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カジノ・ジャンケットが宮古島の土地を買収か?
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カジノ・ジャンケットが宮古島の土地を買収か?

【写真はagb日本語HPより】サンシティ・グループ(Suncity Group)による香港証券取引所への報告では、MSRDコーポレーション社の51%の株式を958万8000米ドル(約10億1,835万円)で購入することに合意したことを明らかにした。なお、対象企業(MSRD)の現在の主要資産は、畑、農地、公道で構成される宮古島の北部にある10万8800平方メートルの土地の所有権を保持していて、そこへリゾート・ホテルを開発する予定であることが分かった。その報告によると、必要となる規制当局の承認を得られれば、サンシティは客室100室以上、ヴィラ40軒、プール施設を含まれたホテルを建設する予定。

サンシティーは、沖縄への訪問客が2014年の約1340万人から2018年の3120万人に増加し、中国からの訪問客が2018年の総訪問客の約26.9%を占める18.4%の年平均成長率を示したと指摘した。「沖縄は、日本で最も訪問された都道府県のトップ10にランクされている」と同社は述べた。

サンシティ・グループ・ホールディングスについて

マカオ発祥の所謂ジャンケット・エージェントの会社である。2007年に創設され、香港証券取引所に上場している。2011年からサンシティ・グループとしてマカオのカジノ内VIP顧客のジャンケット事業者の最大手となる。現在は、カジノのジャンケット営業のみに留まらず、急速な勢いでアジア全体へ拡張を成し遂げている。2019年の10月にベトナムでオープンを控えているホイアナ(Hoiana)統合型リゾートの運営者に経営・コンサルタント業務を提供する合意契約を結んだ。また、サンシティはカンボジアのシアヌークビル(Sihanoukville)のカジノ計画に参加している。現在、マカオのゲーミング市場における7つ目のIR事業者になることが検討されている。日本のIR誘致シーンにおいても、日本語版ウェブサイトを立ち上げ、和歌山でのカジノ経営会社コンソーシアムとして名乗りを上げている。

サンシティ・グループ

  • 正式名をSUNCITY GROUP HOLDINGS LIMITED
  • 中国名を太陽城集團控股有限会社
  • ケイマン諸島で有限会社として法人設立
  • Stock Code: 1383(香港証券取引所コード)

経営幹部

  • Alvin Chau(アルビン・チャウ)は、2017年5月より、サンシティ・グループの会長兼専務取締役である。最近のニュースでは、オーストラリアへの入国禁止になったとの報道されている。サンシティ・グループはオーストラリアのクラウン・カジノ内でもVIPルームでの営業もしているが、マネーロンダリングの疑いが掛けられている。
  • John Au(ジョン・アウ)は、2017年5月より、サンシティ・グループの専務取締役である。香港中文大学出身のアウ氏は2004年にマカオのゲーミング業界に入る。

ジャンケットとは

ジャンケット・エージェントと呼ばれるこの業態は、マカオにあるカジノ内にある無数のプライベートVIPルームに入っている。ジャンケット事業者は、これらのVIPルームをそれぞれ「場所借り」し、カジノへは「場所代」として様々な方法で支払いを行う。独自の営業活動で得た顧客をそれぞれのVIPルームにてギャンブルをさせ、その収益を得る事業のことである。極小カジノのオーナーということが言える。このVIPルームは、カジノの持ち物というより、各ジャンケット事業者の持ち物として扱われている。ジャンケット事業者は、顧客を集める営業活動、各カジノでのVIPルームの運営、顧客への貸付も行っている。ただし、ラスベガスやシンガポールで行われているジャンケット・エージェントとは、その形態が異なり、ラスベガスやシンガポールのジャンケットは、営業活動のみであり、各カジノへ顧客を送り込み、その顧客の成績やポイントなどによって、カジノ側からコミッションが支払われる形態をとっている。日本でのカジノも、後者の方を取り入れるとされている。近年、マカオ型ジャンケット事業者が反社会勢力との繋がりが表沙汰になっている。中国人顧客の賭博の極秘情報の漏洩や、賭け金の裏工作(カジノで実際に賭けられている金額と、ジャンケット事業者と顧客間の口合わせの金額が異なる場合がある)、更には不合法な借金取り立て方法など、大きな問題となっている。

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AGB日本より

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