ブラックジャックの基本!ルールと用語解説!
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ブラックジャックのルール
基本ルール
ブラックジャックはトランプを使用するカードゲームで、プレイヤーはディーラーと1対1の勝負をし、配られたカードの合計数が21以下で、21により近い方が勝ちとなります。合計数が同じ場合は引き分けとなります。
まず最初にプレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られます。プレイヤーの全てのカード、ディーラーの最初の1枚のカードは表向きに配られ公開されます。プレイヤーはその状態で3枚目以降のカードを引くかどうかの選択をします。
プレイヤーのカードが確定したら、ディーラーが追加のカードを引くかどうかの選択をします。多くのカジノで、ディーラーはカードの合計値が17以上になるまで自動的にカードを引くというルールが採用されています。
ディーラーのカードが確定したら勝負の判定をします。カードの合計数が21以下で、21により近い方が勝ちとなります。合計値が22以上となった場合は負けとなります。
カードの数え方
ブラックジャックではカードを少し特殊な数え方でカウントします。
- A(エース)は1または11としてカウント
- 2~10のカードはそのままの値でカウント
- J・Q・Kの絵札はすべて10としてカウント
- ジョーカーは使用しない
特殊と言えば特殊ですが、エースやジャックなどの柄も特に関係なくカウントしますので、一度覚えてしまえば簡単ですね。
Aは1または11としてカウント
J・Q・Kの絵札はすべて10としてカウント
カウントの例
実際のカードで数え方の例をみてみましょう。
最初に配られたカード
4と8だった場合 = 12(カードの数字通りカウント)
6とQだった場合 = 16(絵札Qは10としてカウント)
Aと5だった場合 = 6または16 (Aは1または11としてカウント)
Aと10だった場合 = 11または21(ブラックジャック)
AとKだった場合 = 11または21(ブラックジャック)
Aと10・J・Q・Kとの組み合わせは合計21になるのでブラックジャックの最強手となります。
ブラックジャックの基本用語
ブラックジャックを覚えるにあたって、知っておくべき基本用語を紹介します!
- ハンド(Hand)
- ハンドとは各プレイヤーやディーラーに配られたカード、つまりは手札のことです。ブラックジャックでは、最初に2枚ずつカードが配られます。
- アップカード(Up Card)
- ディーラーのハンドで1枚目に配られるカードのことで、全プレイヤーに公開されます。プレイヤーは最初にこのカードを見る事ができるので、戦略の大きなカギとなります。
- ブラックジャック(Black Jack)
- ゲーム名ともなっているブラックジャックですが、ハンドの合計が21になった場合、その組み合わせを「ブラックジャック」と呼びます。また、最初に配られた2枚のカードで21になった場合は「ナチュラルブラックジャック」と呼びます。
なお、ナチュラルブラックジャックは、A+10(J・Q・K含む)の組み合わせでしか成立しません。ナチュラルブラックジャック 組み合わせ例
ナチュラルブラックジャックは上記4つの組み合わせのみです。
一般的なルールの場合、ブラックジャックで勝つと配当は1.5倍になります。
- バースト(Bust)
- カードの合計が22以上になることをバーストと呼びます。22以上になった時点でバーストとなり、プレイヤーの場合は負け確定となります。最初に配られる2枚のカードでは最大でも21にしかならないので、その2枚でバーストすることはありません。
プレイヤーはバーストした時点で負けが確定します。仮にディーラーがバーストしても引き分けとはなりません。
- プッシュ(Push)
- プッシュとは引き分けのことです。プレイヤーとディーラーのカードの合計が同数の場合、プッシュとなります。ただし、双方ともバーストした場合はディーラーの勝ちとなります。
最初に覚える3つの基本アクション
ブラックジャックでは配られたカードによってプレイヤーは様々な選択をしますが、まずはその中でも基本となる3つのアクションを覚えましょう。
- ヒット(Hit)
- 自分のハンド(手札)にカードを1枚追加することをヒットと呼びます。
- スタンド(Stand) / ステイ(Stay)
- ハンドにこれ以上カードを追加しないことをスタンドまたはステイと呼びます。これによって自分のハンドの合計値が確定します。
- サレンダー(Surrender)
- サレンダーとは文字通り「降伏・降参」です。最初に配られた2枚のカードとディーラーの1枚目のカードを確認した後、勝てないと判断した場合にサレンダー(降伏)をすることが出来ます。サレンダーを選択した場合、掛け金の半分が戻ってきます。
勝つために覚える高度なアクション
- ダブルダウン(Double Down)
- ダブルダウンとは、3枚目のカードを引く前に掛け金を倍に引き上げることです。自分のハンドとディーラーのアップカードを見て、勝てると判断した時に掛け金を吊り上げる強気のオプションです。ただし、ダブルダウンを宣言した後は、1枚しかカードを引くことができせん。
例えば、最初に配られた2枚のカードの合計が11だった場合、3枚目のカードで10(J・Q・K含む)を引くことを期待し、掛け金を倍にして勝負をします。しかし、前述の通りダウブルダウン後は1枚しかカードを追加できないので、大きなリスクも伴います。
- スプリット(Split)
- スプリットとは、最初に配られた2枚のカードが88のように同じ数字のペアだった場合、その2枚のカードを2つに分けて別々のハンドとしてゲームをプレイすることができます。
特に、Aのペアや8のペアの場合はスプリットした方が良いと言われています。スプリットした場合、それぞれのハンドで同じ額の掛け金を必要とします。
最初に10ドルで掛けていてスプリットしたら、2つに分けた両方ともそれぞれ10ドル、合計20ドルを掛けなければなりません。例:最初に配られたカードが3と3だった場合
スプリットを宣言します。
宣言後、手元にある3と3を右と左に分けそれぞれ個別の勝負として追加でカードを引くことができます。右 3の次に引いたカードは7 合計10
左 3の次に引いたカードは2 合計5となり、さらにそれぞれスタンドかヒットかを選択できます。
- インシュランス(Insurance)
- インシュランスとは保険という意味です。ディーラーの1枚目のカード(プレイヤーに公開される)が「A」だった場合に限り、保険金として追加で掛け金の半額を掛けてゲームを進めることができます。
つまり、ディーラーのハンドがナチュラルブラックジャックになり、勝負に負けた際の損失を無くすための保険ということですが、戦略としてはおすすめできません。ディーラーのハンドがナチュラルブラックジャックとなった場合、インシュランスが的中となり、保険金の倍(つまり掛け金額と同等の配当)を獲得できます。
ディーラーのハンドがナチュラルブラックジャックにならなかった場合は、インシュランスで掛けた保険金は没収となります。
勝負に負けてもインシュランスが的中すれば、収支はプラマイ0となります。ただし、勝負に負け、インシュランスも外してしまうと、両方の掛け金が没収され損害が大きくなります。
インシュアランス成立
- 1掛け金10ドルでスタート
- 2ディーラーの1枚目がAだったため、インシュランスとして5ドルを追加で掛ける
- 3ディーラーがA+Jでナチュラルブラックジャック
- 4プレイヤーは負け、最初の掛け金10ドルは没収
- 5インシュランスは的中で、保険金の5ドルが戻り、更に保険金の倍額の10ドルを獲得
- 6結果、収支は±0になる
インシュアランス不成立・プレイヤーの勝ち
- 1掛け金10ドルでスタート
- 2ディーラーの1枚目がAだったため、インシュランスとして5ドルを追加で掛ける
- 3ディーラーがA+6で合計17
- 4プレイヤーは18で勝ち、最初の掛け金10ドルに対して20ドルを獲得
- 5インシュランスはハズレ、保険金の5ドルは没収
- 6結果、収支は+5ドルになる
インシュアランス不成立・プレイヤーの負け
- 1掛け金10ドルでスタート
- 2ディーラーの1枚目がAだったため、インシュランスとして5ドルを追加で掛ける
- 3ディーラーがA+6で合計17
- 4プレイヤーは16で負け、最初の掛け金10ドルは没収
- 5インシュランスはハズレ、保険金の5ドルは没収
- 6結果、収支は-15ドルになる
- イーブンマネー(Even Money)
- イーブンマネーはインシュランスととても似ている戦略オプションです。ディーラー側に配られたの1枚目のカードがAで、さらに自分のハンドがA+10やA+Kなどブラックジャックが成立している場合にとることができます。
イーブンマネーもインシュランス同様、最初の掛け金の半額を掛けて選択します。ディーラーが「ブラックジャック」となり的中すると、イーブンマネーで掛けた金額の倍の金額を獲得することができます。
インシュランスは自分が負けることを想定した保険ですが、イーブンマネーは引き分けとなることを想定した保険と言えます。プレイヤーがナチュラルブラックジャックの場合、勝てばベット額の2.5倍が払い戻され、引き分けならベット額がそのまま戻ります。イーブンマネーを選択すると、払い戻しの額が2.5倍から2倍に減らされますが、勝負が引き分けとなっても確実に収支がプラスとなります。
ディーラーがブラックジャックの場合
- 1掛け金10ドルでスタート
- 2ディーラーの1枚目がA、プレイヤーがA+10で、イーブンマネーを選択し5ドルを追加で掛ける
- 3ディーラーがA+Jでブラックジャックが成立
- 4勝負は引き分けなので、最初の掛け金10ドルは返還される
- 5イーブンマネーは的中で、掛け金の5ドルが戻り、更に掛け金の倍額の10ドルを獲得
- 6結果、収支はプラス10ドルとなる
ディーラーがブラックジャックでないの場合
- 1掛け金10ドルでスタート
- 2ディーラーの1枚目がA、プレイヤーがA+10で、イーブンマネーを選択し5ドルを追加で掛ける
- 3ディーラーがA+9でブラックジャックは不成立
- 4勝負に勝ち、最初の掛け金10ドルに加え、掛け金の1.5倍の15ドル、計25ドルを獲得
- 5イーブンマネーは外れなので、掛け金の5ドルは没収
- 6結果、収支はプラス10ドルとなる
勝敗と配当について
勝敗の決め方
ブラックジャックの勝敗はとてもシンプルです。先にも述べましたが、カードの合計値が21以内でより21に近い方が勝ちとなります。合計値が同じだった場合は引き分けです。また、21を超えてしまった場合は負けとなります。
ひとつ例外として、ナチュラルブラックジャックという特殊な勝ち方があります。ナチュラルブラックジャックとは、カード2枚で合計が21になることです。これはA+10(J・Q・Kを含む)の組み合わせしかありません。同じ21でも、ナチュラルブラックジャックと3枚以上のカードでの21(例:9+7+5)では引き分けにならず、ナチュラルブラックジャックの勝ちとなります。
- Point
- ナチュラルブラックジャックは、最強のハンドで、勝ちか引き分けしかありません。
注意が必要なのは、プレイヤーがバースト(カードの合計が21をオーバー)した場合です。プレイヤーがバーストしたら、その時点でプレイヤーの負けが確定します。テーブルに複数のプレイヤーがいる場合、他のプレイヤーとの勝負でディーラーがカードを引き、バーストすることがありますが、その場合でも引き分けとはなりません。
- プレイヤーA・・・バースト
- プレイヤーB・・・18
- ディーラー ・・・バースト
上記の場合、プレイヤーAは負け、プレイヤーBは勝ちとなります。
- Point
- プレイヤーはバーストした時点で負けが確定!
配当
勝ちの場合
配当もとてもシンプルで、勝利した場合は掛け金の配当は2倍となります。10ドルを掛けて勝利した場合、20ドルが払い戻される(10ドルの儲け)ということです。例外としてナチュラルブラックジャックでの勝利の場合のみ配当は2.5倍となり、10ドルの掛け金に対して25ドルが払い戻されます。
- Point
- ナチュラルブラックジャックで勝利した場合、配当は掛け金の2.5倍!
引き分けの場合
掛け金がそのままプレイヤーに戻されます。
負けの場合
掛け金は全て没収されます。
ブラックジャックの流れ
全体の流れ
まずは着席してから清算まで全体の大まかな流れです。
- 1テーブルに着く
- 2ベットする
- 3カード配布
- 4オプション選択~ハンド確定
- 5ディーラーカード確定
- 6清算
1.テーブルに着く
テーブルの空いた席に着席する。ディーラーしかいないテーブルでも着席した時点でプレー開始となります。何人かのプレイヤーがいる場合は空いた席に座りましょう。テーブルによって最低ベット額が決まっていて、必ず表示があるので確認しましょう。また、最大ベット額が決まっているテーブルもあります。
2.ベットする
着席した席の前にあるベッティングエリアに掛けたい金額のチップを置きましょう。テーブルによって決まっている最低金額以上の金額をベットする必要があります。これでゲームに参加することができます。全てのゲームに参加する必要はないので、ちょっと様子を見たい時などはベットをせずに見てるだけでもOKです。
3.カード配布
プレイヤーそれぞれのベットが完了したらディーラーが各プレイヤーとディーラーにカードを2枚づつ配ります。プレイヤーのカードは2枚とも表向きに(裏向きの場合もあります)、ディーラーのカードは最初の1枚のみ表向きに配られます。
4.オプション選択~ハンド確定
プレイヤーのハンドがナチュラルブラックジャックで、ディーラーのアップカードがA以外であればプレイヤーの勝ちが確定となるので、この時点で払い戻しを受け取ります。
それ以外の場合、ディーラーから見て左のプレイヤーからヒットかスタンドか、そのほかの選択を決定します。
- スタンド・・・・・・これ以上カードを引かない
- ヒット・・・・・・・追加で1枚カードを引く
- ダブルダウン・・・・倍の掛け金を掛け追加で1枚だけカードを引く
- スプリット・・・・・同数のカードをそれぞれ独立したゲームとして分割する
- インシュランス・・・掛け額の半額分で保険を掛ける
- イーブンマネー・・・掛け額の半額分で保険を掛ける
- サレンダー・・・・・降参を宣言し掛け金の半分をもらう
全てのプレイヤーが順番にハンドを確定させていきます。確定後にやり直しはできません。全プレイヤーのハンドが確定したら、ディーラーのターンとなります。
5.ディーラーカード確定
ディーラーが伏せられた2枚目のカードをオープンします。2枚の合計が16以下の場合、ディーラーは3枚目を引きます。17以上になるまで繰り返しカードを引いていきます。17以上になった時点でディーラーのハンドが確定し勝敗が決着します。
6.清算
すべての手が確定し勝敗が決着した後、勝ち負けによって払い戻しや没収が行われます。チップの授受が終わった時点で次のゲームへと進みます。
このような流れでゲームは進行していきます。ブラックジャックはポーカーと異なりプレイヤー同士の駆け引きが無いのも特徴です。
基本ルールを学んだら遊んでみよう!
ブラックジャックはルールが単純明快で、他プレイヤーとの駆け引きなどもなくディーラーとの勝負となるので、カジノゲーム初心者の方でも構えずに遊べるゲームです。しかしながら、インシュランスやダブルダウンなどの戦略的選択も可能な上、サレンダーのような降りる戦術も取れるので、単純すぎず戦略的にプレイできる面も楽しめる要素の1つとなっています。
また、ブラックジャックは他のカジノゲームと比べて還元率が比較的高いとも言われています。還元率が高いとはつまり負けにくいゲームということです。その分、大勝する可能性は低くなりますが、その点もカジノゲーム初心者にとっては良い点かもしれません。
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