小林剛 アガリ率5%アップ何切る【初心者向け/おすすめ麻雀本】
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小林剛 アガリ率5%アップ何切る【初心者向け/おすすめ麻雀本】

人気Mリーガーで麻雀教室の講師としても長年活躍するコバゴーこと小林剛プロ監修の、多面待ちに強くなる本です。本書の何切る本を解くだけで、何を切れば一番受け入れ枚数が多いのか、形が自然と身に付きます。

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アガリ率5%アップ何切る

この本の何切るを解けばアガり率No.1!

麻雀豆腐編集部
おすすめ麻雀本!

超初心者初心者初級中級何切る

おススメ度
難易度レベル

タイトル

アガリ率5%アップ何切る

内容紹介

初心者から上級者まで苦戦する麻雀の「多面待ち」。多面待ちに強くなるための117問を収録するほか、多面待ちでよく出てくる12パターン、順子をくっつけて待ちが増えるメカニズムを解説する。

麻雀において大事なのはまずアガり方を覚えることです。
そしてアガリの直前にどうしても必要とされるのが「何が来るとアガれるか」を理解することです。
特にその待ちが複雑になることも多く、その多面待ちのコツを覚えることがアガリに直結するのです。
せっかく作り上げた手牌でも最後の待ち牌を見落としてしまったり、狭く受けてしまっては台無しですよね。
特にメンゼンチンイツのテンパイ時の待ち牌探しは全麻雀打ちにとっての敵といってよく、私をはじめとして多くの人が苦戦しているところでしょう。
ホンイツチンイツが好きな人は多いですが、みんな多面待ちは苦手なのです。

本書は初心者から上級者まで苦戦する「多面待ち」の本です。
この本を読めば、多面待ちのほとんどのケースで対応できるようになります。
ぜひアガリ率をアップして勝率アップにつなげてください。
出典:アガリ率5%アップ何切る

著者について

小林剛プロ

麻雀講師としての経歴も長い、超人気Mリーガー

井出洋介プロ創設の麻将連合に所属。MリーグではU-NEXT Piratesに所属。自団体のリーグ戦では4期、天鳳名人戦では2期、その他のタイトル戦でも優勝経験があるトッププレイヤー。

雀風はスピード重視のデジタル派で、キャッチフレーズは「麻雀サイボーグ」「スーパーデジタル」。愛称は「こばごー」だが、雀風と冷静沈着なキャラクターから、「ロボ」とも言われている。

Mリーガーとしての仕事のほか、健康マージャン教室の「まーすた」にて講師も務める。

「アガリ率5%アップ何切る」を読もう!

麻雀は萬子・筒子・索子と役牌・風牌を組合わせて4面子1雀頭を揃えるゲームです。テンパイ時は両面待ちやシャンポン待ちなど2種類の牌を待つことが多いと思われますが、中には3面張、5面張などの多面待ちがあります。

せっかく作り上げた手牌でも、最後の待ち牌で見落としが起きたり狭く受けてしまっては台無しです。初心者〜初級者の方だと特に混一色や清一色で苦戦することが多いのではないでしょうか。

今回ご紹介する「アガリ率5%アップ何切る」初心者から上級者までが苦戦する「多面待ち」の問題を繰り返し解くことによってアガリ率をアップする実用書となります。

何を切ると一番多い受け入れが残るかを考える多面待ちの練習問題が117問出題されている他、「よく出てくる12パターン」「シュンツがつながった形」「枚数別多面待ち」といった多面待ちの構成について解説されており、第1章のどの問題で出題されたパターンか記載されているので苦手な形があれば見返して頭に入れると効果的です♪

第1章 多面待ちに強くなるための117問

本章はテンパイからの何切る問題が117問収録されています。

問題には補足がついており、どの牌を切るかのアタリを付けることができます。

初心者・初級者の方は萬子・筒子・索子が手牌に揃っているQ30くらいまでを練習すると良いでしょう。

Q31からは2色、もしくは混一色の手牌となるのでやや待ちが複雑になります。Q106からは清一色の手牌になりますので、難易度がアップします。

中・上級者の方であれば前半はあっという間に解き進められるでしょうが、後半は混一色や清一色の問題が出てくるので苦戦することかと思います。

ここがイイね!

待ちが何種何牌あるかは初心者〜初級者レベルの方だと数えるのがまず難しいので、回答で打牌の候補に上がった物を捨てると待ちが何枚あるか解説があり分かりやすいです。

第2章 多面待ちでよく出てくる12パターン

本章ではシャンポン形多面待ちと、単色形多面待ちに大きく分け、「よく出る12パターン」が集められ解説されています。

シャンポン形多面待ちは分解すると3パターン、単色形多面待ちは9パターンに分けられ、それぞれどういった形でどんな待ちになるかを1ページずつ使って丁寧に解説されています。

ここがイイね!

第1章ではどの形が第2〜4章で解説されている形か、第2〜4章ではどの形が第1章の問題で出題されているか、それぞれ調べて確認できるようになっています。第1章で間違えた問題があれば第2章以降の解説を読み、同類の問題だけを解き直すといった使い方ができます。

第3章 シュンツをくっつけて待ちが増えるメカニズム

本章は、第2章のよく出てくる12パターンにシュンツを1つ足した連続系が挙げられています。

シュンツを1つ足した連続系には「待ち牌を端に含むシュンツをくっつけると、同じスジの待ちが増える」「単騎待ちのみ、待ち牌の隣にシュンツをくっつけても待ちは増える」という2つの法則があり、第3章で出てくる例題は法則のいずれかを使って解く仕組みになっています。

ここがちょっとね

例えば下記のような形の問題が出た時に、333+3455と見るか、3335+345で見るかは人によると思われますが、回答では1パターンのみ記載されているので、中〜上級者にとっては回答側の見方が慣れていなくて逆に混乱する可能性があります。

形にある程度慣れている人にとっては、法則を使って考えると逆に難しく感じるかもしれません。

第4章 枚数別多面待ち

本章では6〜22枚までの、枚数別の多面待ちがおさらいとして掲載されています。

特に解説や法則は掲載されておらず、ページの左側に牌姿・右側に待ちが掲載されています。

待ちの部分を隠して問題を解き、パターンを覚えるといった使い方が効果的です!

ここがちょっとね

この章でも、どの牌姿が第何章で紹介されたパターンか記載があるのですが、「A1」「B2-1」という書き方なので、どの章の何ページあたりを見れば良いのか直感的に分かりづらいです。

初心者脱出のポイント
初心者〜初級者の方は第2章の「基本的な待ちの形」と、第4章の「枚数別多面待ち」を見ただけで待ちが言えるくらい繰り返し解けば、第1章の117問の正答率が格段にアップします!まずは基本の形を覚えましょう。

まとめ

両面待ちやカンチャン・ペンチャン待ちなら大丈夫だけど多面待ちになると待ちの見落としが多い初心者〜初級者、多面待ちはそれなりにできるけど混一色・清一色になると苦戦するといった中級者〜上級者まで、満遍なく使える多面待ちの実用書です。

単に問題を解くだけでなく、「よく出る形」「法則」なども解説されていますので、この1冊を熟読し問題を繰り返し解けば実戦で多面待ちに直面しても間違った牌を切ることが格段に少なくなるでしょう。

章と章の間に小林プロのコラムが書かれていますので、ファンならば絶対買い!です。

ファンでなくても、多面待ちについて1冊まるまる取り上げられた本はなかなかありませんのんで、是非手にとって練習してください。

著作紹介

  1. タイトル:アガリ率5%アップ何切る
  2. 小林剛(監修)、竹内隆之(著)
  3. 出版社:竹書房
  4. 発売日:2020/3/5
  5. ページ数:191ページ
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