サミットアセント社が、沖縄の土地を高級ホテル建設のため購入
大阪IRで観光客が増えると予想し、沖縄の土地を購入
ロシアのウラジオストク港近くにあるカジノ・リゾート「ティグレ・デ・クリスタル(the Tigre de Cristal)」へ投資している、香港上場のサミット・アセント・ホールディングス(Summit Ascent Holdings Ltd)は、沖縄県宮古島市付近の土地に総額2億8000万香港ドル(約49億3479万円)を支払うと発表しました。
日本で最初のカジノリゾートとなる大阪IRが政府によって認証され、観光客が増加することが見込まれその利益を取り込むために、グループは"シーサイドキャビンを備えた高級ホテル"を開発する予定だと語ります。
18日、サミット・アセント社はLETグループ・ホールディングスに対し、沖縄の土地区画の51パーセントの持分について、ローン債務を含めて1億4280万香港ドル(約25億2037万円)を支払うと発表しました。サミット・アセント社は、旧社名のサンシティ・グループ・ホールディングス(Suncity Group Holdings Ltd.)という名でも知られる、香港上場のLETグループの子会社です。
また、サミット・アセント社は、Solid Impact Ltd.という名前の会社に対し、沖縄の土地区画の49パーセントの持分について、ローン債務を含め1億3720万香港ドル(約24億2153万円)を支払う予定です。Solid Impact Ltd.は、独立した第三者であるClayton Ipが所有していると申請書に記載されています。
この沖縄に建設予定の施設は、トータル28の隣接した土地から成り、総面積は約108,799平方メートルになります。「今現在、この土地区域の大部分は未開発の土地です。」とサミット・アセント社は述べています。
「日本が関西の港町・大阪にて国内初となるカジノ建設計画が認証されたことにより、国内だけでなく海外の観光客が訪れることになるだろう」とサミット・アセット社は述べます。「また、ホスピタリティ産業など、関連する業界は、カジノ観光客の利益の恩恵を受けることになるでしょう」と言及します。
また、サミット・アセント社は、日本のIR計画に相互効果が期待でき、極東ロシアの統合型リゾートビジネスへクロスセリング(抱き合わせ販売の)機会があるだろう、と語ります。
準備段階の建設計画では、サミット・アセント社は、約2,500万香港ドル(約4億4124万円)をこの沖縄の土地の設計と将来の開発へ投じると発表しています。
サミット・アセント社の動向
3月、サミット・アセント社は2022年の株主帰属利益が1,180万香港ドル(約2億826万円)であったのに対し、2021年は2億3,000万香港ドル(約40億5942万円)近い損失であったと報告しました。
それと同時にサミット・アセント社は、「施設の収容人数とゲーミング施設以外のエリアを約2倍近くにする、ティグレ・デ・クリスタルの開発のフェーズ2は、中断したままであり、代替案を探るとともに、戦略的な現地パートナーも探る可能性もあります」と語りました。
今月の初めにサミット・アセント社は、親会社とのリボルビングローン契約を終えることに同意しました、この契約では、サミット・アセント社は約4億7930万香港ドル(約84億5949万円)をリボルビングローンに充てることになっていました。
この契約の終結で、サミット・アセント社は2億8000万香港ドル(約49億4191万円)を購入の決済に充て、設計と開発計画に2,500万香港ドル(約4億4124万円)、1億7430万香港ドル(約30億7634万円)を運転資金または他の投資機会の候補に使うと発表しました。
今月の初め、LETグループ内の会社が北海道に所有している土地区域を総額2,700万ドル(約36億6,499万円)で売却することを発表しました。
まとめ
大阪に日本初のIRが出来ることにより、国内外からの観光客が増加することを見通し、サミット・アセント社は沖縄に高級ホテルを建築するプロジェクトを始めるようです。日本で初めての統合型リゾートの誕生は、今後も経済的に多くの影響を与えることになるでしょう。
参考元:GGRAsia