フィリピン上院議会、オンラインギャンブルを禁止へ

フィリピン上院議会、オンラインギャンブルを禁止へ

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フィリピン上院議員、オンラインゲーム禁止の法案を提出

フィリピン上院議会はオンラインゲームは無視するには深刻な状況だと結論を出した。
フィリピン上院の多数党院内総務ジョエル・ビジャヌエバ氏は、オンラインカジノなどのギャンブルを含む、全てのオンラインゲームを禁止する、法案1281号を提出した。ビジャヌエバ氏は「ギャンブルとオンラインギャンブルは無視するには深刻な状況であり、ギャンブルが科すものは、金銭を失うだけでなく、人生の価値を失うものだ」と主張する。そして今年の初めに、ビジャヌエバ氏はe-Sabongと呼ばれるオンライン闘鶏についても言及しており「この現状は、破産や家庭崩壊、犯罪行為など、ギャンブルが引き起こす、社会的影響が大きすぎることを示している」と話している。

もしこの法案が可決され、オンラインゲームで摘発されると、懲役、もしくは500,000フィリピンペソ(約120万円)の罰金が科せられる。

この法案は上院の少数党院内総務アキリーノ・ピメンテル三世氏の協力も得ており、ピメンテル三世氏は「これは超党派の政策になっていく。国民のモラルや平和と秩序が脅かされている時に、我々はPOGOsの禁止をぐずぐずしている余裕はない。もしPOGOを止めようという声をあげるなら、あなたはマジョリティーだ、行動を共にしよう、我々がサポートする」とゲーム情報サイトAsia Gaming Briefに語っている。

オンラインギャンブルをめぐるフィリピン国内の動向

これらの激しい議論から、オンラインギャンブルから得る収益が国に取って重要な物だという事がわかるが、フィリピン上院議長であるフアン・ミゲル・スビリ氏は、POGOsが社会に与える影響を調査する事を同意した。3月には、e-Sabongと呼ばれるオンライン闘鶏の停止を求める決議に23人の上院議員がサインした。

前大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏は、コロナのパンデミックで影響を受けた経済にとってe-Sabongは必要なものであると、始めはe-Sabongについて擁護していたが、後になって考えを改め、e-Sabongの停止を進めた。

フィリピン財務長官はPOGOsの排除を望んでいる

フィリピンの財務長官ベンジャミン・ディオクノ氏はフィリピン・オフショア・ゲーミング・オペレーター (POGOs)の廃止を提唱しており、2023年度の上院議会の予算を決める委員会の場では、上院議員たちに対してギャンブル産業はリスクと見ている、と話している。

ディオクノ氏は「もし個人的な意見を求められるなら、社会的な犠牲を考えるとPOGOを中止しようと言いたい。POGOがある限り、中国やカンボジアに行かずに、なぜフィリピンに行くんだ、というように否定的な評判が広まる危険性がある」とフィリピンの大手テレビ局であるGMAネットワークで話している。
ディオクノ氏は、中国やカンボジアはオンラインゲームを厳しく取り締まっており、フィリピンはルールに対して緩すぎるか、厳しくないと人々は思っている、と話している。

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