韓国新IR、97%が完成し予定通り今年末の開業へ

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仁川新IR”インスパイア”今年末にノンゲーミング施設が開業

韓国の仁川に建設中の統合型リゾート"インスパイア・エンターテイメント・リゾート"が、8月の終わりには約97パーセント完成したと、プロモーターのモヒガン・トライバル・ゲーミング・オーソリティ(Mohegan Tribal Gaming Authority)は発表しました。

「工事の進捗状況は計画通りに進んでいる」と、アメリカを拠点とするモヒガン・ゲーミング社は語ります。「開業は予定通りに2023年の第四半期中(10月から12月)中になる予定です」と9月21日に開催されたインベスター・デイ(企業が投資家に向けて説明を行う活動)の中で発表されました。

モヒガン・ゲーミングは今年の初めに、2023年の最終四半期にノンゲーミング施設(カジノ以外の施設)を開業する可能性があると発表しました。そして、外国人専用のカジノの開業は、来年の初めぐらいになる見込みです。

インスパイアの社長であるChen Si氏は、7月にアジアのカジノ関連のニュースを取り上げる海外サイト"GGRAsia"の取材に対し、カジノライセンスを正式に申請する前に、5つ星ホテルの評価を獲得する必要がある、と明かしました。

そしてChen Si氏は、カジノの開業について、2月10日から始まる2024年の旧正月休暇期間中を目指している、と語りました。

インスパイア・エンターテインメント・リゾートの第一フェーズは、同社によると16億ドル(約2,372億5,000万円)規模になると表現しています。

モヒガンCEOはカジノ開業時期については未定と発言

この統合型リゾートには、1,275の客室とスイートルーム、15,000席の多目的アリーナが設立される予定です。またカジノ施設は、トータル150台のゲームテーブルと700台のスロットマシーンが設置される予定です。

モヒガン・ゲーミングの最高経営責任者であるRay Pineault氏は、同グループが開催した直近の8月のカンファレンスにて、ゲーミングオペレーションの開始時期については、「私たちのコントロールの及ぶところではない」と語りました。

Pineault氏は、「我々はホテルとノンゲーミング施設をオープンし、ホテルの格付けを獲得し、カジノライセンスを取得します」と述べました。

9月21日のプレゼンテーションで、モヒガン・ゲーミングは、このカジノリゾートが持っている潜在的な市場規模について、観光客と外国人居住者または二重パスポート保持者といった、年間470万人の"ゲーミング旅行者"たちを取り込むことを予想していると語りました。

モヒガンの想定によると、"ゲーミング旅行者"の内の約420万人は、大衆客とプレミアムマス層の利用客によるもので、年間5億9300万ドル(約879億3,000万円)の「市場価値」があると推定されます。

また、モヒガンは約10パーセントがVIP客であり、その「市場価値」は12億4000万ドル(約1,838億6,714万円)近くに上ると推定されると語ります。

このカジノデベロッパーは、「プレイヤー開発チーム」と支店を活用して、プレミアムマス層の利用客や一部の大金を賭けるギャンブラーを誘致すると述べました。また、同社は「国際的な大手ジャンケット会社(裕福層をカジノに招待し、航空券、ホテル、滞在中の食事などを案内する仕事)と提携し、プレーヤーの誘致と、付随する信用、集金手続きの提供を目指します」と述べています。

まとめ

まだはっきりとした開業日は発表されていませんが、施設はほぼ完成し、開業は目前となりました。仁川には既にパラダイス・シティという大手IRがあり、空港からのアクセスがパラダイス・シティの方が良く、また韓国には多くのカジノがあるため競合が多く、なかなか厳しいという指摘がありますが、東京からも約2時間半で行ける近い距離の仁川に新たなIRが生まれるのは、楽しみなニュースです。

参考元:GGRAsia

ここでご紹介している内容は情報の副次的な視点提供を目的として引用しています。

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