【ワンチャンス】とは(麻雀用語辞典)
最終更新:

【ワンチャンス】とは(麻雀用語辞典)

【ワンチャンス】『戦術系用語』

ワンチャンスとは場に同じ種類の数牌(シューハイ)が3枚見えており、それにより両面待ちに対応した安全牌の壁スジが出現し、その牌を打牌してロンを回避する守備の戦法のことです。ただ、残りの1枚で両面待ちに構えているプレイヤーがいる可能性が残っている為注意が必要です。同様に、同じ牌が4枚見えている状態はノーチャンスと言われ、壁スジとしてはワンチャンスよりも安全度が高いです。このスジは壁とも呼ばれ、壁スジは安全牌読みに活用できます。

壁(カベ)=ノーチャンス [安全牌読み]

壁(カベ)が出来たら安全牌が見えます!
  • 壁(カベ)=ノーチャンス 安全牌読み
  • 壁(カベ)は リャンメン待ち に対する防御方法
  • 同色の数牌(シューハイ)が4枚見えている=壁
  • 壁は 他家全員 に対して有効

壁(カベ)とは

は、自分の手牌、河(ホー)、ドラ表示牌、カン や ポン などの鳴きによる開かれた牌など、なんらかの形で同じ種類の数牌が4枚すべて見えている場合に使用するリャンメン待ち用の防御方法です。

4枚同じ種類の牌の場所が把握出来て 壁 が出現した場合、その牌が絡んだ塔子を作ることが出来なくなり、その待ちの可能性がなくなるので、通称ノーチャンスとも言います。

また、壁 は、他家全員に対してのリャンメン待ちに有効な守備です。なぜなら、ノーチャンスと言われるように、同色4枚の数牌の内1枚も利用できなければ、どのプレイヤーもその牌絡みの塔子を作ることが出来なくなるからです。

壁スジ 7種
壁スジ
が4枚見えている場合
が4枚見えている場合 -
が4枚見えている場合 -
が4枚見えている場合 -
が4枚見えている場合 -
が4枚見えている場合 -
が4枚見えている場合

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

壁の仕組み

例えば、場のプレイヤーの誰かが、索子の をポンしているとします。そして、自分の手牌にも が1枚あるとします。こうなると、 は牌山にも他家の手牌にもなくなります。

すると、索子の両面塔子 での -- のリャンメン待ち の可能性はなくなります。ここで 壁 の防御方法を利用できるようになります。

重複して説明します。索子の が1枚も利用できないということは、 での待ちはなくなります。
従って、 - のリャンメン待ちや - のリャンメン待ちの可能性がなくなります。

注意する必要があるのは、両面塔子 での リャンメン待ち - 待ちや、両面塔子 での リャンメン待ち - 待ちはありえるので、 の待ちの可能性は残っています。

つまり、 で壁が出来た場合は、リャンメン待ちにおいて、 での待ちがなくなります。

これが壁スジのメカニズムです。リャンメン待ち対策の安全牌読みとしては有効な守備方法です。

壁7種

上述した壁理論で考えられる安全牌 壁スジ7種です。

壁スジ 7種
スジ
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全
4枚見えている場合 は安全

オリの手順や詳しいスジ読みの説明は下の記事をご覧下さい!

関連記事
麻雀のベタオリ 初心者に多い勘違い、正しい手順で逃げ切れ!
麻雀のスジ『振り込まないための7つの読みと実践防御方法』
【麻雀用語】初心者が覚えるべき基本用語を全て解説

関連タグ

皆さまのご感想、コメントなどお寄せください