麻雀で港区にマンションを手に入れた男の麻雀必勝法!-技術編-
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麻雀で港区にマンションを手に入れた男の麻雀必勝法!-技術編-

麻雀の腕を鍛えつづけ、ついには東京都港区のマンションに住むことになった男の『麻雀で港区にマンションを手に入れた男の麻雀必勝法!』
「『どうしたら麻雀が強くなれるのか』『そのためには日々何をしていけばよいのか』などについて、少しでも皆さんが理解しやすいように記述していければと考えております。これからどうぞよろしくお願いします。」 by 港区マンション在住

今回は技術面のお話しを致します!

目次
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1. 完全なる牌効率

技術その1:
経験と勉強を積み重ねて牌効率の速度と精度を高めよ!

押し引きや点数差を考えての状況判断、相手の手牌読みなど麻雀に重要な要素は多々ありますが、まず何よりも大切にし精度を高めなければならないのが牌効率です。簡単に例えるならどんな強者でもタンピン形なのに毎回567などの形から6を捨てたり、555から5を外していたりしては勝てるわけがありません。なぜなら「効率」という事柄の真逆を進んでしまっているからです。このような事から考えれば正しい牌効率を覚え手を進める技術を身に付ければ、ある程度の結果はついてくるものだと思われます。

ではどのようにして牌効率の精度を高めていけばよいかというと、前編で記述した内容と食い違った事柄になってしまいますが、こればかりは「経験」より「勉強」です。はっきり言って牌効率においての「答えのようなもの」は一つの場面においてだいたい2パターンくらい、難しい局面で意見がわかれやすい問題であっても4パターンくらいからしか選択の余地がないものばかりです。この2パターンから4パターンの中でマジョリティの高いものを選択し続けていけることが、麻雀において一番大切な牌効率の精度を上げることに繋がるのです。上級者になればマジョリティの低い選択を敢えて行い、その上で成功させてしまうことなどもしばしば見られます。ですが初心者、中級者ではまだそのような技術や感覚はまだ備わっていないので「どうやらこれが正解らしいから失敗してもこれを選び続けよう」という牌を探しだせる能力さえ備わってしまえばよいのです。

麻雀は何よりも経験!」これは間違いないです。ですがこの経験を積む時期が覚えたてや少し慣れ始めた頃であるならば、時には本やインターネットで勉強し「こんな感じの手牌ではこれが正着なんだなあ」と頭に刷り込んでゆくのもよいでしょう。

麻雀ではある牌姿を渡された時、有効な枚数や捨てられている牌の数を全て勘定してしまえば「答えはほぼ決まっている」と思っていただいてけっこうです。その「ほぼ決まっている牌」を瞬時に選び続けていく力。何よりもまずはこれを養っていくことが強者への近道なのです。


2. 図式化したものに沿った押し引き

技術その2:
押し引きのルールを定め揺るぎない意思で実行する!

押し引きとは相手からリーチがかかった時や鳴きが入って明らかにテンパイが濃厚な時などに「勝負するかしないかやり取り」することを指します。この押し引きが覚えたての方には大変難しく、これが上手くいかないがために麻雀をやる上においての最初の壁にぶつかってしまうこともしばしばあります。

ではどうやって押し引きのタイミングを見極めればよいのか?答えは簡単で「決めておく」のです。わかりやすく例えるなら親番なら勝負する、ドラ2以上なら勝負する、リャンシャンテン以下なら勝負しないなど予め自分の中での「押し引きの表」を頭の中で思い描いて勝負に挑むのです。

慣れてくるとより細かい表が頭の中で整理することができ始め、難しい局面での対応も瞬時に行うことができるようになるでしょう。そこまでいくためにはまず基本的な項目として「親番」、「ドラの数」、「シャンテン数」、「アガれた時に手が高いかどうか」などを中心に表を作成していくとより良い押し引きのバランスがとれるのではないかと考えられます。

押し引きで最も重要なのは牌効率と同じく「失敗するかもしれないけどほぼこれだと決めているからしっかりと貫こう」という揺れることのない意志です。きちんと正しいことを考えて挑んでも失敗することもあるかもしれません。ですが初心者、中級者では質の高い麻雀を身に付けていく必要があるので、一度や二度の失敗にくじけることなく自分の中での「最高の押し引きの表」を求めて日々がんばっていきましょう。


3. 点数の差を全て覚える

技術その3:
自他の点差をすべての要素で計算して現状を把握せよ!

これは1の牌効率を覚える話と似ている内容なのですが、強者になるためにやらなければならない暗記事項のようなものの一つ、それがこの点数の差を覚えるです。

ではどのようなことか、挙げると読んで字の如く「自分と他者との点数の差を常に意識する」ということです。東一局に子方にでも満貫を打ってしまったらその人との点差は16000点。親で1000オールをツモりアガったら周りの三人との点差が4000点縮まるなど、あらゆる多種多様な点数の差や動きを事細かに計算できるようになればまた一歩上級者への道を辿っていると言ってよいでしょう。

ここで忘れがちなのが「一本場などの本場」や「リーチ棒、供託棒」など付属的なものを全て計算に入れて周りの人との点差を考えておかねばならないということです。特に東南戦での南三局やオーラスなどでは自分が勝つためにはより優位な状況を作り出すために、事細かな点数の差の判断が要求されます。100点単位の差もしっかりと把握できるようにして、アガりや放銃した点数差だけでなく、場の状況でもらえるものもしっかりと計算しておくようにしまょう。

細かいことが苦手でめんどくさいと言われる方もおられるかもしれません。ですがこれを覚えることで「今自分がどのような状況におかれているか、これから何をすればよいのか」ということにも大変役立つので、ぜひ皆さんには周りの方との点数の差を常に意識してもらい、もっともっと自分が有利になる展開作りをしていけるようになりましょう。


4. 見する力を養う

技術その4:
四人ゲームである麻雀は「見」の力が非常に重要!

ここまでは自分の能力を高め、それをどう活かしていくかという内容ばかりでした。しかし今回の「見する能力」に関してだけは今までの事柄と多少異質な内容となります。ですが麻雀において大変重要な項目ですので、ぜひ皆さんもこの能力を身に付けてください。

では「見する」とはなんなのか?これは局にあまり参加せずツモられるのを待ったり、自分のアガりよりも相手に振り込まないように立ち回ることです。こう書いてしまうとなんだか消極的な作戦だなあと思われる方もいらっしゃるかもしれません。ですが麻雀は四人で行うゲームです。一人アガりを拾えた方がいたとします。その裏を考えてみると、点棒を失った人か現状維持の人しかいないことになるので、この受け身の時に少しでも失点を減らすために、普段無理して攻めていてもおかしくない場面などでも防御の姿勢に周り点棒を守る行為、これが「」ということになります。

上級者に成ればなるほどこの「見する」能力に長けている方が多く、「この場面は自分の出番ではない」とすっぱりとアガりを諦める能力が備わっているのです。麻雀ではこの「細かな差が」長いスパンにおいての勝負だと優劣を決めると言っても過言ではありません。それくらい麻雀は劣勢の時の方が事細かな技術を要するゲームなのです。

もしこれまで「出来るだけ全局アガるんだ!」とか「オリるのは好きじゃないからあまりオリない」などの考え方を持たれていた方がいたらぜひこれを実行するのをお薦めします。よりよい状態で場を眺めるようになり、飛躍的に成績が向上するのではないかと思われます。

麻雀は周りの方がいてこそ成り立つゲームです。自分のアガる回数を増やしたいというのは最もなのですが、当然周りの方も同じ事を思っているので独り善がりすることなく、厳しい場面では厳しいと身を引くことも、最後には自分のためになる最良の手段へと繋がるのです。


5. ルールによって重要視する内容を変化させて戦う

技術その5:
打点・放縦回避・牌効率、ルールに応じた優先事項がある!

麻雀にはその場面によって実に様々なルールがあります。メジャーなところでは東南戦、東風戦、三人麻雀、割れ目など細かい内容をあげといけば無数のルールが巷には溢れています。このコラムを読んでくださっている方の中にも自分が戦っている主戦場はこれだ!というものが一つや二つはあるはずです。ということは麻雀という一括りではまとめられているものの、自分が行うルールにおいて最もそれに適した戦術を取るのが勝利への近道になるということになります。ここでは大まかに上記の例で挙げた中の三つのルールをやるにあたっての簡単な戦術を記していこうかと思います。

まずは最も一般的ではないかと思われる東南戦から。赤入りかどうななどでもずいぶんと戦術が変わってしまうのですが、おおざっぱにこのルールで適した方法を述べてしまうと「一回でのアガり点を出来るだけ大きくする」ことでしょう。当然状況によっては安い点数の鳴きを入れたりしてアガることも必要でしょう。ですが東南戦は東場、南場と二周してやっとゴールとなります。道中自分が二回、三回と安いてでアガりを拾うことができても、相手に一回大きな手をアガられてしまうとそれで逆転されてしまいます。ボクシングで例えるならば、たまにはそんなこともあるのかもしれませんがジャブだけ勝つことはなかなか難しく、やはりしっかりとストレートを相手に打ち込まないと勝ちづらいと言うことです。満貫、跳満にきっちりと照準を合わせてアガりを目指すのがベストと言えるでしょう。

それでは次に東風戦。これは東南戦に比べゴールへの道程が半分しかないということです。つまりは「一局一局の大事さが東南戦よりはるかに重い」ということになります。ではどのような策を練るのが最善のやり方なのでしょうか?勘の良い方はお気づきかもしれませんが東南戦と逆で「鳴きを多様しアガり回数を増やす」のが得策となります。一度の 安い点数でのアガりがその後を左右し、そのまま逃げ切れてしまう展開が多々訪れてしまうのです。これと同じくらい東風戦で重要なのは4で記述した「見する力」です。東風戦では局数が少ない分一度の放銃が致命傷になることしばしばです。この時に「見する力」を身に付けていくおけばくだらない失点を少しでも避けて通ることができます。つまりは「身をかがめながらアガれそうな時に点数に関係なくアガりきる」やり方が東風戦では最も有効と言えるでしょう。

それでは最後に三人麻雀はどうでしょう。三人というだけに四人麻雀より人数も少なく、マンズの中盤をが使用しないルールで行われているのが一般的ではないでしょうか。ということは単純にアガれる回数を競いあうゲーム性が高いので1で記した「牌効率をしっかりと行う」ことが最も重要です。四人麻雀では効率より打点を重視することも状況によってはあるでしょう。しかし三人麻雀では人数が少ない分、自分がミスすればそれがそのまま相手の反撃に繋がってしまうので、期待値の高い打牌をし少しでも間違いないようアガりに結びつけることが最重要視されるでしょう。

これら一般的なルールの中でも大まかにはこれくらいの「戦術の差」があります。皆さんが行う主戦場においてもただ漠然と打つのではなく「そのルールに適した最も効率のよい打ち方」を探してみてはいかがでしょうか。

次回は精神面について記述できればと思っております。またの機会をお楽しみに!

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