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半荘(ハンチャン)=1試合、麻雀の基本知識

半荘(ハンチャン)

半荘はハンチャンと読みます。これは麻雀のゲーム単位のことを表します。最少のゲーム単位をと言い、複数局ゲームを繰り返して半荘となります。一般的にはゲーム開始から終了まで半荘が最も普及している麻雀のゲーム単位です。

これから麻雀を始める人も、半荘を詳しくしらない人も、麻雀ゲームの基本ルールである半荘の全容を覚えてみましょう!

目次
  • 1. 半荘とは
  • 2. 半荘以外のゲーム単位
  • 3. ゲームの流れ
  • 4. まとめ

1. 半荘とは

半荘=1試合

半荘はハンチャンと読み、麻雀のゲーム単位のことです。麻雀ゲームを始めてから終わりまでの1回の試合のことで、野球で言えば1回表から9回裏(+延長)まで、サッカーで言えば前半戦から後半戦(+ロスタイム)までの1ゲームのことと同じです。ここで一つ疑問に思う人もいるでしょう。なぜ「半」なのか、半なのに1試合分となるのか。

一荘戦

元々麻雀は中国から由来したものですが、中国では一荘戦(イーチャンセン)が基本です。これは、半荘の倍の長さになります。東場と南場に加えて、西場と北場もプレイする全16局のルールです。東場や局については後程説明します。一荘戦をプレイすると3時間程要する長いゲームとなります。この長さが日本では定着せず、一荘の半分の長さの半荘が主流になり最も一般的なゲーム単位となりました。従って日本では半荘=1試合となっています。

中国麻雀や海外では一荘戦がスタンダードです。一荘戦でも飛びがある場合が多く最後まで行われることは少ないようです。

半荘=東場+南場 と 局

半荘は前半の東風戦(トンプウセン)と後半の南風戦(ナンプウセン)に分かれます。東風戦は東場とも言い、南風戦は南場とも言います。東風戦と南風戦は1回1回の勝敗を決する最少ゲーム単位である で成り立ち、各4局行われます。つまり、半荘は東1局~東4局、南1局~南4局で合計8局から成り立ちます。1回の勝負は局で1回の試合は半荘となるのです。
半荘

一局戦 ~ 一荘戦
東場南場西場北場

1

0



n


2

0



n


3

0



n


4

0



n


1

0



n


2

0



n


3

0



n


4

0



n

西
1

0



n

西
2

0



n

西
3

0



n

西
4

0



n


1

0



n


2

0



n


3

0



n


4

0



n

東風戦
(トンプウセンセン)
東場(トンバ)
南風戦
(ナンプウセンセン)
南場(ナンバ)
西風戦
(シャープウセンセン)
西場(シャーバ)
北風戦
(ペープウセンセン)
北場(ペーバ)
半荘戦
(ハンチャンセン)
 
一荘戦
(イーチャンセン)

延長戦

南場4局終了時に勝負が決さない場合(1位の人が30,000万点以下の場合等)西入(シャーニュウ)と言い西場(シャーバ)へとゲームが移行し延長戦を行うこともあります。西場でも決さなければ北入(ペーニュウ)して北場(ペーバ)をプレイします。

親と子

親が連続した場合は全8局の8戦で終わらない場合もあります。

麻雀は4人で行うゲームで親と子に分かれてプレイし、必ず親1人子3人の状態で進行します。親の勝ち分と負け分の点数は子の1.5倍で計算されます。また、親が勝つと親は交代せず同じ人が何回も親を繰り返します。これを連荘(レンチャン)と言います。親が連荘すると各局での戦数が増え、半荘が8戦以上となります。親が負けると親が左回り(時計と逆回り)で順番に各プレイヤーへ移り変わります。東風戦は全員に親が回る1周目で、南風戦は2周目です。2周全部が 半荘(ハンチャン)となります。親は各プレイヤー最低2回は行い、連荘すれば2回以上となります。

連荘

連荘にはテンパイ連荘とアガり連荘があります。一般的にはテンパイ連荘が採用されます。また、九種九牌(キュウシュキュウハイ)、四風連打(スーチャシーフォン)、四開槓(スーカイカン)、四家立直(スーチャリーチ)などの場合に連荘となるか親が流れるかのルールはその場で変わります。事前に確認しておきましょう。

 アガり連荘テンパイ連荘
親アガり連荘連荘
流局の場合、親がテンパイ親は流れる連荘
流局の場合、親がノーテン親は流れる親は流れる

本場数

本場数は親が連荘するか流局の場合(=流れ本場)に増えていきます。目印として親が本場数分の100点棒(=積み棒)を卓上に置きます。因みに積み棒は供託ではなく親の点数として戻ります。
gr-mahjong-hanchan-002

東場が始まった最初の局は「東1局」と言いますが、正確には「東1局0本場」となります。0本場の状態を平場(ヒラバ)と言います。親が連荘した場合は本場数が増え「東1局1本場」となります。この状態で次に流局して親が流れた場合、「東2局2本場」となります。これを流れ本場とも言います。本場数がリセットされ0になるには、親以外の人がアガった場合です。

各局において本場数がある場合は、和了したプレイヤーへ本場数×300の点数が加算されます。ロンでアガッた場合、振り込んだ人が積み棒×300点の加算点数を全て支払ます。ツモでアガッた場合、親子関係なく他のプレイヤーで積み棒×300点を均等に分割して支払います。

局の流れ

  • (1) 最初に洗牌(シーパイ)
    ゲーム開始時最初にプレイヤーで牌を良く混ぜます。トランプで言うシャッフルです。その際牌は裏返しにして表が見えないようにするのがマナーです。
    実は洗牌には2つの読み方がありそれぞれ意味が異なります。
    シーパイ:牌の偏りを無くすために混ぜること
    センパイ:牌の汚れを落として綺麗にすること
  • (2) 牌山積み
    洗牌が終了したら、各プレイヤーが牌を17枚を2段で積み上げ牌山を作ります。
  • (3) 配牌(ハイパイ)
    牌山から4人のプレーヤーが、親が最初で左回り(時計と逆)に順番で牌を取ります。子は4枚を3回と最後は1枚。親は4枚を3回と最後は2枚。
  • (4) ツモ
    親は最初に1枚捨てるだけで、次の人から自摸(ツモ)が始まります。ツモによって牌山から1枚取得します。
    因みに麻雀役の一つにツモがありますが、これは正式に門前清自摸和(メンゼンチンツモホー)のことで、牌山から1枚取得する自摸(ツモ)とは違います。
  • (5) 捨牌
    ツモを行ったら同時に不要な牌を1枚河(ホー)に捨てます。これを打牌(ダハイ)と言います。
    そして左回りで順番にプレイヤーがツモとダハイを繰り返します。ツモとダハイの一連反復の流れを摸打(モウダ、モウター)と言います。
  • (6) 終了
    親がノーテンの場合や子がツモかロンでアガることが出来れば1局が終了します。親がアガれば連荘となり同局のまま本場数が増えていきます。また、九種九牌などによるルールによっても流局して局が終了します。流局には細かい取り決めがあるので厳密にはその場で確認しましょう。
    九種九牌の基本ルールと流局のタイミング

2. 半荘以外のゲーム単位

一荘戦(イーチャンセン)

東場と南場に加えて、西場と北場もプレイする全16局のルールです。日本では半荘が最も一般的ですが、中国麻雀や海外では一荘戦がスタンダードとなっています。一荘戦は非常に長い時間を要するので日本では主流となりませんでした。一荘戦でも飛びがある場合が多く最後まで行われることは少ないようです。

東風戦

東場4局のみで勝負を決するルールです。半荘よりさらに短く短時間でゲームを行うことが出来ます。オンライン麻雀などで採用される場合が多くあります。

東北戦

東場の次を北場とし、東場と北場でゲームを行います。東北地方(青森など)や北海道のローカルルールとして採用されることがあります。

東々戦

東風戦を2回行います。

1局清算

一局1局で毎回点数を生産するルールです。点数は和了(ホーラ)点でやり取りを行います。アガりのスピードが勝負を決します。

3. ゲームの流れ

半荘を最初から最後までプレイする場合のゲームの流れを解説します。

最初に点棒を配る

最初に点棒を配ります。点棒は各プレイヤーの持ち点を示すゲームの道具です。オンライン麻雀などのコンピューターゲームでは点数のみ表示されています。点棒を配布する際、一般的には配給原点と原点とを分けオカを付けます。

配給原点(ハイキュウゲンテン)

配給原点とは、ゲーム開始時に各プレイヤーに配る点数のことです。配原(ハイゲン)とも言います。この点数は点棒で実際に配る点数です。配原は全員同じ点数となります。一般的には25,000点となります。

原点(ゲンテン)

配給原点に対して原点(ゲンテン)があります。原点は、ゲーム上で記録する点数となります。ゲームでは最終的に原点を基準に点数が計算されます。一般的には30,000点となります。つまり最初の時点で-5,000点スタートとなります。

・各プレイヤーの状態
 -配給原点:25,000点
 -原点:30,000点
 -ポイント:マイナス5ポイント

オカ

配給原点と原点の差である5,000点、各自が最初から負担する場に提供された20,000点は、半荘終了時に1位のプレイヤーへボーナス点としてすべて付与します。これをオカと言います。

ポイント

そして、最終的に各プレイヤーの点数は ポイント として表されます。ポイントは、[ (持点(=現在の点棒の点数)- 原点)/1,000 = ポイント ]で計算します。持点 から 原点 を差し引き1,000で割ります。

点数の詳細については『麻雀の点数計算で抑えるべき3つの計算要素』をお読み下さい。

親決め

字牌の東南西北を裏にして卓上に置き各自4枚の中から1枚引きます。東を引いた人が好きな席に座り、その人を起点に左回り(時計と逆)で南西北の人が席に座ります。東を引いた人は仮東と言われ、2個のサイコロを振ります。出目の数だけ左回りで数えます。数える時は自分も含めて数えます。例えば仮東がAさんで出目が11ならCさんとなります。出目の人は仮親となります。

gr-mahjong-hanchan-003

仮親の人が再度2個のサイコロを振ります。ここで出た目の人が親となります。例えば8が出たらBさんが親となります。
gr-mahjong-hanchan-004

これで親が決まりました。
gr-mahjong-hanchan-006
半荘が始まると東風戦=東場から始まり、各プレイヤーは親が東家となり、左回りに南家、西家、北家と決まります。

場風牌

東場の場合は字牌の東が役牌となり3枚で刻子(コーツ)を作ると1ハン加点されます。これを場風牌(バカゼハイ)と言います。これは全プレイヤーに当てはまります。南場の場合の場風牌は字牌の南です。

自風牌

自分が東家なら字牌の東、南家なら字牌の南が役牌となります。この牌を自風牌(ジカゼハイ)と言います。

洗牌、牌山作り、配牌

洗牌(シーパイ)

洗牌(シーパイ)とはトランプで言うシャッフルに当たります。牌が偏らないように良く混ぜることです。

牌山作り

洗牌が完了したら次は牌山(ハイヤマ)を作ります。牌山は各プレイヤーが自分の前に牌を17枚2段に積み上げて作ります。
gr-mahjong-hanchan-009

配牌

牌山から4人のプレーヤーが、親が最初で左回り(時計と逆)に順番で牌を取ります。子は4枚を3回と最後は1枚。親は4枚を3回と最後は2枚。

最初の牌は13枚

  • 最初 子は13枚・親は14枚でスタート

局 が始まると場の準備で作った 牌山(ハイヤマ=2段に積まれ伏せられた牌) から最初に各プレイヤーへ13枚の 牌 が配られます。親は14枚です。これを 手牌(テハイ)と言います。自分の牌のことですね。
gr-mahjong-hanchan-007

牌山 から1枚取得して 手牌 から1枚捨てる

  • ツモ と ダハイ = モウダ:麻雀基本行為

牌 を配り終えたら、各プレイヤーのゲーム行為が始まります。4人いるので、1人ずつ順番に進めます。最初は親の東家→南家→西家→北家・・・と続きます。

自摸(ツモ)

順番が回ってきたら、局 の最初に準備した 牌山 から1枚取得します。これを 自摸(ツモ) と言います。一般的には、「ツモる」とも言います。

打牌(ダハイ)

ツモ した時点で 自分の牌=手牌(テハイ)は14枚になります。ここで、いらない牌を1枚捨てる必要があります。これを 打牌(ダハイ)と言います。捨てる牌は、自分の前に他のプレイヤーが見えるように表向きに置きます。この牌を 捨て牌(ステハイ) と言います。

麻雀はこの「1枚取って1枚捨てる」というのが最も基本的な行為です。この一連の流れを摸打(モウダ、モウター)と言います。

因みに、親の人は14枚から始まるので、一番最初は ツモ せず ダハイ だけします。

順番は左回り

  • 順番は左回りで全部で17回~18回

各プレイヤーの ツモ と ダハイ の順番は、左回り=時計と逆回りで進みます。最初は 親 から開始され、右隣の人に移ります。
gr-mahjong-hanchan-008

この一連の行為を 牌山 の牌が取り尽くされるまで行うと、各プレイヤーは17回~18回 ツモ&ダハイ(=モウダ) を繰り返すことになります。

和了(ホーラ) = アガり = 勝利

モウダ を17回~18回繰り返す間に14枚をルールに準じて最初に揃えた人が勝ちます。これを 和了(ホーラ) と言い、一般的には アガる と言います。アガり が可能となる14枚の形をアガリ形などと言います。そして、だれかがアガった時点で現在の 局 が終了し、次の局へと進みます。親が勝ったり、又は、局 の最後まで親のみ或いは親も子も テンパイ(後1枚来ればアガり形が完成する13枚の形)の場合は同じ親が続きます。

『 テンパイの例 13枚 』萬子(マンズ)の2が1枚来ればアガり!
テンパイ

『 アガり形の例 14枚 』
アガり形

点数のやり取り

局 の最後は アガった人 アガらなかった人 或いは、テンパイの人 テンパイでない人など、各プレイヤー間でルールに沿った点数のやり取りが行われます。この点数のやり取りは最初に配布された 点棒(テンボウ) というアイテムで行います。コンピューターゲームでは表示されている点数の数字が自動で変更されます。
[点棒の代表的なデザイン]
点棒

複数回 局 を繰り返して麻雀終了=半荘(ハンチャン)終了

このような流れで 局 が始まって終わりますが、1回の麻雀では、局 を複数回繰り返します。何回かというと、その都度 局 の回数は変わります。というのは、親が勝ったり、又は、局 の最後まで親のみ或いは親も子も テンパイの場合、親は移動せずそのまま続きます。これを 連荘(レンチャン) と言います。各親の 連荘 の回数によって 半荘(ハンチャン) の 局 の回数も変化します。

東風戦 と 南風戦 の全局が終了して 半荘 が終わった時点で1番点数の高い人が1位となり勝者となります。

4. まとめ

半荘戦(ハンチャンセン)は一荘戦(イーチャンセン)が半分の長さになった麻雀のゲーム単位ですが、日本では最もスタンダードなルールです。東場4局と南場4局の全8局で構成され、延長する場合は西場(シャーバ)や北場(ペーバ)もプレイします。

最近はオンライン麻雀などコンピューターで麻雀をプレイする機会が多くなってきています。その場合は半荘の流れについて詳しくなくとも自動でゲームが進んでいくのでなんとなくプレイすることも可能です。ですが、どのようなゲームであったも、今自分がプレイしているゲームルールをしっかり把握することは勝利を掴むために非常に重要なことです。後何局残っているのかによって狙う手も変わるはずです。半荘の流れを覚え、ゲームを戦略的に進めてみましょう。

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