韓国新IR施設のオープン時期について、モヒガンCEOが語る
カジノは来年2月にオープンする可能性
アメリカを拠点としているモヒガン・ゲーミングは、韓国の仁川で外国人専用カジノは、"モヒガン・インスパイア・エンターテイメント・リゾート"を開発中であり、その第1フェーズは16億ドルのプロジェクトとされています。
モヒガンのゲーミング最高経営責任者(CEO)であるRay Pineault氏は、8月10日の決算報告会で、韓国のモヒガン・インスパイア・エンターテイメント・リゾートが今年の第4四半期(10月から12月間)にカジノ以外のノンゲーミング施設をオープンする可能性があることを語りました。
「よほどのことがない限り、その目的は達成することができるだろう」とCEOはアナリスト達に語りました。また、最近、韓国を襲った台風がこのプロジェクトのタイムテーブルに影響がないことを付け加えました。
先日、インスパイア・エンターテイメント・リゾートの社長であるChen Si氏は、カジノ施設については来年のチャイニーズニューイヤーである2月10日までの開業を目指している、とアジアのカジノ関連のニュースを取り上げる海外サイト"GGRAsia"に向けて語りました。
しかし、決算報告会において、Pineault氏はカジノ開業のタイミングについて「それは我々がコントロールできることではない」ので、何も保証することが出来ない、と語りました。
「最初から我々が話しているように、ホテルとノンゲーミング施設をオープンし、ホテルの格付けを得てからでないと、カジノライセンスが取得できません」とPineault氏は述べました。
「我々は可能なだけその期間を短くしようと努力していますが、カジノライセンスの取得については、我々はコントロールすることが出来ません。我々は韓国の関係機関と連絡を取り合い、いくつかの目標期日を決めています。
決算説明会では、モヒガン・インスパイアの「プロジェクト完了は7月末時点で約89パーセント」と発表されました。
モヒガン・インスパイアの開発に約168億円の追加資金
このプレゼンテーションでは、外国人専用カジノだけでなく、いくつかのフェーズに分かれており、トータル1,200室の3つのホテルタワー、15,000人収容のアリーナとコンベンション・スペース、ダイニング、ショッピング、エンターテイメント施設、屋内ウォーターパーク、家族向けの屋外パークといった施設が作られる予定です。
韓国の"モヒガン・インスパイア・エンターテイメント・リゾート"は、アメリカのコネチカット州にある同グループが運営する"モヒガン・サン"と匹敵するサイズとスケールになると言われています。
モヒガン・ゲーミングの最高財務責任者は、キャピタルリースを含み未償却の負債発行費と割引を除いた6月30日現在の負債総額は31億ドルで、3月期から2億1870万ドル(約318億1,090万円)増加したと述べました。
Anderson氏は、「この増加はモヒガン・インスパイアの開発による資金調達活動に関連するものです」、そして、「すでに発表されているように、我々は最大1,550億韓国ウォン(約168億7,700万円)の追加資金をモヒガン・インスパイアの完成のための費用に充てています。」とモヒガン・インスパイアの開発資金について話しています。
またAnderson氏は、6月に約300億ウォン(約32億6,650万円)が拠出され、「近いうちに残りの最大890億ウォン(約96億9,070万円)を投資する予定」だと話しています。
今四半期の支出総額2億7,310万ドル(約397億2,360万円)は、「大半はモヒガン・インスパイアの開発に関連するもの」であると、財務責任者は語りました。
まとめ
韓国仁川は、日本から飛行機で2時間ほどで行けるほど近く、既に日本企業のセガサミーと韓国大手カジノ運営会社パラダイス社が合同で経営するIR"パラダイスシティ"があり、カジノがまだない日本から一番気楽に行けるカジノとして、多くの日本人観光客が訪れています。大阪IRの開業が2030年と言われている中、それより早く仁川では新しいIRが開業することになり、パラダイスシティと並び大きなライバルとなることでしょう。
参考元:GGRAsia