コストコでプライベート・ジェットのシェアサービス会員券売ってます。ブラック・フライデー。
【写真はCOSTCO.COM】いよいよ11月も第4週目を迎え、アメリカではサンクスギビングの祭日が訪れようとしている。今年は11月22日の木曜日がその祭日となるが、今週はアメリカでクリスマスなどに並んで一番人々が移動する週となる。
ラスベガスの地元新聞によると、ラスベガスへの訪問者は30万人以上とあった。
通常、年老いた両親の家、自分が育った家へ姉妹兄弟が集まるのだが、気候の良いラスベガスで家族で会いましょう!的な人々も多いようである。全米で5番目のサンクスギビング・デスティネーションらしい。一位は必然的に人口が最も多いニューヨーク一帯地域であるが、毎年この時期は天候が悪く空の便も遅延や欠航が相次いで発生し、大変気の毒である。
アメリカ生まれで子供の頃からサンクスギビングの風習が身についている人々は、大家族が揃って七面鳥のローストや丸ごと骨付きハムなどを食べて良い時間を過ごすのであろうが、多くのアメリカ人は、「来たり人(ど)」であり、17世紀前半の先住民族と初期アメリカ移民との間のお祝いなどは関係無いと感じる人も多い。
サンクスギビングは毎年11月の第4木曜日となっている。クリスマスの1か月前位である。資本主義べたべたのアメリカでは、この好都合の日取りを利用して、「ブラック・フライデー」と言う日を作った。クリスマス・プレゼントの買い物を始める日と任意的に決めた。特別セールもほぼ全部の小売店でやっている。元々は、小売店で夜中の12時からいきなり開店させ、夜遅くまで家族団欒を楽しむ人たちをタ―ゲットにし、「家族仲良くクリスマスのショッピングを始めましょう!」と、サンクスギビングの翌日の金曜日をその日に勝手に決定した。寒い夜中、行列をなしたバーゲン・ハンター達が何時間も並んでいたものだった。10年程前、ウォルマートでは、オープンと同時に扉を開けた瞬間に前の人が躓き、その上に多くの人が重なってきたために死者がでたこともあった。近年のインターネットの普及のお蔭で最近はサイバー・セールに移行しているため、夜中の寒い中で行列しなくても済むようになった。でも、人気の電化製品サイトではネットが動かなくなるのは毎年恒例である。
先週、ラスベガスに4件目のコストコがオープンした。それも、うちから10分程の所に。
コストコからブラック・フライデー用の広告がメールで来ていたのを見つけた。日本でもコストコを利用されている方々も多いと思う。兎に角色々なものを売っている。この度見つけた商品であるが、少々ビックリした。プライベート・ジェットの会員制利用を提供する会社である、Wheels Up社の会員費のセールであった。年間会員費$15,999.99で、コストコで利用できるキャッシュカードが$3,500分とこの会社で使用できる$5,000分のフライト・クレジットが付いてくる。
コストコでプライベートジェット会員を募っているという事実には本当に驚いた。トランプ政権の田和物だろうか?コストコで買い物をする人がプライベートジェットを使う人となっている?デマンドはあるのか?
本日、日産会長のカルロス・ゴン氏が逮捕された。100億の収入を50億としていたそうだ。周囲からのやっかみを抑えるために、少なく発表(申請?)してたのか?日本企業の役員の報酬は本当に少ない。日本企業の会長レベルで、何人がコストコでプライベートジェット利用の会員になっているだろうか?そのような仕組みを利用した会社が日本にあるか?もわからないところだ。
次は、どんなものを売り出してビックリさせてくれるのか期待している。
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