賞金総額5万ドル!オーストラリア麻雀トーナメント、その頂点を制覇したのは果たして…
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賞金総額5万ドル!オーストラリア麻雀トーナメント、その頂点を制覇したのは果たして…

麻雀トーナメント「チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」はそのタイトルの通り「最強の雀士」を決めるビッグトーナメント。マージャン・オーストラリアが主催する今大会にはオーストラリア中から272名の精鋭が集まり、その頂点を争います。会場は2017年4月に日本のプロ雀士たちが大活躍をみせた「麻雀オーストラリア2017大会」と同じザ・スター・ホテル。今回も麻雀豆腐はトーナメントに完全密着し、12時間にも及んだ死闘の模様をお届けします!

2017年10月8日に開催された今大会。中国では国慶節という8日間にもわたる大連休に重なっているので、多くの中華系の選手が参加していました!果たしてその勝敗の行方は?

大会概要

2017年10月8日にシドニーのラグジュアリーホテル「ザ・スター」のソーシャルラウンジで開催された今大会。今年4月に同ホテルで行われた麻雀大会同様に麻雀オーストラリアが主催するチャンピオン・オブ・チャンピオンズトーナメントの賞金総額はなんと5万ドル!総勢272名の麻雀プレーヤーたちが参加し、計68テーブルで順位を争います。第一ラウンドと第二ラウンドを全参加者でプレーし、その上位32名が決勝ラウンドに進むことができるというなかなか厳しいルール。会場の受付が開いた午前9時、一気に参加者が長蛇の列を作ります。やはり麻雀大会、シドニーが開催地とは言えアジア系の人たちがほとんどです。次々と受け付けを済ませた人たちが自身に割り振られたテーブル番号の席に付き、対局への準備を始めます。参加者の誰もが優勝を狙いに来ているであろう今大会の気になる各順位の賞金額は...

賞金金額一覧表

優勝 AUS$20000 (¥1,750,000)
2位  AUS$12000(¥1,050,000)
3位  AUS$6000(¥525,000)
4位  AUS$3000(¥262,000)
5位  AUS$1500(¥131,250)
6位  AUS$1000(¥87,500)
7位〜10位  AUS$500(¥43,750)
11位〜15位 AUS$300(¥26,250)
16位〜19位 AUS$250(¥21,875)
20位〜23位 AUS$200(¥17,500)
24位〜27位 AUS$150(¥13,125)
28位〜32位 AUS$120(¥10.500)

強者たちをクローズアップ

会場には多くの人たちが集まっており、その多くは中国人や台湾人の人々。現地シドニーに住んでる人や、観光を兼ねてオーストラリア国外から参加している人など、その背景は様々。けれども、参加者の誰もが目指すのはもちろん優勝賞金20000ドル。休憩時間や待機時間こそ穏やかな雰囲気でコミュニケーションを取っているものの、対局が亜始まるとガラッと空気が変わり、会場全体が引き締まった空気に。

2017年4月に開催された「麻雀オーストラリア2017大会」の優勝者であるツィン・ミーさん(写真右側:眼鏡の男性)の姿も。撮影にも和やかな雰囲気で応じてくれたツィンさんですが、今回は残念ながら予選敗退。

今大会に麻雀の師匠でもあるお母さんと一緒に参加していたシドニー在住の台湾人、フィリアさん。この日は不運にも風邪をひいてしまったらしく、ダウンジャケットを羽織りながらの対局。「今日はなかなか自分の思い通りの麻雀ができないの...。」と悔しそうに話していました。

会場には日本人選手もちらほらと見られました。年配の参加者がほとんどの中で、日本人の参加者はどなたも若い世代の人だったのが印象的でした。

友人たち数名と一緒に挑戦したという今大会。外国人がほとんどのアウェーな環境の中で奮闘中。

慣れた手つきで一回り大きい中国麻雀サイズの牌をさばく姿はベテランそのもの。

写真上の池上さんは2017年4月の麻雀オーストラリアの大会にも出場し、16位という好成績を収めている実力者です。今回も冷静な対局を繰り返していたものの、残念ながら予選敗退。試合後にはたろうプロと談笑する様子も。

決勝ラウンド進出が決定した32名

全272名の参加者のうち、決勝ラウンドに進出したのはたったの32名。日本人の姿が決勝ラウンドで見られなかったことは本当に残念でしたが、予選ラウンドより更に引き締まった空気の中での対局はかなりの見応えがありました。優勝賞金20000ドルは目前...果たして誰の手に?

決勝ラウンドに進出した実力者たち

写真を撮らせてほしいとお願いすると、みなさん快く笑顔を見せてくれました。全員アジア系ではありますが、みんながみんな中国人というわけではありません。けれども、とても楽しそうに麻雀大会に臨む様子を見ていると以前にたろうプロが言っていたある言葉を思い出しました。
「麻雀は壁を越えられるからすごいんです。」
確かに。人種も世代も全く異なった人々とのコミュニケーションツールになる麻雀のすごさを再確認させられました。

チャンピオン・オブ・チャンピオンズの頂点

長時間に及ぶ今大会の頂点を制したのは、ヤン・チーさん。20000ドル獲得おめでとうございます!!!

決勝ラウンドの後半は大変な接戦で、ヤンさんの優勝が決まったのも最後の最後。しかし、「おめでとうございます!」と伝えにいったときも、至って物静かで落ち着いた様子のヤンさん。優勝しても舞い上がることはなく、常に冷静なメンタルがあるからこその優勝ということでしょうか。

次大会はぜひ日本人選手にも頑張ってもらい、初の麻雀オーストラリアの日本人優勝者に期待したいところです!

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