グルメ必読「ラ・リスト」レストラン・ガイドが12月3日、日本へやってくる！

昨今のラスベガスのカジノ・ホテル内には、数多くの高級レストランや中級でも大変美味しい料理を出してくれるお店が増えたと実感している。ラスベガスを真似たマカオやシンガポールでも同じような店が（姉妹店）が目立つように思う。
ラスベガス大通りにある、カジノの老舗、シーザーズ・パレス内に「ギィ・サヴォア」フレンチ・レストランがある。オーナーシェフ、ギィ・サヴォア氏が手掛けるフランス、パリにあるお店が「ラ・リスト（La Liste）」で2017年と2018年の2年連続で世界第一位に輝いた。

ギィ・サヴォア

パリを本拠地にし、ラスベガスやカタールにもレストランを展開している。パリのレストラン以前にニューヨークで自前のレストランを所有することから始まる。2000年にはレジオンドヌールのメダルを獲得、世界ベスト・レストラン50選にも2004年と2005年に選ばれている。フランスのパリにあるレストラン・ギィ・サヴォアは2002年にミシェラン3つ星を獲得し、ラスベガスのレストランにもミシェラン2つ星を始め、AAAファイブ・ダイヤモンド賞、フォーブス・ファイブスター賞、ワイン・スペクテイター大賞を貰っている。ゴードン・ラムジィはギィ・サヴォアの門下生であった。シンガポールの、最上階屋上に船型プールが設置してある、マリーナ・ベイ・サンズ内にレストランを2010年にオープンしたが、残念ながら2014年に閉める運びとなった。

【写真と情報はGuy Savoy日本語サイトより】

前回取り上げさせていただいた「世界ベスト・レストラン50」は少々偏った評価であるとメディアでも悪評であったものの、日本勢が3軒もあったり、南米はペルーからも数軒入賞していたこともあり、それほど偏ってもいないかとも感じたが、やはりグルメ砂漠ロンドンから数軒入賞していたのは、少々お下劣ではあった。
この「ラ・リスト」は全く偏った所が無い訳ではないが、この評価の基準などからしてもかなり公平であり、1,000軒ものっているので全てを見るだけでもかなり時間がかかるが（ここには掲載しておりません）、楽しみにしている。

2年連続、ギー・サヴォワが「ラ・リスト2018」でトップ

「ラ・リスト」は、世界で出版される550のグルメガイドやレビューの結果を総合評価し、世界のレストラン上位ランキング1000を決める。その３回目の結果がLa Liste2018として、2017年12月4日、フランス・パリの大統領官邸（エリゼ宮）にてエマニュエル・マクロン大統領臨席のもと発表された。

↑【動画と情報はLe Liste HPより】

レセプションには「ラ・リスト」創始者で、フランス観光開発機構理事のフィリップ・フォールの周囲に、La Liste2018に選ばれた世界中のレストランから、40人のシェフが集まった。
ランキング一位に輝いたのは、昨年に引き続き、パリの国立造幣局モネ・ド・パリの中に店を構える「ギィ・サヴォワGuy Savoy」で、スコア100点満点中99.75点を獲得。
次点は99.50点で、東京（日本）の「銀座久兵衛」、ニューヨーク（米国）の「ル・ベルナルダンLe Bernardin」がランクイン。
第3位はパリの「アラン・デュカス、プラザ・アテネAlain Ducasse au Plaza Athénée」、クリシエ（スイス）の「レストラン・ド・ロテル・ド・ヴィルRestaurant de l'Hôtel de Ville」、ニューヨークの「イレブンマディソンパークEleven Madison Park」でそれぞれ99.25点。

ラ・リスト2018年版の傾向

1000軒のうち、日本のレストランが134軒ランクインし、国別では第１回目のラ・リスト2016から日本がトップ。美食大国であることが証明される。
フランスは118軒がランクインし、世界の食において依然強い存在感を示す。
中国は香港、台湾、マカオを合わせた計123軒がランクイン。88軒のアメリカと共に、美食大国の仲間入り。
ヨーロッパ諸国は、スペイン（67軒）、イタリア（55軒）、ドイツ（52軒）、英国（39軒）と、美食のエリート国家が並ぶ。スイスは狭い国土ながら38軒がランクインしたことから大健闘といえる。