【表筋(オモテスジ)】とは(麻雀用語辞典)
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【表筋(オモテスジ)】とは(麻雀用語辞典)

【表筋(オモテスジ)】『スジ系用語』

表筋とは他家(ターチャ)が両面待ち(リャンメンマチ)をしている場合にフリテンルールにより安全とされる牌のことです。例えば、他家の捨牌に[4]がある場合は[1-4][4-7]待ちはないとする考えのもと、捨て牌[4]に対する筋
[1-7]が表筋となります。

表スジ(オモテスジ)

  • 表スジ(オモテスジ)安全牌読み
  • 表スジ は安全な牌を読む防御戦術に利用できる
  • 表スジ/リャンメン待ち/同色数牌/フリテン で安全牌を考える

表スジ とは

表スジ とは、数牌の 456 それぞれに対しての外側の スジ のことです。全部で3種類あります。スジ は上述した基本6種のスジを元に考えます。

表スジ3種
数牌表スジ
4索 に対して 表スジ は 1索-7索
5索 に対して 表スジ は 2索-8索
6索 に対して 表スジ は 3索-9索

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

表スジ を活用した防御方法の原理

他家の捨て牌に数牌の 4 5 6 がある場合、この 表スジ が同色数牌リャンメン待ちに対しての安全牌と推測することが出来ます。

例えば、索子 が他家の捨牌にあるとします。スジ読み戦術 は 同色牌 リャンメン待ち が前提になるので、 が絡む スジ を考えます。 に絡む スジ は --です。
つまり -- [ 1・4・7 ](イー・スー・チー)になります。
従って、 の 表スジは になります。

そして、他家の捨牌に索子[ 4 ]が出ている場合は、そのスジ系の牌である索子[ 1-7 ]が比較的安全な牌と考えられます。

なぜ[ 1-7 ] が安全なのかと言うと、 が捨牌にある状態で アガり牌 が であるとします。その場合、手牌にある牌は索子 の 両面塔子(リャンメンターツ) になります。
つまり、 - の リャンメン待ち になります。

もし で ロン を宣言した場合は、捨牌に がある以上、フリテン となります。同様に、捨牌に があるので、 で ロン をすることも フリテン になるので出来ません。
つまり、索子の[ 1 ][ 7 ]は安全牌と推測されます。

同じように考えられる 表スジ を利用したスジ読み戦術 が以下の表にある3種です。

表スジ3種で安全牌を考える(同色の牌で考えて下さい。)
捨て牌捨て牌に絡むスジ表スジ=安全牌
捨牌 4索 捨て牌に絡むスジ
  1索-4索
4索-7索
の両面待ちなし
4 の 表スジは
1索-7索
安全牌と推測可能
捨牌 5索 捨て牌に絡むスジ
  2索-5索
5索-8索
の両面待ちなし
5 の 表スジは
2索-8索
安全牌と推測可能
捨牌 6索 捨て牌に絡むスジ
  3索-6索
6索-9索
の両面待ちなし
6 の 表スジは
3索-9索
安全牌と推測可能

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

このように、表筋は相手が両面待ちであった場合に、フリテンルールに基づき安全とされる牌なのです。

フリテンとは

フリテン とは ロン で アガる ことが出来ない テンパイ のことです。
フリテン には3種類あり、

  • 1つ目、自分の捨て牌の中に ロン で アガる ための牌がある場合
  • 2つ目、立直(リーチ) 後に 他家 の 捨て牌 を ロン せずに見逃してしまった場合
  • 3つ目、同巡内(ドウジュンナイ)に アガり牌 が捨てられた場合

これらの場合は フリテン 状態で、ロン で アガる ことが出来ません。ここで大切なことは、フリテン となった場合、待ちに絡む牌すべてで ロン が出来ないということです。
フリテンの詳しい説明は 「麻雀のフリテンとは?フリテンになる2つの条件と2つの回避方法」 をご参照下さい。

筋(スジ)の種類

  • 表スジ(オモテスジ)安全牌読み
  • 中スジ(ナカスジ)安全牌読み
  • 片スジ(カタスジ)安全牌読み
  • 裏スジ(ウラスジ)危険牌読み
  • 間4軒(アイダヨンケン)危険牌読み
  • 跨ぎスジ(マタギスジ)危険牌読み
  • 壁(カベ)=ノーチャンス 安全牌読み

スジの種類、スジ読みの戦術は下記の記事をご覧ください!
スジの詳しい説明はこちら↓
『麻雀のスジ『振り込まないための7つの読みと実践防御方法』』

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