
韓国、新統合型リゾート建設計画に約191億円の追加融資
計画中のIR施設に更なる巨大な融資が行われる
アメリカを拠点にしているカジノ運営会社モヒガン・トライバル・ゲーミング・オーソリティー(Mohegan Tribal Gaming Authority)は、韓国の首都ソウルの近く仁川(インチョン)で進められているカジノリゾートプロジェクト"モヒガン・インスパイヤ(Mohegan Inspire)"の建設に、1,850億ウォン(約191億円)の新規資金を投資することに同意したと発表しました。
追加資金は、モヒガン・インスパイア・エンターテイメント・リゾート(Mohegan Inspire Entertainment Resort)を開発するグループ子会社インスパイア・インテリゲイト・リゾート(Inspire Integrated Resort Co Ltd)に投資される予定です。
2月下旬に発表されたプレスリリースにおいて、モヒガンはカジノリゾートプロジェクトの完成を確実にするために、子会社に対し必要に応じて、一定の非希薄な株式資本を拠出することに同意したと発表しました。
この出資は、米ドル換算で最大1550億ウォン(約160億円)で、「2023年9月30日以前の様々な時期に」行われるとモヒガンは述べています。
そしてまたモヒガンは、もし必要であれば、特定の開発費用に充てるため、もしくは、プレオープン費用が予算額を超える場合、最大300億ウォン(約31億円)の準備基金が用意することに同意をしました。
今年の終わりにはオープン予定
モヒガンのチーフエグゼクティブであるRaymond Pineault氏は、2月頭に韓国で建設中のカジノリゾートに関連した、さまざまな項目に資金を供給するための追加株式投資が必要になることを確認しました。
Pineault氏は、2023年の後半にノンゲーミングの一部がオープンする予定で、その後すぐにライセンスが取得出来ていれば、カジノもオープンする予定だと語っています。そして、1月の終わりにはプロジェクトの45.3パーセントが完成しており、建設の進行具合は計画の4.5パーセントほど進んでいる、と計画が順調に進んでいることをアピールしています。
"モヒガン・インスパイヤ(Mohegan Inspire)"は、外国人のみ利用可能なカジノとなり、レジャー施設と1,270室の客室とスイートルームを兼ね備えた施設となる予定です。建設が完成すれば、このリゾート施設には15,000人収容の多目的アリーナも設立される予定です。
モヒガンは今月の初め、既存の信用契約の2回目の修正に一部の貸し手と合意したと発表しました。今回の修正では、一部の貸し手が「融資枠のコミットメントと融資の満期を2025年11月1日まで延長することに合意した」と発表しました。
そして、先月1月にモヒガンは韓国最大規模の企業グループであるハンファと、モヒガン・インスパイヤに関連する資金調達契約の詳細を発表しました。
モヒガンは2019年末にこのプロジェクトにおいて、ハンファが主になる請負業者に就任したと発表しました。ハンファグループの一部である、ハンファ・ホテルズ&リゾートは、ホテル運営を含む、ノンゲーミング施設の運営に合意していました。
まとめ
世界中から注目されている、韓国仁川の統合型リゾート"モヒガン・インスパイヤ"設立の計画は、順調に進んでいるようです。追加融資も決まり、予定通りに今年の終わりには、ノンゲーミング施設の一部がオープンされる見込みのようです。アジアに生まれる新たな統合型リゾートの誕生が楽しみです。
参照元:GGRAsia