
米スポーツベッティング、大谷翔平がMVP候補一番人気オッズに
大谷翔平はスポーツベッティングでも大人気
2018年にアメリカでは法解釈が変わり、それまで違法だったスポーツベッティング(スポーツ賭博)が解禁、各州の判断で合法とすることが出来るようになりました。今では、アメリカ50州のうちに、34州で合法となり既にスポーツベッティングが行われていて、さらに4州では合法になりこれからスポーツベッティングが開始される予定です。
昔からアメリカではスポーツ賭博に寛容だったかというと、そういう訳ではなく、MLBの通算最多安打記録を持つピート・ローズ氏は、監督在任期間中に野球賭博に関わったとしてMLBから永久追放されるという重い罰を受けています。しかし、それも今や昔、スポーツ賭博は合法となり大きな市場へと成長し、2021年のスポーツベッティングによる売り上げは前年度比2.6倍の572億ドル(約7兆4000億円)、2022年は1000億ドル(約13兆円)になると見られています。
スポーツ中継を取り扱うネット配信メディアDAZNグループは、2022年に「DAZN BET」という会社を設立、イギリス、イタリア、スペインでスポーツベッティングのサービスを始めました。アメリカで急成長のスポーツベッティングですが、アメリカに限らず欧米諸国で近年更に人気が高まっているギャンブルとなっています。
メジャーリーグも人気の賭け対象の一つで、各試合はもちろん、タイトル争いや1試合ごとの選手の活躍まで賭けの対象になっています。
投手と野手の二刀流で、これまで前人未到の数々の記録を作ってきた大谷翔平選手は、今年も投げっても打っても大活躍で、ア・リーグのMVPの最有力候補です。もちろん、アメリカのオンライン・ブックメーカー(スポーツベッティングを取り扱う企業)のオッズもぶっちぎりの1位となっています。
以下6月中旬時点でのブックメーカーのオッズです。
名前、所属球団 | CAESARS | DRAFTKINGS | FANDUEL |
---|---|---|---|
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス) | 1.25倍 | 1.235倍 | 1.2倍 |
アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース) | 15倍 | 18倍 | 26倍 |
ワンダー・フランコ(タンパベイ・レイズ) | 29倍 | 31倍 | 41倍 |
マーカス・セミエン(テキサス・レンジャーズ) | 34倍 | 41倍 | 41倍 |
今年もライバルになる昨年のMVPプレイヤー、アーロン・ジャッジ選手がケガで戦線を離れることになってしまった影響もあり、ぶっちぎりで大谷選手が一番人気のオッズとなりました。アメリカの野球ファン、スポーツベッティング好きは大谷選手がほぼ確実にMVPを獲るのではと見ていますが、ここから大番狂わせが起こるのか楽しみです。
日本でスポーツベッティングをするために気を付けること
上記のブックメーカーはアメリカ国内の合法になっている州からのアクセスのみ参加が出来る、オンラインブックメーカーです。日本では賭博は禁止されているため、日本国内にブックメーカーはありません。もし、スポーツ賭博を行っている店舗や、オンラインでスポーツベッティングが出来る場所を提供する店舗があったら、それは違法なので気を付けた方が良いです。
しかし、海外のオンラインギャンブルを取得し、海外で運営しているオンラインブックメーカーを取り締まる法律はなく、グレーな存在となっており、日本からでもスポーツベッティングに参加するが出来ます。
インターネットで検索すると、日本語対応している世界中で人気のオンラインブックメーカーがたくさんあるので、自分に合ったものを選んで参加することができます。
最近では、オンラインギャンブルと取り扱っている店舗が摘発されているニュースが増えています。そういったお店は違法なので個人で楽しむこと、そしてオンラインギャンブルが合法の国のライセンス(例えばオランダ領キュラソーのライセンス)、運営している会社をしっかり確認したうえ、安全にスポーツベッティングへ参加しましょう。
まとめ
かつてはスポーツベッティングが禁止されていたアメリカでも、今では合法となり巨大な市場となり、大谷翔平選手のMVP獲得に多くの人が賭けています。まだ日本国内では、スポーツベッティングは完全には合法ではありませんが、カジノも合法となり、数年後にはスポーツベッティングが解禁されることもあるかもしれません。
参考元:Gaming Today