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ラスベガス好き、集まれ! 更新日: 2018年12月3日

2018年、ラスベガスを拠点とするカジノ・ゲーム製造会社2社の株が44%も急激に下落!

ラスベガスのカジノ産業は、10月初めのG2Eのショーが終わった時点で「シャンシャンシャン」、年度末となる。気分的にであるが。11月はサンクスギビングがあり、12月になればクリスマスとホリデー気分で新規事業などには一切手を出さないのが普通である。ただ、AGS(American Gaming Systems)だけは、11月になっても新規事業をどんどん進めていて、毎週のようにニュースに出ている。ここ数年で先住民カジノ専門のスロットからラスベガスの商業カジノへ参入し、やり手の社長がかなり頑張っているようだ。だが、今日取り上げている会社はスロット・メーカーの老舗である。と言っても、スロットだけの会社から何社か買収合併を繰り返し、扱う商品がスロット・マシンに限らず、これら2社とも「カジノ・サプライヤー」と呼ばれるようになった。
スロットマシンから宝くじの券に至るまで、カジノ用品の全てを製造しているカジノ・ゲームのサプライヤーにとって、2018年は大変ラフな年であった。中でも、ラスベガスを拠点とする2大スロットマシン製造会社である、Scientific Games Corp.(サイエンティフィックゲーム ・コーポレーション )(NASDAQ:SGMS)とInternational Game Technology(アイ・ジー・ティー)(NYSE:IGT)。以下の図を参照していただくとわかりますが、その株式は年間を通じて急落しており、最近リリースされた第3四半期業績も何の助けにもなっていない。
全てのカジノ・ゲーム・サプライヤーは市場も飽和状態であるため、伸び率が低下していて、同じマクロ問題に直面している。
↑【株価変動を示す】

第三四半期の業績は、IGTの売上高は5%減$ 1.16B(約1270億円)、営業利益は$ 257M(約282億円)とやや減少し、$ 22.3M(約24.5億円)の純利益であった。SGMSの収益は、NYX社の取得に関連して歳入が7%アップし$ 821.0M(約903.1億円)だったが、NYXの取引を引いた場合、収益は前年同期と比較で、僅かにアップしている。前年度同期の純損益は$ 59.3M(約65.2億円)であったが、今年度第3四半期には$ 351.6M(約386.7億円)へ急増した。
遅い成長は必ずしも会社のために悪いと決めつけることもないが、投資家は2018年度の成長をゲーム業界から期待していた。そして、多額の負債は、ただ単に生き残るために力強い成長の必要があることを意味している。

バリュエーションが高すぎた感もある。ピーク時で、IGTとSGMSの両方とも$ 5Bを超えるマーケット・キャップを持っていた、また、それぞれが過去10年間にわたり$ 8B以上の債務負担を蓄積していることから、この2社は$ 13B以上の企業である事を意味している。これは、お金を稼ぐために苦労している企業にとってとても高い評価であり、トップラインとボトムラインでの成長のための高い基準を設定していることになる。
懸念材料として、長期債務は高レベルの財政難が長期的につながることである。収益が縮小し始めた場合、債務返済がより困難になる可能性があり、それは、企業が現在の株主を希薄化させる株式を売却するという見通しに直面したとき、あるいは、最悪のケースでは倒産する可能性があるだろう。今の状態がかなり酷くならない限り、最悪のケースとまではいかないであろうが、高い株価バリュエーションと高い債務負荷が高リスク・カテゴリーに会社を置くことを招き、それは暴力的な株価反応につながることもある。
↑【負債額を示す】

米国でスポーツ賭博が解禁となったが、IGTとSGMSのような企業がその恩恵を確認することができるのには、まだまだ市場が十分に成熟していない。アメリカの賭博協会は、米国内でのスポーツ賭博が毎年$ 150B(約1650億円)あると想定しているが、カジノで合法的に賭けられているのは、その内のごく一部であると推定している。
いつか、スマホなどでスポーツ賭博ができるようになれば、米国のカジノの重要な事業となりえて、IGTとSGMSなどの成長に貢献できるが、まだまだ先の話である。そして、殆どの州でスポーツ賭博が合法化となるのがいつになるかは誰にも分からない。

マクロレベルでは、マカオでもカジノは減速していて、エンド・ユーザーの成長に依存しているゲーム・サプライヤーにとっては、不利になる兆候が出ている。エンド・ユーザーの支出額が減少するのであれば、サプライヤーにとっては悪いニュースであり、巨額な負債があることで、この2社の株式は今とても危険であることが言えるだろう。

日本でのIRは世界中のカジノ関係会社から注目を浴び、大きな期待をされている。ゲーム・サプライヤーにとって、スロット・マシンを5,000台規模で導入できる規模のカジノであれば、たったの3件でもかなりの収益が見込まれるであろう。

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麻雀豆腐編集部

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鈴木たろうプロ 鈴木たろう プロ
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■主なタイトル歴
第15回 最強位/第8回 野口賞受賞/第9・11・12・13期 雀王 3連覇の快挙/世界麻雀大会2015 2位など
小倉孝プロ 小倉孝 プロ
(日本プロ麻雀協会所属)
■主なタイトル歴
第3・4期 雀竜位/第6期 新人王/第7期 雀王 など