【仮東(カリトン)】とは(麻雀用語辞典)
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【仮東(カリトン)】とは(麻雀用語辞典)

【仮東(カリトン)】『プレイヤーの名称』

仮東とはゲームを開始するにあたり席決めや親を決める手順の中でプレイヤーの座る位置決めや親を決める際の起点となる場所です。仮東に座った人は仮親を決めるサイコロを振ります。プレイヤーの場所決めには様々な方法がありますが、一般的には東の牌を取った人の座る位置が仮東になり、仮東の位置を基準に他のプレイヤーの座る位置が決定します。場所決めが終わったら、仮東の人がサイコロを振り、その出目に従い仮親が決まります。そして、仮親がサイコロを振ると、その出目に従い親(起家)が決定します。

親を決める大まかな流れ

仮東を決める(東の牌を取った人)

それぞれのプレイヤーの座る位置が決定

仮東の人が仮親を決めるサイコロを振る

サイコロの出目により仮親が決まる

仮親の人が親(起家)を決めるサイコロを振る

親(起家)が決定

この記事では、仮東と席順を決める正式な手順と、手軽に出来る簡易的な方法をご紹介します。

仮東を決める正式な手順~サイコロで対象者を決める方法~

まずはサイコロの使い方をご紹介します。
場所決めの時以外に親を決める際にもサイコロを使いますので、まずはこの方法を覚えてください。
(1)サイコロを2つ同時に振る
(2)サイコロの出目を合計する
(3)サイコロを振った人を起点(1)として、出目の合計数を反時計回りにカウントする
(4)カウントが終わった席の人が対象者となる

サイコロを振る人をAさんとし、Aさんを起点とします。
起点から反時計回りにカウントします。

サイコロの出目の合計数
2、6、10 の場合・・・右(下家)に座っているBさん
3、7、11 の場合・・・正面(対面)に座っているCさん
4、8、12 の場合・・・左(上家)に座っているDさん
5、9 の場合・・・・・・サイコロを振った人Aさん

このように対象者が決まります。
何の対象者なのか、誰がサイコロを振るのか、これらは場所決めか親決めかで変わってくるので、まずはこの方法だけ覚えてください。

サイコロの使い方が分かったところで、場所決めの手順を紹介します。

  • 仮の席に座る
    まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
  • 東南西北と1筒・2筒の牌を並べる
    誰か一人が東南西北と1筒・2筒の牌の6枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜてから1列に並べます。誰が行うかは適当に決めてOKです。
  • 仮東を決める
    6枚の牌を並べた人の対面の人がサイコロを振って、出目の席に起家マークを置きます。
    この場所が仮東となります。
  • 仮東(起家マークのある席)の人がサイコロを振る
    仮東の人がサイコロを振ったら、触らずにそのまま置いておきます。
  • 6枚の並べた牌を開く
    牌を開いたら、筒子2枚両端に移動します。
    (この時、1筒と2筒の左右を入れ替えてはいけません)
  • 各プレーヤーが東南西北の牌を取る
    先ほど振ったサイコロの出目が奇数なら1筒側から、偶数なら2筒側から出た目に該当する人から反時計回り牌を取ります。
  • それぞれの席に移動
    東を持つ人が仮東(起家マークの席)に座り、そこから反時計回りでの順に座ります。
    以上で、場所決め終了です。
詳しい場所決めの説明はこちら:

ここで説明したのは正式な手順で、少々面倒なやり方です。実際にはもっと簡易的な方法で場所決めをしている人の方が多いかと思います。
そこで、簡易的な手順で代表的な方法2つをご紹介します。

仮東を決める簡易的な手順~その1~

  • 仮の席に座る
    まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
  • 東南西北と白の牌を混ぜる
    誰か一人が東南西北と白の牌の5枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜます。
    誰が行うかは適当に決めてOKです。
  • 混ぜた牌を取る
    牌を混ぜた人以外が、1枚ずつ牌を取って自分の前に表にして置きます。この際、白を引いた人はもう1枚牌を取ります。
    最後に1枚余った牌を、牌を混ぜた人が取ります。
  • それぞれの席に移動
    白が置いてる席が仮東になるのでそこに起家マークを起き、東を引いた人がそこに移動し、そこから反時計回りで南西北の順で座ります。
    以上で、簡易的な場所決め終了です。

仮東を決める簡易的な手順~その2~

  • 仮の席に座る
    まず、適当に4人が席に着きます。仮の席なので考えずに座りましょう。
  • 東南西北の牌を混ぜる
    誰か一人が東南西北の4枚を取り出し、全て裏にしてよく混ぜます。
    誰が行うかは適当に決めてOKです。
  • 混ぜた牌を取る
    牌を混ぜた人以外が、1枚ずつ牌を取って自分の前に表にして置きます。
    最後に1枚余った牌を、牌を混ぜた人が取ります。
  • それぞれの席に移動
    東を引いた人はそのままそこに座り、そこが仮東になるので起家マークを置きます。
    そこから反時計回りで南西北の順で座ります。
    以上で、更に簡易的な場所決めが終了です。

上記のように仮東は席の位置決めや親を決める際に起点となる場所なので覚えておきましょう!

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