麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認【初心者向け/おすすめ麻雀本】
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麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認【初心者向け/おすすめ麻雀本】

最後のリアル雀ゴロ福地誠氏による麻雀で勝つために古き良き麻雀観をデータで切り裂く戦術書!!

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麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認

最低限のルールを覚えたら次はこの本!初心者向けとは言え骨のある内容でおすすめ!

麻雀豆腐編集部
おすすめ麻雀本!

初心者初級

おススメ度
難易度レベル

内容紹介

カンチャン即リー打法、鬼オリ打法など現代のスピード麻雀で勝つためのテクニックが満載、さらに今さら聞けない点数計算暗記法まで入った麻雀戦術書。著者の雀荘でのリアルな勝ち負けの収支と「先制カンチャンリーチのアガリ率は43%」などインターネット麻雀のデータを融合した、業界初の雀ゴロ+データ本でもある。「麻雀の強さというものは、かっこいい技でもなければ、鮮やかな逆転勝ちでもなく、ひたすら数字で表現されるものじゃないかと。それがお金であっても平均順位であってもいいのです。勝ち方にこだわらず、ただ勝つことにこだわる。それが本当じゃないかと思います。」――――「はじめに」より  きれいに打つ負け組でいるか、勝ち組になりあがるか、選ぶのはあなたです。
出典:麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認

著者について

福地誠氏は、どの麻雀団体にも所属しないフリーライター・編集者であり天鳳名人位という輝かしいタイトルも獲得しています。
著者や編集としていくつもの麻雀本に携わっていて、麻雀本を読む人や麻雀を好きなファンの中で知らない人はいないでしょう。

フリーライター、編集者。麻雀の著書編著多数。麻雀以外の本に『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』など。第6、9期天鳳名人位。ニッカンスポーツ杯争奪スリアロトーナメント2015前期優勝。ネット麻雀・天鳳にて十段達成。東大教育学部を8年かかって卒のJJI。趣味はダンス。
出典:福地誠 前天鳳名人位|note

最近では、noteで福地さんの文章を手軽に読むことができます。
noteの内容は多岐にわたっていて、戦術というよりはMリーグ観戦記や麻雀業界のあれこれ、福地さんが昔からやっているダンスのことなど雑記が多めの内容となっていますが、これがまた面白い!
気になる方は是非チェックしてみてください!

福地誠

「麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認」を読もう!

「麻雀テクニック―近代麻雀オリジナル公認」は、基本的に最初にコラムがあってその後に何切る問題を解いていくというスタイルで進行していきます。
その途中途中でいろいろな麻雀プロの紹介やそのプロの考え方などを見ることができます。
雀荘のメンバーと麻雀プロの考え方の違いなども知ることができてなかなかGOOD!

「月10万稼ぐ~」というキャッチフレーズですが、稼がない麻雀でも通用する理論が多いので普通の麻雀戦術本として良書ですよ♪

雀ゴロ日記として楽しんで読むのもおすすめです!

セクション1「カンチャン即リー最強論」

セクション1「カンチャン即リー最強論」の前に”はじめに”として福地さんのプロローグを読むことになります。
冒頭いきなりヤ〇ザの文字が出てきてなんとも昭和っぽい麻雀だなーと思いつつ読み進めましょう笑。

まずは福地さんの当時の麻雀収支のデータから入り、続いて「カンチャン即リー最強論」にたどり着いたわけを知ることができます。
ただし、福地さんのデータを元にしたカンチャン即リー最強論なので、他のプロがどのように考えるか知りたいですよね~。
本サイトでも著作を紹介している井出洋介プロや鈴木たろうプロも出てきます。

即リーって最近では普通のことのような気がしますが、出版された2012年当時は新しい戦術だったんですね。

ここがイイね!

カンチャン即リー最強とはいっても、なんでもかんでも即リーするわけではありません。
カンチャン即リー7つの法則として覚えることができます。

何切る問題の質が高い!

ある程度条件があるような何切る問題なので、初心者の方にとって勉強になりますね~♪

セクション2「鬼オリ必勝理論」

続いてのセクションはオリに関する内容です。しかも鬼オリ。
オリということはつまり押し引きの問題となりますね。

役を覚えて実際に打てるようになると、どうしても自分の手牌だけに集中していまいます。
中級者になるためにはオリを意識してみましょう。

ここがイイね!

雀ゴロで10万円稼ぐための鬼オリとありますが、別に雀荘で稼がなくても通用するような内容ばかりです。
初心者が意識したほうがよい点が盛り沢山!

押し引きの基本といえるような問題ばかりなので、オリの意識の仕方を知ることができます。
また、平面的な何切るではなく、相手の状況も見えるのでより実践的だと思います。

セクション3「先行チー最強理論」

先行チーとはつまり、テンパイのしやすさからのアガりやすさへとつながるチーということです。
先行チーを嫌う人がいるようですが、アガりやすさが上昇するならGO!!
有利な先行チーとしてはいけない状況をしることができます。

ここがイイね!

先行チー最強といっても、あまり鳴かない人向けだけではなく鳴きすぎな人にも読んでほしい内容です。

セクション4「閃光の赤ドラ攻略法」

普段Mリーグに近いルールで打っている人や雀魂・天鳳などのネット麻雀をする人にとって赤ドラは入ればうれしいし、でもその分扱いも難しく悩ましくもある存在ですよね。
そんな赤ドラをうまく扱う方法がこれ!

赤ドラの扱いをいろいろな祝儀ルールに合わせてそれぞれ解答があります。
祝儀がないような麻雀でも通用することなのでしっかり理解しよう!

セクション5~8

ここからは何切る問題は無く、データを多用した解説がメインの章となります。

  • トップ率30%確定打法
  • 必殺!断捨離打法
  • 鬼より怖い…親リー対策法

打ちまわしのコツやドラの扱い方、親リーに対する対処など、勝つために必要な情報が満載です。
麻雀は役を覚えてアガりを目指すだけでは勝てませんね。
勝つために必要なことって意外とあるんですよね~。

より実践的な内容となっているので必読です!

ただ、ドラの切り時は理論的にはわかるけど、その時をどうすれば知ることができるのか……。
是非本書を読んでみてください。

セクション9「平成ゴーニー打法」

ここへきてまた何切る問題が始まります。
ゴーニー打法とはつまり、難しい満貫よりも5200点でいいじゃないかということです。
アガりづらい手を狙うよりもよりアガりが見える手を狙ったほうが得ですよね。
そのような内容をデータを元に解説しています。
合わせてゴーニーでもリーチする局面もあったり、早くてもダメ、安くてもダメ、といろいろな状況を解説しています。

何切る問題は7問と少な目ですが、データを用いた解説と合わせて考えるとより理解度が深まります!

セクション10「今さら聞けない点数計算暗記法」

最後は点数計算です。
点数計算は慣れるしかないと言ってしまえば身も蓋もないですが、福地さんなりの覚え方をマスターしてみよう!
本書にも記載がありますが、アガることが楽しい麻雀から勝つための麻雀に変わるためには点数計算はとても重要です。
局面局面で何点あれば上位へ行けるとか、あと何点で下にまくられるとか、点数と勝負は密接に関係しています。
苦手な人もあきらめずにコツコツ覚えていきましょう。

まとめ

10年前の本ということで古い理論や戦術もあるようですが、まだまだ現役で使える理論もあるように感じました。
雀ゴロという話がベースなので、その辺は古臭い感もありますが、理論書として読んでみてください!
初心者が中級者になるために必要な考え方が身につくこと間違いなし!!

著者紹介

「福地誠 前天鳳名人位|note」より引用

  • 福地誠(ふくちまこと)
  • 東京大学卒業
  • 1965年1月18日 生まれ
  • 前天鳳名人位

著作紹介

  1. タイトル:初心者からぐんぐん強くなる麻雀何切る (近代麻雀戦術シリーズ)
  2. 福地誠 (著)
  3. 出版社:竹書房
  4. 発売日:2012/3/12
  5. ページ数:258ページ(実際の本とKindleではページ数が異なります。)
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