カードカウンティング(Card Counting) | カジノ用語

最終更新：2020年07月12日

カード(Card)

カードカウンティング(Card Counting) とはブラックジャック、ポーカーやバカラなどのカードゲームで使用される技術で、既出のカードを記憶して以降で出るカードを予測することでゲームを有利に進行する手法です。主にブラックジャックで利用されることが多いテクニックです。

カードカウンティングは実際有効な手法で、勝率を上昇させることが可能です。しかしながら、カジノ側でも対策を実施していて、カードカウンティングを行っているプレイヤーを見つけ次第、カジノへの入店を禁止にするなどの措置を行います。

ブラックジャックのカウンティングの基本(ハイローシステム)

カードを3つ分けて数値化する

ブラックジャックのカウンティングの基本となるハイローシステムでは、カードを3つのグループに分けて、それぞれのグループに点数を設定します。なお、スートは関係ありません。

23456・・・+1
789・・・・・・±0
10JQK1・・・・-1

上記のように3つのグループには点数が設定されており、該当するカードが出るたびにその点数を加算していきます。
例えば、手元のカードが2と10だった場合は、

2(+1) + 10(-1) = 0

と、なります。
2は+1、10は-1とカウントしするので、加算すると合計値は0となるわけです。この合計値の求め方が基本中の基本となり、これをすべての出たカードに対して行っていきます。

合計値から読み取る

なぜ合計値を計算することが戦略になるのでしょうか。その合計値から何が読み取れるのかを解説します。

3つのグループに分けた52枚のカードの枚数を数えてみます。

23456・・・20枚
789・・・・・・12枚
10JQK1・・・・20枚

2、3、4、5、6 のグループと 10、J、Q、K、A のグループがそれぞれ20枚ずつとなりました。ここが大きなポイントとなります。2 ～ 6 のグループは+1点、10 ～ A のグループが-1点とカウントするので、10 よりも 2 から 6 のような小さい数字が多く出た場合、合計値はプラスの数値になります。逆に 10 の方が多く出た場合、合計値はマイナスになります。

つまり、カウンティングの合計値を出していくことよって、まだ引かれていないカード、つまりシューの中にあるカードがどちらに偏っているかを予測できるようになるのです。

合計値がプラスの場合

合計した結果がプラスになり、プラスが大きいほど、小さい数のカードが場に多く出ていてることになります。小さい数のカードを引く可能性が低く、10のカードを引く可能性が高いので、ダブルダウンを狙ったり、ディーラーがバーストしやすくなると判断することができます。

合計値がマイナスの場合

合計した結果がマイナスになり、マイナスが大きければ大きいほど、10 のカードが場に出ていることになります。つまり、10 のカードを引く可能性が少ないので強気の勝負は避けましょう。

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