
コナミ、アジア市場に向け実績のあるスロットを導入
アジア市場に向けコンテンツを強化
ゲームコンテンツ・機器メーカーのコナミは、アジア太平洋地域のカジノ産業が、コロナ禍も落ち着き戻ってきた利用客に向けて、新たな取り組みを行っている現状に応えるため、アジア以外の市場でも実績のあるゲームを含むスロットマシンを導入し、アジアのプレイヤーにアピールしていくと述べています。
コナミ・オーストラリアのオーストラリア、ニュージーランド、アジア太平洋地域のセールス、マーケティング、サービスのオペレーションマネージャーであるデビッド・パンター氏は、アジア太平洋地帯のカジノ産業について「少しリセットされた状態」と述べています。
「カジノに人々が戻ってきていて、フロアをリフレッシュする必要がある」といったことを運営会社から感じるとパンター氏は、アジアのカジノ関連ニュースを取り上げる海外サイト「GGRAsia」のインタビューで答えました。
「そして、コナミサイドとしては、我々はアジア市場に向けてのコンテンツに、より一層フォーカスを当てる予定です。」と語りました。またこの働きは、グループのゲームが既に他の市場でも、いかに成功しているかということを現すことになります。
新たな広がりを展開するコナミのカジノスロット機
「コナミのアドバンテージの一つは、10種類のスロット台がアジア太平洋地域で提供している事だと思います。」とパンター氏は語ります。
49インチのウルトラハイビジョンのメインスクリーンの「the Dimension 49」(Jカーブのディスプレイバージョンも稼働中)と、27インチのウルトラハイビジョンディスプレイの「the Dimension 27」という機体が、メインとなる2台の機種となっています。
そして、75インチのウルトラハイビジョンディスプレイを持つ「Dimension 75 C」が、今年の終わりか来年の初めあたりに、アジア地域に導入される予定です、とパンター氏は語ります。
コナミのスロットでは、マレーシアのリゾートワールド・ゲンティン(Resorts World Genting)では、連動型プログレッシブ商品「Fortune Mint」が既に導入されています。メーカーの説明によると、「Fortune Mint」から、“Fu Gui You Yu” と“Fu Xing Gao Zhao”という名前の2つのオリジナルタイトルを発表します。
この機体はゲンティンでこれは大成功し、他の地域にも広めていきたいです、とパンター氏は語りました。
先週開催された、グローバル・ゲーミング・エキスポ・アジア2023 スペシャルエディション シンガポールで、新たなスロット機"Bull Blitz"が、目立つ場所に展示されました。
"Bull Blitz"は、発表以来、数十種類ものバージョンが発表されている、コナミの人気プログレッシブスロット"All Aboard"に続く人気商品になると、パンター氏は述べています。また、"Bull Blitz"には素晴らしい機能と拡張性がある、とパンター氏は語りました。
カジノ・ゲーミング部門は、日本のエンターテイメント・コングロマリット(異業種同士の企業が合併、買収をして発展した企業体)であるコナミグループ株式会社が、「Konami Australia」及び米国の「Konami Gaming Inc」を通じて運営しています
コナミ・ゲーミングは、最初にオーストラリアとアメリカで"All Aboard"を発表し、ここ数年でカジノのスロット部門において「コナミから発表された最も成功した商品」とパンター氏は語りました。
5月、コナミ・グループはカジノ機器を含むゲーミング&システム部門の売上高が、前年度と比較し、50.5パーセント増加したと発表しました。この結果、売上高は前年同期の256億3,000万円に対し、385億7,000万円強となりました。
まとめ
ゲーム会社として広く知られているコナミですが、海外のカジノに向けて、スロットマシンの開発、販売も行っており、コナミのゲーミング&システム事業は世界のカジノ業界に広まっています。アメリカ、オーストラリアが拠点ですが、今後、アジアの市場に向けても、より力を入れて展開していく方針のようです。
参考元:GGRAsia