アメリカのキッチンで主婦たちがはまっているのは麻雀!?
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アメリカのキッチンで主婦たちがはまっているのは麻雀!?

【画像はTHE STAR ONLINE
写真の女性はイリノイ州シカゴに住むビビアン・ジマーマンさん。なんと麻雀歴38年のベテランです。彼女の家のキッチンに置かれたダイニングテーブルにはいつも女性たちが集まり麻雀を楽しんでいます。そして意外なことに、仲間たちとのゲームを楽しむビビアンが麻雀と出会うきっかけになったのは妊娠でした。自分を含め、その頃仲良しだった10人ほどの女友達がちょうど同時期に子宝に恵まれ、今までしていた仕事を休みざるを得なくなってしまいました。しかし、それまでパワフルに活動をしていた彼女たちは物足りなさを感じ、なにか新しく挑戦できるものはないかと考えてたどり着いたのが麻雀だったというわけです。今となっては、その女性たちは決して近所の奥様たちが世間話ついでに麻雀をしに集まっているわけではなく、麻雀をすることを目的に集まっている立派な女性プレーヤーたちです。
アメリカには日本のように「雀荘」と呼ばれるものが存在しておらず、カルチャーセンターや図書館、チャイナタウンにあるビルの一室、もしくは誰かの家に集い遊ぶことが多いようです。「ギャンブルゲーム」としての特性よりも、「人と人のコミュニケーション」として麻雀をとらえている彼女たち。脳をフル回転させ、笑顔が溢れ、健康に一役買っているようです。


1920年代にアメリカに広まった麻雀。今では各地で「MAH JONG CLUB(麻雀クラブ)」と呼ばれる麻雀教室などが開かれています。そして、意外にもアメリカの麻雀人口は女性の方が多いそう。中国や日本とは全く異なりますね。おそらく、それだけ麻雀はアメリカ人女性にとって「コミュニケーション」の1つとして捉えられているということなのでしょう。

アメリカの麻雀史

  • 1923年に上海のスタンダード・オイル社の代表だったジョセフ・パーク・バブコックが初めて麻雀セットをアメリカに大量輸入。
  • バブコックが、中国麻雀のルールを米国人が理解しやすいようシンプルにした新ルールを発案。
  • 1938年、国際麻雀大会がそのルールを「アメリカン・オフィシャル・ルール」として定め、ルールブックを出版。

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