をかけます。
1600×4=6400点
この6400点が25符4翻の点数となります。
翻数を一つ増やすと(25符5翻)
25×2×2×2×2×2×2×2=3200点(基本点)となります。
基本点2000点以上は計算式を用いず、飜数に応じて定めた点数になりますので5翻は満貫となります。
従って七対子で計算式を用いるのは25符4翻までとなります。※七対子は一律25符です。
—————————————-
例 40符3翻 ※子の場合
40×2×2×2×2×2=1280点(基本点)
1280点に4(子の場合)をかけます。
1280×4=5120点
40符3翻→5200点
翻数を一つ増やすと(40符4翻)
40×2×2×2×2×2×2=2560点(基本点)となり
計算式では点数を求められません。
従って40符4翻は満貫となります。
複雑な回答になってしまいましたが、5翻以上は符や計算式に関係なく、飜数に応じて点数が決まっていると覚えていただけたら分かり易いかと思います!
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
「何故4と6を掛けるのですか?」の個人的な考察。
子がツモした場合はその人以外の3人(親,子A,子B)が支払う。比率は2:1:1
子の負担を1としたら親の負担は2そして合計は4になる。
親がツモした場合はその人以外の3人(子A,子B,子C)が支払う。比率は1:1:1
親なのだから子があがった時よりも子Aや子Bの負担は増える。2倍の負担。
ならば比率2:2:2の方がシックリきませんか。合計は6です。
ロンあがりよりも先にツモあがりで貰える点数や支払う点数を考えると、
ロンあがりの計算で(2や3ではなく)4や6を掛ける事に意味を見いだせるのではないかと思います。
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>「何故4と6を掛けるのですか?」の個人的な考察。
とても参考になりました!
なぜ「4をかけるのか」
↓
支払いの比率を見ると、
子の和了の場合の支払いは
親2+子1+子1=4となりますね!
そして親の和了の場合に6をかけるのは、子の基軸となる4の1.5倍は6だから、という事になりますね。
いただいたコメントを参考にさせていただき
計算式にあてはめてみます。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
※子の和了
符 × 2の翻数乗(翻数+場ゾロ)=基本点
↓
基本点 × 4(親2:子1:子1)=点数
※親の和了
符 × 2の翻数乗(翻数+場ゾロ)=基本点
↓
基本点 × 6(子2:子2:子2)=点数
――――――――――――――――――――――――――――――――――
といった計算式に3翻30符(例)をあてはめますと…
――――――――――――――――――――――――――――――――――
※子の和了
30(符) × 8(3翻) × 4(場ゾロ)
(↑2×2×2) (↑2×2)
= 960(基本点)
↓
960(基本点) × 4(親2:子1:子1)
= 3840→3900点
↓
3900点のツモ時の支払い
→ 親2000:子1000:子1000
※親の和了
30(符) × 8(3翻) × 4(場ゾロ)
(↑2×2×2) (↑2×2)
= 960(基本点)
↓
960(基本点) × 6(子2:子2:子2)
= 5760→5800点
↓
5800点のツモ時の支払い
→ 子2000:子2000:子2000
※子和了の親の支払い2000点と子の支払い1000点で比率2:1:1とすると、親和了の子の支払いは2000点なので比率が2:2:2となる
――――――――――――――――――――――――――――――――――
この計算式の(親2:子1:子1=4)と
(子2:子2:子2=6)を崩してしまうと…
例えば3をかけてみる
3翻30符→960(基本点) × 3(親1?:子1:子1)
= 2880→2900点のように3翻30符の点数と異なってしまい計算が間違ってしまいます。
その為、子の和了は4、親の和了は6をかけるということになりますね!
ありがとうございます!
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します。
質問です。国士無双で13面待ちはフリテンなしですか?
麻雀豆腐編集部です。
麻雀豆腐サイトのご利用誠にありがとうございます!
>質問です。国士無双で13面待ちはフリテンなしですか?
国士無双13面待ちの場合でもフリテンはあります。
「自分の河に么九牌が1枚でも捨てられていた場合はフリテンとなり、ツモ和了のみを認める(ロン和了を宣言することはできない)」というルールが一般的です。
その為、全ての和了牌がフリテンとなってしまいます。
ですが「国士無双13面待ちの特例として、自分の河に么九牌が捨てられてあっても、現物以外の牌ならばロン和了も認める」というルールも存在します。
どちらの取り決めの場合でも、同巡内振聴は採用される場合が多いです。
お役に立てましたら幸いです。
今後とも麻雀豆腐を宜しくお願い致します!