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リーチ麻雀とは日本式麻雀!より深く知ろう、麻雀について

リーチ麻雀

雀荘の看板でよく見る言葉、「リーチ麻雀」、一体何だろうと思ったことはありませんか?店の名前ではないのです。リーチ麻雀というのは、いくつかある麻雀のルールの1つで、我々の普段接している麻雀のルール、それこそが「リーチ麻雀」なのです。他にも複雑なルールがあるのが麻雀、これを機に奥深き麻雀の世界に触れてみましょう。

目次


1.リーチ麻雀とは?

リーチ麻雀、または、立直麻雀と表記されます。よく雀荘の看板で目にしますよね?「リーチ麻雀 さかえ」とか「リーチ麻雀 ビリオン」みたいな名前。リーチ麻雀っていうのは、日本式の麻雀、つまり、リーチのある麻雀をリーチ麻雀というのです。

ご存じの通り、麻雀は中国由来のゲームです。が、日本式の麻雀であるリーチ麻雀は本場中国の麻雀とは異なるルールです。リーチというのは日本式の麻雀の最大の特徴であるために、リーチ麻雀という名が付きました。しかし、このリーチという役でありルールでもある存在が定着した経緯というのは諸説ありおもしろいです。

リーチについてはこちらのページへ→リーチについて一から学ぶ。即リーに勝機あり!

さて、リーチ麻雀の特徴としては、以下の点が挙げられます。

  • 役の数が37個ある
  • 点数計算は、翻と符で計算され、満貫以上の点数は固定
  • リーチあり、ドラあり、フリテンあり
  • 34種136枚を使う。花牌は使用しない
  • 基本的には半荘戦。もしくは、東場のみの東風戦

これらが、中国麻雀と違う、リーチ麻雀の特徴と言えるでしょう。

リーチ麻雀の細かいルールについてはこちらのページへ→初めての人の麻雀入門!役やルール、配牌~アガりまで

リーチの歴史

満州経緯説
リーチというルールが生まれたのが戦中の中国の東北地方、つまり満州にあるという説です。関東軍の将校の間で生み出されたリーチというルールが、戦後の満州からの引揚者によって伝えられたという説があります。
アメリカ進駐軍経由説
アメリカにも麻雀は広まっていて、緑一色(リューイーソー)や七対子(チートイツ)はアメリカ生まれの役です。リーチもアメリカ式の役の1つで、戦後にアメリカ進駐軍が採用していたリーチが定着した、という説です。有名な麻雀映画「麻雀放浪記」では戦後の雀ゴロたちを描いていて、アメリカ人相手に賭け麻雀をした真田広之と鹿賀丈史はリーチを知らなくて戸惑う、という描写があります。つまり、リーチがアメリカ進駐軍で扱っているルールだった、という表現がされています。

以上の2つの説がリーチの生まれた経緯として語られる話です。本当のところは誰も知りません。

その後、1953年に日本麻雀連盟の天野大三が現在のリーチ麻雀のルールを提唱し、それが世間に広まりました。この初めてリーチを成文化したものを「報知ルール」と呼ばれ、現在のリーチ麻雀の元になるものになりました。

中国麻雀との大きな違い

中国麻雀とリーチ麻雀との大きな違いは、リーチがあるかないか、ですが、他にも違いはもちろんあります。

以下の点が中国麻雀の特徴です。

  • 役の数が81個ある
  • 点数計算は翻と符を使わず、役に決められた点数を足し算して得点になる
  • ドラなし、フリテンもなし
  • 34種136枚の牌に加え、8枚の花牌を使用する
  • 半荘戦でなく、一荘戦

もちろん他にも中国麻雀との違いはありますが、大きな違いとなるのは以上の点です。
役を覚えるのは難しいですが、それでもフリテンもなく点数計算もないので、少しシンプルに感じます。半荘でなく、一荘戦というのは、東場、南場と続き、その後、西場、北場と続きます。なので長いです。

ドラやリーチが採用されて、ゲーム単位も短くされて、といったように日本の麻雀が発展していた背景の1つには、ギャンブル性を高める事とスピードを早めるためという説があります。

ちなみに、中国麻雀は日本ではチュンマという略称で呼ばれることもあります。そして、正しい漢字表記は麻将と書きます。

そして、2000年に中国麻雀をベースにした国際ルールができました。国際ルールと言っても、あまり中国国外には浸透していないのが現状ですが、このルールのもと国際大会も開かれ、中国をはじめとした各国が更なる麻雀の普及を目指して頑張っている、という話はたまに目にします。


2.リーチ麻雀以外のルール

リーチ麻雀というのは、日本式の麻雀とその他ルールを分けるために出来た言葉です。例えば、中国麻雀との区別するためにリーチ麻雀という言葉が存在するわけですが、日本国内にもリーチ麻雀以外の麻雀ルールというのが存在します。

  • アルシーアル麻雀
  • ブー麻雀
  • 純麻雀

アルシーアル麻雀

アルシーアル麻雀とは、現在のリーチ麻雀の母体となる麻雀のルールです。現在ではほとんど目にしない麻雀です。が、日本麻雀連盟という団体で採用しているルールです。アルシャル麻雀とも呼びます。

アルシーアルというのは、中国語で22の意味。最低点のアガリ点の元が22符からなるためアルシーアルと名付けられているそうです。

リーチ麻雀と大きく違う点は、

  • 当然リーチがない
  • ドラがない
  • 使用する役が少ない。天和や地和は存在するが、偶然役はない。
  • 一壮戦で途中流局なし。
  • 点数が小さい。役満でも満貫止まり

以上の点が、リーチ麻雀との大きな違いです。中国麻雀とリーチ麻雀の中間といった印象です。

使用している役については、唯一のアルシーアル麻雀団体の日本麻雀連盟さんの公式ページをご覧ください
役に付いて→http://www.nihon-majan.org/yaku.html
ルールについて→http://www.nihon-majan.org/ru-ru.html

ブー麻雀

主に関西中心で行われている麻雀のルールです。在日韓国・朝鮮人の方々が広めたと言われているルールです。関東ではスポーツ麻雀という名で行われていたそうです。最近ではほとんど見ません。

ルール自体はほぼリーチ麻雀と同じですが、点数の扱いが異なります。

基本的には一荘戦ですが、誰かの持ち点が倍になる、もしくは、誰かの点棒がなくなれば、その時点で終了です。なので、東一局で終わることもあり、東場のみで終わることもあります。

そして、勝者の種類があり、

  • Aトップ=3人を原点未満に沈めた場合
  • Bトップ=2人を原点未満に沈めた場合
  • Cトップ=1人を原点未満に沈めた場合

といった区別があり、原点未満に沈んだ人はトップに支払う義務があるのです。

ブー麻雀は点数計算や役の種類も若干リーチ麻雀と違う点があります。
雀のお宿という別のサイトにとても詳しいブー麻雀の説明をしているので、そちらをご覧ください→http://www.hakata21.com/suzume/5zats/rulebman.html

純麻雀(ジュンマージャン)

純麻雀とは、麻雀研究家の浅見了氏によって考案された競技麻雀の一種で、偶然性を排除し技術的側面に特化した麻雀のルールです。なので、もちろんノーレートです。

リーチ麻雀と大きく違う点を挙げると、

  • 王牌、ドラがない
  • カンがない。そのため三槓子、四槓子もない
  • 偶然役(海底摸月・河底撈魚・嶺上開花・一発)がない、天和も地和もない
  • 1翻縛りがない
  • 親と子の点数の違いがない。符計算もなし
  • 罰符がない

このように、極限まで麻雀のギャンブル性を排除したものが純麻雀なのです。

もし興味のある方は純麻雀の公式ページをご覧になってください。使用する役など違う点があり興味深い内容です。→http://www9.plala.or.jp/majan/pur3.html


3.リーチ麻雀世界選手権

中国麻雀をベースとした国際ルールを使った国際大会は過去三回開催されましたが、なんと、2014年7月16日から20日にかけて第一回リーチ麻雀世界選手権がフランスにて開催されました!英語名は「World Riichi Championship」といい、略称はWRCです。何だかWBCみたいな響きでなかなかカッコいいです。

ちなみに、次回大会は2017年にアメリカで開催される予定です。このまま続けば好ましいですね。
第一回大会の参加者は23カ国120名で、日本からもプロ競技団体に所属する雀士が多数参加しました。小島武夫プロや二階堂姉妹などの有名どころも参加しました。

そして、第一回リーチ麻雀世界選手権優勝者、the king of riichi mahjongには、山井弘プロが輝きました。

二位には西島一彦プロ、三位に西川淳プロ、とベスト3全て日本人という結果でした。

そんな世界一に輝いた山井プロのインタビューです↓
http://www.ma-jan.or.jp/writings/interview/15196.html

思っていたより外国の選手のレベルが高かったと話していますが、ベスト16に残ったのが日本人13人ということを考えると、当然ですが、リーチ麻雀が日本国内で普及しているルールということを裏付ける結果になったのではないでしょうか。

そして面白かったのは大会で審判をつとめた池田晋作さんのインタビュー↓
http://www.ma-jan.or.jp/writings/column/15176.html

この大会の主催団体はフランスの団体で、審判をした池田さんは日本から来た人でなく、パリで活動されている方。インタビューを読むと、ヨーロッパ側が主導でリーチ麻雀の世界大会が開かれ、ルールを整えて、日本からプロも呼んで、といった動きがあったことが垣間見れ、興味深いです。

外国で普及しているのは中国麻雀の方が一般的で、リーチ麻雀の知名度はあまり高くないです。が、ここ数年、ヨーロッパでも認知度は上がっていて、やはり、「アカギ」や「哲也」などの人気麻雀漫画の影響も大きいとのことです。

現時点では、世界的にはリーチ麻雀の普及率は低いですが、これを機に更なる発展があれば面白いなと期待しています。


4.まとめ

麻雀というのは、世界各国に広まってはいますが、ルールの統一性がないのが現状です。日本国内でもローカルルールがたくさんあり、完全なるリーチ麻雀のルール、というのが存在しないのが、麻雀の特徴です。例えば、将棋だったら、ローカルルールなんてものはないですが、麻雀は地域や団体によってルールが異なる厄介なゲームです。ですが、それも一興。麻雀を通して、しっかりコミュニケーションをとって、双方が納得できるルールを構成するのが麻雀のマナーだと思うのです。リーチ麻雀や中国麻雀、いろいろな麻雀ルールがありますが、自分の知らないルールを知ってみれば、それを通して新たなコミュニケーションツールの1つになるかもしれません。そんな麻雀の複雑さを逆手にとってより麻雀を楽しみましょう。

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