裏スジ(裏筋) のすべて!危険牌推測力を上げロン回避
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裏スジ(裏筋) のすべて!危険牌推測力を上げロン回避

放銃(=ロンされる)した場合、それは 裏スジウラスジ=裏筋) だと指摘されることがあります。

裏スジ は他家(ターチャ)の危険牌を予測するのに利用する スジ のことです。厳密には、ある切り出された牌の隣の牌から成る スジ のことになります。

この 裏スジ を利用して相手の捨て牌から、そのプレイヤーの アガり牌 を予測する 捨て牌読み によって、ロン されることを回避する戦術が組み立てられます。

本ページでは、裏スジ やそれに関連する 間4軒(アイダヨンケン) 、 跨ぎスジ(またぎスジ) についてもご紹介します。裏スジ で 危険牌 を予測し ロン を回避しましょう!

裏スジ について。裏スジ の意味

  • 裏スジ(ウラスジ)危険牌読み
  • 裏スジ とは、ある捨牌の隣の牌から成る スジ のことで危険牌とされる
  • 裏スジ/リャンメン待ち/同色牌 で危険牌を考える

裏スジ(裏筋) とは

他家(ターチャ=他のプレイヤー) の河(ホー=捨て牌のある場所)に切り出されている「ある牌」の隣の牌から成る スジ、これを 裏スジ(ウラスジ=裏筋) と言います。

例えば、他家の捨て牌に が切り出されている場合の 裏スジ は - となります。
又は、索子の が他家の捨て牌にあった場合、 裏スジ は索子の - になります。
これは、の隣の牌である から成る スジ は - であり、また、 の隣の牌から成る スジ は - となり、これらが 裏スジ になります。

スジとは
スジとは、リャンメン待ちのことです。1 から 9 までの数牌で作れるスジ は[ 1-4 ][ 2-5 ][ 3-6 ][ 4-7 ][ 5-8 ][ 6-9 ]の6スジがあります。この スジ の重なる数字を合わせて[ 1-4-7(イー・スー・チー) ][ 2-5-8(リャン・ウー・パー) ][ 3-6-9(サブ・ロー・キュー) ]の3スジとするのが一般的です。
スジ について詳しく知りたい方はこちら

裏スジ(裏筋) の意味

そしてこの 裏スジ は、「他家に対して危険牌になり得る」という考え方があります。従って、裏スジ は、危険牌を読むための防御戦術という意味も含まれる場合があります。危険牌 ということは、他家に対して出してはならない牌ということです。

言葉が1人歩き

裏スジ は、「意味は分からないがこのワードは知っている」という場合があり、ワード自体が少し有名で言葉が1人歩きしている部分があります。有名麻雀漫画でも「この牌は裏スジだから危険で打牌できない」という描写も良くあります。スジ で最初に抑えるべきは 表スジ や 中スジ なのですが、裏スジ を検索しているユーザーが多いのは事実です。

裏スジ も スジ の前提条件がある

裏スジ も スジ という考えの上に成り立っているロジックであり、スジ を考える前提条件である、リャンメン待ち対策/同色牌で考える という スジ の基本セオリーの上にあることを忘れてはいけません。この部分は「2. 裏スジ のメカニズム」でお話しします。

まずは、裏スジ そのものを確認しましょう。9種類あります。

裏スジ9種

裏スジ は合計9種類あります。裏スジ も含め スジ は基本的に同色牌で考えます。萬子(マンズ)なら萬子、索子(ソーズ)なら索子、筒子(ピンズ)なら筒子です。

裏スジ9種
捨て牌裏スジ
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -
に対して 裏スジは -

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

裏スジ の歴史

裏スジ という用語は昭和40年代半ば頃から登場したとされています。当初、裏スジ のことを裏面子(ウラメンツ)などとも言っていたようです。(wikipediaより)

実際、裏スジ というワードが定着する前から、捨て牌読みによって、切り出された牌の隣の牌から成る スジ は危険牌となり得るという考え方はありました。後程紹介しますが、この 裏スジ の考え方はそもそも捨て牌から様々な可能性を考え、危険牌を予測する上で妥当な考え方でもあります。

裏スジ のメカニズム

  • リャンメン待ち同色牌 で考える
  • 不用牌の切り出しによる 裏スジ
  • カンチャン から リャンメンへの切り替わりによる 裏スジ

裏スジ の考え方が有効な理由

裏スジ の前提条件

裏スジ で危険牌を考慮する場合、スジ を考える上での前提条件が必要になります。スジ を利用して捨て牌から安全牌や危険牌を推測する場合は、基本的にリャンメン待ちに対して有効です。そして スジ は同色牌で考えます。萬子なら萬子、索子なら索子、筒子なら筒子です。この、リャンメン待ち対策/同色牌で考える という前提条件は 裏スジ でも当てはまります。

なぜ 裏スジ が危険牌に成り得るのか?

まず、麻雀では極力効率の良い形で面子を作成するというセオリーがあります。このセオリーは、刻子(コーツ)や槓子(カンツ)より順子(シュンツ)が優位、そして、辺張待ち(ペンチャンマチ)や 嵌張待ち(カンチャンマチ)より両面待ち(リャンメンマチ)が優位、という考え方です。この考え方の正当性は、単純に揃える牌や待ち牌が多く面子として完成する可能性が高いという合理的な理由にあります。

刻子や槓子より順子

順子の場合、

例えば の面子を揃えるには の牌はそれぞれ4枚あり、4×3で12枚の中から揃えることが出来ます。順子の場合であればこの条件は変わりません。

ところが の刻子を揃える場合 は4枚しかないので、この4枚の可能性の中から刻子を作らなければなりません。12枚中の4枚を揃える順子に対して、4枚中の3枚を揃える刻子は圧倒的に不利な条件と言えるでしょう。槓子の場合、4枚中4枚すべての牌を揃える必要があるので刻子よりさらに難しい条件となります。

ペンチャン や カンチャン より リャンメン待ち

リャンメン待ちの場合、待ち牌は2種類になるので、待ち牌の可能性は4×2で8枚となります。ペンチャン待ちやカンチャン待ちは1種類の待ち牌なので、待ち牌の可能性は4枚となります。つまり、ペンチャン待ちやカンチャン待ちよりリャンメン待ちの方が有利だと考えられます。

実際、麻雀で和了率(アガる確率)の一番高い待ちの形はリャンメン待ちです。

このような基本セオリーを念頭にする場合、プレイヤーは順子やリャンメン待ちという形へ手牌を揃える可能性が高いということが予測されます。そして、この予測を元に切り出された牌から相手の手牌を考えます。ここに 裏スジ が危険牌であると考えるメカニズムの基本的な土台があります。この麻雀基本セオリーを念頭にするのは スジ 全般に言えることです。

不用牌の切り出しによる 裏スジ

実際の例で 裏スジ を考えてみましょう。

例えば、あるプレイヤーの手牌に索子の があるとします。序盤から中盤にかけて手牌の他の部分の面子が揃ってくる(=伸びる)と、不用な牌である が押し出されることになります。

この が切り出されると、 の 両面塔子(リャンメンターツ)が出来上がり、待ち牌は索子 - のリャンメン待ちになります。

この両面塔子 の リャンメン待ち となる - は切り出された の隣の牌である からなる スジ になります。つまり 裏スジ です。

不要牌が切り出された際、その近くでリャンメン待ちをしている場合があります。

カンチャン待ち から リャンメン待ち への切り替わりで 裏スジ が出来る

例えば、手牌に のカンチャン待ちの状態があるとします。巡目が進み、仮に をツモした場合、手牌は となります。

ここで、カンチャン待ちからより待ち牌の多いリャンメン待ちへ変更するため、 を切り出し、両面塔子 にして - のリャンメン待ち にします。

つまり、リャンメン待ちの - は 切り出された の隣の牌である から成る スジ となります。つまり 裏スジ です。

このように、カンチャン待ち から リャンメン待ち に切り替わる際に、押し出された牌の隣の牌から成る スジ=裏スジ は、リャンメン待ち そのものとなるので、危険牌と考えることが出来ます。

序盤中盤にかけての牌の整理カンチャン待ち から リャンメン待ち への切り替わり、これらによって切り出された牌の隣の牌から成るスジは危険と考える、これが 裏スジメカニズムです。不用牌の切り出しや待ちの形の変更によって 裏スジ が危険牌と成り得る例を紹介しましたが、いずれの場合も順子のリャンメン待ちという、より面子が完成する可能性が高い方向へ向かって手牌を揃えることにおいては同じと言えるでしょう。

基本セオリーに合わせた手牌の揃え方を進めると、裏スジが危険牌となる可能性が発生するのです。

裏スジ を利用した危険牌の読み方

捨て牌からそのプレイヤーの手牌に残る形と 裏スジ をみてみましょう。

裏スジ9種で危険牌を考える
(同色の牌で考えて下さい。)
捨牌残る両面搭子裏スジ=危険牌
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子 裏スジは -
危険牌と推測可能

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

数字の5の場合は裏スジが2つありますね。

裏スジ は本当に危険?

危険牌読みの一つの思考方法として身に着ける

裏スジ は本当に危険なのか?

裏スジ が本当に危険牌となるのかどうかという疑問は常にあります。実際捨て牌から 裏スジ を利用した読みによって放銃を避けることがどの程度可能なのかというと、殆どの場合当てはまらないと考えられます。

なぜなら、そもそも他家の当たり牌を正確に当てることは非常に難しいことだからです。

裏スジ が危険牌とはならない

例えば、「不用牌の切り出し」から 裏スジ が出来る場合、他家の捨て牌に があるとすると、そのプレイヤーの手牌に とあり、手牌の他の面子が伸びてきたことで不要となった が捨てられたと考え、残る形は であると推測することから、裏スジ - が危険な牌と考えます。
ですが、この場合、 は、ただの孤立牌であったということも十分考えられます。また、手牌に とあり、 は受け入れ牌が重なっているため、他の面子が伸びてきた場合、受け入れ牌の多い を残し、 を切り出すことも十分考えられます。この場合 による-のリャンメン待ちの可能性もあります。

何れの場合も が切り出されることで、その裏スジ - が危険牌となっているわけではありません

裏スジ が危険牌となる

一方で、 が序盤で捨てられている場合、 は順子を作る上で非常に受け入れ牌の多い数字なので、 から切り出されている可能性が十分あります。つまり の 裏スジ -- は危険牌と考えられます。さらに、序盤から が捨てられている場合は、チャンタなどの役を考慮する必要があるので、 はさらに危険牌と考えられるでしょう。

裏スジ は1つの思考方法として

このように 裏スジ だから危険と判断せず、その他の要素も考慮した上で他家の待ち牌を予測するようにしましょう。

因みに、福地誠氏の「科学する麻雀」では、裏スジ の危険性を否定しています。

ただ、裏スジ のメカニズムはあり得ることなので、この考えを無視するのではなく、1つの思考方法として身に着けておくのが良いと考えられます

裏スジ と 間4軒(アイダヨンケン)

  • 間4軒(アイダヨンケン)危険牌読み
  • 間4軒とは 裏スジ を共有した 裏スジ の複合でとても危険とされている スジ
  • 間4軒/リャンメン待ち/同色牌 で危険牌を考える

間4軒 とは

これは、2つある捨て牌の 裏スジ が共有されており、 裏スジ の複合形としてとても危険度が高いとされている スジ です。ただの 裏スジ ではなく、裏スジ が2つ重なってさらに危険となっている状態です。この スジ を 間4軒(アイダヨンケン)と言います。

例えば、他家の捨て牌に があったとします。 の 裏スジ は、- であり、 の 裏スジ も - です。つまり、 は同じ 裏スジ を持っています。このような場合の、 - が 間4軒 という 裏スジ の複合形です。

間4軒 が出来るのは、同じ 裏スジ を持った牌が2つ捨て牌にある場合です。

なぜ 間4軒 と言うのか?

上述した例の捨牌である、[ 2・7 ]には、間に4軒ある[ 2 3456 7 ]ので、 間4軒 という言い方をします。他に 間4軒 は3種類ありますが、何れも同じように間に4軒ある並びになります。

リャンメン待ち対策/同色牌

間4軒 も 裏スジ と同じ考えの上に成り立っています。つまり、リャンメン待ちに対して危険牌を推測することに活用します。そして萬子、索子、筒子、各同色牌で考えます。

間4軒 4種

間4軒 の スジ は全部で4種類あります。

間4軒 4種
捨て牌間4軒
捨て牌 に対して 間4軒は -
捨て牌 に対して 間4軒は -
捨て牌 に対して 間4軒は -
捨て牌 に対して 間4軒は -

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

捨牌から見る 間4軒 の具体例

具体的な例で説明してみます。他家の捨て牌が以下のような場合を考えます。

他家の捨て牌

注目するのは捨て牌にある索子の です。この[ 2 ]と[ 7 ]が切り出された理由を推測してみましょう。
このプレイヤーの手牌に、 があったと予測します。手が進むに連れ、他の部分が伸びてきます(=面子が揃う)。そうした場合、 が不要となり、切り出されることがあります。[ 2・7 ]が切り出されれば、両面塔子 のリャンメン待ち - になります。

この - は、切り出された の 裏スジ でもあり、 の 裏スジ でもあります。裏スジ が2つ重なっている状態ですので、間4軒として危険なスジとなります。

しかしながら、 が切り出されて、間4軒 のスジを持つ 捨牌 が河(ホー)にあったとしても、 をツモして、既に 或いは、 の面子が完成していれば、 - の間4軒は通ることになります。
一般的に 間4軒 のスジは、序盤中盤に切り出された数牌で出来ていた場合に考慮する危険牌のスジと言われています。

間4軒 を利用した危険牌の読み方

捨て牌からそのプレイヤーの手牌に残る形と 間4軒 をみてみましょう。

間4軒4種で危険牌を考える
(同色の牌で考えて下さい。)
捨牌残る形間4軒=危険牌
捨牌 残る両面塔子
間4軒となるスジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子
間4軒となるスジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子
間4軒となるスジは -
危険牌と推測可能
捨牌 残る両面塔子
間4軒となるスジは -
危険牌と推測可能

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

裏スジ と 跨ぎスジ(またぎスジ)

跨ぎスジはその他の通り捨て牌を跨いているスジのこと

  • 跨ぎスジ(マタギスジ)危険牌読み
  • 跨ぎスジ(マタギスジ)は 捨牌 を跨ぐ スジ のこと
  • 跨ぎスジ/リャンメン待ち/同色牌 で危険牌を考える

跨ぎスジ(またぎスジ)とは

跨ぎスジ(またぎスジ)とは、ある 捨牌 を跨ぐ スジ のことを言います。例えば、 を跨いだ スジ である -- の 跨ぎスジ です。

跨ぎスジ

跨ぎスジ は他家の捨て牌から危険牌を推測する場合に利用する スジ です。危険牌の推測という意味では 裏スジ や 間4軒 と同じです

跨ぎスジ は、ある捨て牌を跨いでいる スジ ですが、捨て牌の隣の牌から成るスジという見方も出来ます。その意味では 裏スジ にも近く、裏スジと跨ぎスジを同種のスジとして考える場合もあります。

実際、裏スジ と同じ スジ ではありませんが、考え方が似ています。

跨ぎスジ7種

跨ぎスジは合計7種類あります。[ 1 ]と[ 9 ]の 跨ぎスジ はありません。また、[ 3 ]~[ 7 ]の 跨ぎスジ は左右2牌が 跨ぎスジ となっています。

スジ
捨て牌
スジ
[ 1 ]
[ 2 ]
[ 4 ]
[ 12 ]
[ 3 ]
[ 45 ]
[ 23 ]
[ 4 ]
[ 45 ]
[ 34 ]
[ 5 ]
[ 67 ]
[ 45 ]
[ 6 ]
[ 78 ]
[ 56 ]
[ 7 ]
[ 89 ]
[ 6 ]
[ 8 ]
[ 9 ]

つまり、[ 3 ]~[ 7 ]ではある捨て牌を跨いでいるスジという見方と左右2牌が 跨ぎスジ という見方も可能です。

跨ぎスジ7種
捨て牌跨ぎスジ
捨て牌 に対して 跨ぎスジは -
捨て牌 に対して 跨ぎスジは --
捨て牌 に対して 跨ぎスジは --
捨て牌 に対して 跨ぎスジは --
捨て牌 に対して 跨ぎスジは --
捨て牌 に対して 跨ぎスジは --
捨て牌 に対して 跨ぎスジは -

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

この スジ は、ゲームの中盤や終盤、特に立直宣言時など、局の後半で危険な スジ と考えられる傾向があります。必ずしも 跨ぎスジ が危険であるとは限らないので、裏スジ や 間4軒 の スジ を危険牌として優先し、局の後半で 跨ぎスジ も考慮してみると良いでしょう。

跨ぎスジの具体例

具体例で考えてみましょう。

手牌に が揃っているとします。この[ 5 5 6 ]は - の リャンメン待ち でもあるし、 をアタマにすることもできます。ですので、通常なるべくそのままの形でとっておくと考えるでしょう。

ゲームの進行と共に、他の面子が揃い始めると、 を切り出し両面塔子 での - のリャンメン待ち とする状況が多くあります。このようになると、切り出された の跨ぎスジである - が危険牌となります。

跨ぎスジ

跨ぎスジ7種で危険牌を考える
(同色の牌で考えて下さい。)
捨牌残る形跨ぎスジ=危険牌
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは -
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは --
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは -
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは --
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは --
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは --
で終盤にかけて危険牌成り得る
捨牌 残る両面塔子
跨ぎスジは -
で終盤にかけて危険牌成り得る

※筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)、萬子(マンズ)それぞれ同色の牌で考える

序盤の裏スジ、中盤(終盤)の跨ぎスジ

「序盤の裏スジ、中盤の跨ぎスジ」「ソバテン」に注意!

序盤の裏スジ、中盤の跨ぎスジ」とは麻雀で頻繁に言われる所謂格言です。序盤の 裏スジ や中盤の 跨ぎスジ は危険な牌になる傾向があるということです。

終盤の 跨ぎスジ という考えは、ソバテン と言われる考え方と似ています。ソバテンとは、立直宣言の牌や立直直前の数牌(シューパイ)の隣の牌とそのスジは危険牌となりえるという考え方です。

ソバテン

  • ソバテン:立直宣言の牌や直前の数牌の隣の牌とそのスジ牌は危険

隣の牌とそのスジ牌は危険

ソバテン とは、立直宣言時に捨てられた数牌や立直直前の数牌、これらの数牌の隣の牌とそのスジ牌は危険牌であるという考えのことです。待ち牌が立直宣言牌の傍(ソバ)という意味からきています。ソバ で テンパイ しているということです。

例えば以下のような捨て牌の場合

ソバテン の視点から捨て牌を読むと、リーチ宣言牌 の 隣の牌である と そのスジ - - - が危険牌と推測されます。

ソバテンを考える

例の捨て牌では、筒子の を切って立直を宣言しています。この筒子の[ 7 ]を切ったということで、想定できるツモやそれによる待ちを考えた場合、 と手牌にあり、 をツモしたので、不要な を切り による - のリャンメン待ちにしている可能性がある。または、 と手牌あり、 をツモしたので、 による - のリャンメン待ちの可能性もあります。
このような推測が可能です。

また、捨てられた数牌の隣の牌から成るスジは、裏スジのことでもあります。

例の捨て牌では序盤からヤオチューハイが切られているので、ピンフ や タンヤオ を狙っている可能性があります。特にピンフの場合はリャンメン待ちが条件なので、スジは危険と考えられます。

ソバテン予想の色々

その他に筒子の7を切っていることによって考えられるケースを紹介します。

  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 をツモ 切り → による - 待ち
  • 手牌 切り → - 待ち

まとめ

すべての スジ についても言えることですが、裏スジ だけで危険牌を考え打牌(ダハイ)するようなことは避けましょう

裏スジ間4軒跨ぎスジ など、危険牌を予測するこれらの スジ を利用して捨て牌を読む場合、全体的な河(ホー)の様子や自分の手牌、表スジ、中スジ、片スジ、壁など、その他の要素も考慮し、相対的な位置づけとして参考にするのが良いでしょう。

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