最終更新：2022年10月06日

メジャーリーグがギャンブル依存、安全対策のキャンペーンに参加

メジャーリーグがアメリカ・ゲーミング協会（AGA）に参加

メジャーリーグ（MLB）は9月29日木曜日、アメリカ・ゲーミング協会（American Gaming Association、略称AGA）の新たなパートナーシップを結んだと発表した。MLBは“Have A Game Plan. Bet Responsibly.”というファンにギャンブル依存防止策や未成年へのギャンブル防止策、ギャンブルの犯罪行為への対策、オンラインカジノでのセキュリティ対策を啓蒙する団体のスローガンへも参加をする。

アメリカ・ゲーミング協会（American Gaming Association、略称AGA）: アメリカ・ゲーミング協会は、American Gaming Associationという名前の頭文字を取って、AGAとも呼ばれる、アメリカカジノ産業の業界団体です。1995年に設立され、アメリカ全国のギャンブル管理団体によって構成され、カジノをより一層健全なエンターテイメントにするため、政界への働きかけや、カジノ業界内の規制などの働きをしている。

メジャーリーグのギャンブル安全対策強化の動き

メジャーリーグのギャンブル依存や安全対策は、このような働きによって、より拡大している。MLBは問題ギャンブル国家評議会 (National Council on Problem Gambling、略称NCPG)にも参加し、今やMLBはこの評議会のプラチナメンバーでもあり、主要団体でもある。

問題ギャンブル国家評議会 (National Council on Problem Gambling、略称NCPG): 問題ギャンブル国家評議会はNational Council on Problem Gamblingの名前の頭文字を取って、NCPGと呼ばれ、1972年に設立された、最も古いギャンブル関連団体です。ギャンブル依存者とその家族の支援と、ギャンブルに対して中立的な立場の維持を目指している。精神医学、心理学、社会福祉、カウンセリング、法律、リハビリなどのメンバーで構成されている。

MLB代表取締役副社長ケニー・ガーシュ氏は「ギャンブルの合法化は更にこの国で成長していくだろう。MLBは、ギャンブルをするファンたちに、ギャンブル依存防止やギャンブル犯罪行為への対策の場を設けることを約束する。」

「AGAとNCPGの経験と情報によって、我々はギャンブル依存や犯罪対策への責任をより拡大し、この新たな教育、意識、サポートサービスの構想は、スポーツベッティングを安全に保ち続け、関わる人々すべてにとって、楽しみと喜びになるだろう。」とガーシュ氏は話している。

“Have A Game Plan”のパートナーとして、MLBはテレビ放送やデジタルメディアなどの公共機関へのギャンブル依存や犯罪対策などの安全対策へアナウンスが、2022年のポストシーズンから始まり、リーグは所属する全ての30チームへキャンペーンパートナーシップに参加するように動き出す。

メジャーリーグがAGAに参加することによって与える影響

AGAは、最善の事例に基づくベンチマーキングと年次訓練を通して、ギャンブル安全対策への知識をリーグ全体に深める専門的な助言をMLBに与えることになるだろう。

ベンチマーキング: ベンチマーキング（Benchmarking）とは、1970年代後半にアメリカ企業が導入した手法で、自己革新を目標とし、高い成果を残している業界内外の企業と比較し、自社の業務の改善につなげることを目指すこと。

AGAのシニア・バイス・プレジデントのキャシー・クラーク氏は、「MLBを“Have A Game Plan”のパートナーに迎えることは、このキャンペーンにとって大きな節目になり、ギャンブル安全対策の強化は、国内に広がっていくだろう。MLBは合法のスポーツベッティングは成長するのと同じように、我々のコミュニティーも成長するということを理解している。このパートナーシップは巨大なインパクトを与え、ギャンブルの安全対策の基礎を国内のファンたちに教えていくことになる。」と話している。

NCPGに最初に加入したプロスポーツリーグとして

MLBは2005年にプロスポーツリーグとして初めてNCPGに加入した。
そして、今、NCPGの中心団体として、MLBはNCPGのエグゼクティブディレクターであるキース・ホワイト氏のチームが取り扱う、様々なギャンブル問題対策に密接に動いており、NCPGのギャンブル問題相談サービスをMLBの全てのメディアプラットフォームに紹介している。

NCPGのエグゼクティブディレクターであるキース・ホワイト氏は「我々はMLBのギャンブル問題への取り組みを称賛しており、彼らのファンやその家族たちへのギャンブル問題や安全対策の啓発が国中に広まることを期待している。」と語る。

「もしギャンブルが問題となってしまったら、何が助けになるかを知ることが重要だ。MLBの協力で、NCPGのギャンブル問題相談サービスの存在を幅広く知らせることができ、これが救済の力になる」とホワイト氏は締めくくっている。この声明はギャンブルリテラシーと利用者の啓蒙のために開かれたギャンブル安全対策強化期間中に出された。

参照元：YOGONET GAMING NEWS

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